NetBackup ™ セキュリティおよび暗号化ガイド

NetBackup マスターサーバーの MANAGE_WIN_CERT_STORE_PRIVATE_KEY オプション

MANAGE_WIN_CERT_STORE_PRIVATE_KEY オプションを使用して、Windows 証明書ストアにある証明書の秘密鍵に対する権限の自動管理を無効にできます。

このオプションは、NetBackup サービスがローカルサービスアカウントのコンテキストで実行されている場合にのみ、Windows 証明書ストアに適用されます。

NetBackup サービスがローカルサービスアカウントのコンテキストで実行されている場合、サービスには Windows 証明書ストアで証明書の秘密鍵を読み取る権限が付与されている必要があります。

MANAGE_WIN_CERT_STORE_PRIVATE_KEY オプションを Automatic に設定すると、特権ユーザーアカウントのコンテキストで実行されている NetBackup サービスは、必要に応じてその他すべての NetBackup サービスに秘密鍵を読み取るためのアクセス権を付与します。

NetBackup サービスがローカルサービスアカウントのコンテキストで実行されている場合の Windows 証明書ストアの制限事項を参照してください。

デフォルトでは、秘密鍵の権限は自動で管理されます。MANAGE_WIN_CERT_STORE_PRIVATE_KEY オプションを Disabled に設定すると、秘密鍵の権限を手動で管理する必要があります。

このオプションが Disabled の場合に権限を手動で更新するには、次のコマンドを実行します。

nbcertcmd -setWinCertPrivKeyPermissions -reason audit reason -force

コマンドラインオプションについて詳しくは、『NetBackup コマンドリファレンスガイド』を参照してください。