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Veritas InfoScale™ 8.0.2 仮想化ガイド - Linux on ESXi
Last Published:
2023-07-18
Product(s):
InfoScale & Storage Foundation (8.0.2)
Platform: Linux,VMware ESX
- 第 I 部 概要
- 第 II 部 VMware 環境での Veritas InfoScale 製品の配備
- 第 III 部 VMware 環境での Veritas InfoScale 製品コンポーネントの使用例
- Cluster Server を使用するアプリケーションの可用性
- 多層型ビジネスサービスのサポート
- Dynamic Multi-Pathing を使ったストレージの可視性、可用性、I/O パフォーマンスの向上
- データ保護、ストレージ最適化、データ移行、データベースパフォーマンスの向上
- VMware ディスク上の Storage Foundation Cluster File System High Availability を使った高速フェールオーバー用仮想マシンの設定
- 第 IV 部 参照先
非 SCSI3 フェンシングの設定
VMDK ファイルは現在 SCSI-3 Persistent Reservation をサポートしていないため、非 SCSI-3 PR フェンシングを使う必要があります。CP (Coordination Point の略でコーディネーションポイントの意味) サーバーは、必須レベルのサーバーベースフェンシングを提供します。設定プロセスのこの時点では、このクラスタで使われる 3 つの CP サーバーが利用可能で、CP サービスが起動し、動作していることが必要です。
非 SCSI-3 フェンシングを設定するには
- インストーラプロセスの開始時にフェンシングを起動し、[フェンシングの有効化 (Enable Fencing)]オプションを選択している場合は、フェンシングの設定を求めるメッセージが表示されます。
この時点でフェンシングの有効化を選択しない場合、クラスタ設定は終了します。クラスタでフェンシングを有効にするためには、installsfcfsha61 -fencing を実行する必要があります。
- インストーラのフェンシング設定までのナビゲート方法に関係なく、コーディネーションポイントクライアントベースのフェンシングを表すオプション 1 を選択します。
- ストレージ環境が SCSI-3 PR をサポートしているときにメッセージが表示された場合、VMDK ファイルは SCSI-3 PR をサポートしないため、n を選択します。
- 非 SCSI-3 フェンシングを設定する場合にメッセージが表示されたら、y を選択します。
- 実稼動環境の場合は、3 つの CP サーバーをお勧めします。コーディネーションポイントの数を求めるメッセージを表示されたら、3 と入力します。
- CP サーバーが応答準備するインターフェースの数と、各インターフェースの IP アドレスを指定します。CP サーバーに複数のネットワークを介して到達可能な場合、すべてのインターフェースを設定することをお勧めします。これによって、競合状態が起きた場合、SFCFSHA ノードは最大の通信柔軟性を実現できます。
他の CP サーバーのホスト名と VIP を入力し、フェンシング設定を見直します。
- メッセージが表示されたら、セキュアモードを選択します。クラスタノードと CP サーバー間のすべての信頼関係は自動的に設定されます。
- クラスタ情報が正しいことを確認します。各ノードは各 CP サーバーに登録されます。この処理が完了すると、インストーラで VCS が再起動し、フェンシング設定が適用されます。現時点で、ファイルシステムはまだ設定していません。
- メッセージが表示された場合は、クライアントにコーディネーションポイントエージェントを設定し、CP サーバーがクラスタからプロアクティブに監視されるようにすることをお勧めします。この手順で、フェンシング設定は完了です。
フェンシング設定が完了したら、その設定が正しいか検証できます。
フェンシング設定を検証するには
- 各 CP サーバーをクエリーして、各ノードが登録されているか検証します。
# CCPS_USERNAME=CPSADM@VCS_SERVICES # CPS_DOMAINTYPE=vx [root@cfs01 install]# cpsadm -s cps1v -a list_nodes ClusterName UUID Hostname(Node ID) Registered =========== ====================================== ================ ========== cfs0 {38910d38-1dd2-11b2-a898-f1c7b967fd89} cfs01(0) 1 cfs0 {38910d38-1dd2-11b2-a898-f1c7b967fd89} cfs02(1) 1 cfs0 {38910d38-1dd2-11b2-a898-f1c7b967fd89} cfs03(2) 1 cfs0 {38910d38-1dd2-11b2-a898-f1c7b967fd89} cfs04(3) 1 [root@cfs01 install]# cpsadm -s cps1v -a list_membership -c cfs0 List of registered nodes: 0 1 2 3
- 各 CP サーバーに対して同じコマンドもう一度実行します。
- VCS Cluster Explorer の画面を使うと、CP サーバーを監視するために vxfen サービスグループが作成されていることと、そのグループが正常な状態であることを確認できます。