Veritas NetBackup™ Appliance セキュリティガイド
- NetBackup appliance セキュリティガイドについて
- ユーザー認証
- ユーザー権限の確認
- 侵入防止、侵入検知システム
- ログファイル
- オペレーティングシステムのセキュリティ
- データセキュリティ
- Web セキュリティ
- ネットワークセキュリティ
- コールホームセキュリティ
- IPMI セキュリティ
- STIG と FIPS への準拠
- 付録 A. セキュリティのリリース内容
NetBackup appliance ポートについて
NetBackup ソフトウェアによって使用されるポートに加えて、NetBackup アプライアンスはインバンドとアウトオブバンドの両方の管理にも対応します。帯域外の管理は別のネットワーク接続、リモート管理のモジュール(RMM)、インテリジェントプラットフォーム管理インターフェース(IPMI)によって行われます。 必要に応じてファイアウォールによってこれらのポートを開き、リモートのノートパソコンや KVM(キーボード、ビデオモニタ、マウス)からの管理サービスへのアクセスを許可します。
警告:
NetBackup Appliance Web Consoleは現在、デフォルトポート 443 の HTTPS のみを経由して利用可能です。HTTP を経由するポート 80 は無効です。 Web コンソールにログインするには、https://<appliance-name>
を使います。appliance-name はアプライアンスの完全修飾ドメイン名 (FQDN) で、IP アドレスになる場合もあります。
表: インバウンドポート は、NetBackup Appliance へのインバウンド通信用に開いたポートの一覧を示します。
表: インバウンドポート
ポート | サービス | 説明 |
---|---|---|
22 | ssh | インバンド管理 CLI |
443 | HTTPS | インバンド管理 GUI |
5900 | KVM | CLI アクセス、ISO、CD-ROM リダイレクト |
623 | KVM | (開いた場合に使用されるオプション) |
2049 | NFS | NFS |
445 | CIFS(ログ / 共有をインストール) |
+ NetBackup 統合型ストレージマネージャ
*ベリタスリモート管理 - リモートコンソール
表: 送信ポート に、アプライアンスのアウトバウンドポートを示します。これらのポートは、対象サーバーへの警告や通知の送信を許可します。
表: 送信ポート
ポート | サービス | 説明 |
---|---|---|
443 | HTTPS | ベリタスへのコールホーム通知 SDCS 証明書のダウンロード |
162** | SNMP | アプライアンスの更新のダウンロード |
22 | SFTP | ベリタスへのログのアップロード |
25 | SMTP | 電子メール警告 |
389 | LDAP | |
636 | LDAPS | |
514 | rsyslog | ログ転送 |
** このポート番号は、リモートサーバーと一致するように、アプライアンス構成内で変更できます。
表: Out of Band Management ポート に、NetBackup Appliance の Out of Band Management ポートを示します。
表: Out of Band Management ポート
80 | HTTP | 帯域外の管理(ISM+ または RM*) |
443 | HTTP | 帯域外の管理(ISM+ または RM*) |
5900 | KVM | CLI アクセス、ISO、CD-ROM リダイレクト |
623 | KVM | (開いた場合に使用されるオプション) |
7578 | RMM | CLI アクセス |
5120 | RMM | ISO と CD-ROM リダイレクト |
5123 | RMM | フロッピーリダイレクト |
7582 | RMM | KVM |
5124 | HTTPS | CD-ROM |
5127 | USB またはフロッピー | |
2049 | NFS | NFS |
445 | CIFS(ログ / 共有をインストール) |
+ NetBackup 統合型ストレージマネージャ
*ベリタスリモート管理 - リモートコンソール
メモ:
ポート 7578、5120、5123 は非暗号化モード用です。ポート 7582、5124、5127 は暗号化モード用です。
適用可能なすべてのポートの一覧は、『NetBackup ネットワークポートリファレンスガイド』で参照できます。