NetBackup ™ セキュリティおよび暗号化ガイド

NetBackup 証明書またはホスト ID ベースの証明書は、NetBackup のインストール時にマスターサーバーに配備されます。インストールの終了後、クラスタマスターサーバーで外部証明書を手動で構成する必要があります。

クラスタマスターサーバーのセットアップでは、各ノードのローカルディスクに存在する各クラスタノードに対して 1 つの外部証明書を構成する必要があります。さらに、クラスタの共有ディスクに存在する仮想名に対して 1 つの証明書を構成する必要があります。

仮想名の外部証明書の登録に必要な NetBackup 構成オプション (たとえば、CLUSTER_ECA_CERT_PATH) は、nbcl.conf ファイルに格納されます。このファイルは共有ディスク上に存在し、各クラスタノードの外部証明書構成オプションは、bp.conf ファイルまたは Windows レジストリに格納されます。

Windows 証明書ストアは、仮想名の外部証明書ソースとしてサポートされていません。クラスタノードの証明書のソースとして使用できます。

仮想名の個別の CRL 構成オプションはありません。ノード上の ECA_CRL_CHECK 構成オプションに基づき、クラスタノードの証明書失効リスト (CRL)、つまり ECA_CRL_PATH または CDP が、通信時にピアホストの証明書の失効状態を確認するために使用されます。したがって、マスターサーバーの仮想名の外部証明書を使用する前に、CRL の構成オプションを設定する必要があります。

外部 CA の証明書失効リストについてを参照してください。