Veritas NetBackup™ Appliance セキュリティガイド
- NetBackup appliance セキュリティガイドについて
- ユーザー認証
- ユーザー権限の確認
- 侵入防止、侵入検知システム
- ログファイル
- オペレーティングシステムのセキュリティ
- データセキュリティ
- Web セキュリティ
- ネットワークセキュリティ
- コールホームセキュリティ
- IPMI セキュリティ
- STIG と FIPS への準拠
- 付録 A. セキュリティのリリース内容
NetBackup アプライアンスで認証できるユーザーの種類
アプライアンスのローカルユーザーを直接追加したり、LDAP サーバー、AD(Active Directory)サーバー、または NIS サーバーのユーザーを登録したりできます。 リモートユーザーを登録すると、既存のディレクトリサービスを利用してユーザー管理と認証を行うことができるので便利です。表: NetBackup アプライアンスのユーザーの種類 は、NetBackup アプライアンスに追加できるユーザーの種類を示します。
メモ:
アプライアンスの役割を構成する前にローカルユーザーコマンドを問題なく使うことはできません。アプライアンスの役割が構成されていない場合、ユーザー権限の付与などを含むすべてのローカルユーザーコマンドが失敗します。役割を構成する前にローカルユーザーコマンドを実行すると、役割を構成した後に同じコマンドを実行しても失敗します。一部のコマンドは、予期しない動作または望ましくない動作につながることがあります。この状況を防止するには、アプライアンスの構成が完了するまでローカルユーザーコマンドを使わないことがベストプラクティスです。
表: NetBackup アプライアンスのユーザーの種類
ユーザーの種類 | 説明 | 注意 |
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ローカル (ネーティブユーザー) | ローカルユーザーは、アプライアンスのデータベースに追加され、LDAP サーバーのような外部ディレクトリベースのサーバーに対して参照されることはありません。ユーザーを追加したら、適切なアプライアンスのアクセス権を認可したり取り消せます。 |
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LDAP | LDAP (Lightweight Directory Access Protocol)ユーザーまたはユーザーグループが、外部 LDAP サーバー上に存在します。LDAP サーバーと通信するようにアプライアンスを構成すると、これらのユーザーとユーザーグループをアプライアンスに登録できます。ユーザーを登録(追加)したら、適切なアプライアンスのアクセス権限を認可または取り消しができます。 LDAP ユーザーの認証についてを参照してください。 |
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Active Directory | AD(Active Directory)ユーザーまたはユーザーグループは、外部 AD サーバー上に存在します。AD サーバーと通信するようにアプライアンスを構成すると、これらのユーザーとユーザーグループをアプライアンスに登録できます。ユーザーを登録(追加)したら、適切なアプライアンスのアクセス権限を認可または取り消しができます。 Active Directory ユーザーの認証についてを参照してください。 |
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Kerberos-NIS | NIS (ネットワーク情報サービス)ユーザーまたはユーザーグループは、外部 NIS サーバー上に存在します。LDAP や AD の実装とは違って、NIS ドメインと通信するようにアプライアンスを構成する場合は Kerberos 認証が必要です。NIS ユーザーが登録されるようにアプライアンスを構成するには、既存の Kerberos サービスを NIS サーバーに関連付ける必要があります。 NIS サーバーや Kerberos サーバーと通信するようにアプライアンスを構成すると、NIS ユーザーとユーザーグループをアプライアンスに登録できます。ユーザーをアプライアンスに登録(追加)したら、適切なアプライアンスのアクセス権を認可または取り消しができます。 Kerberos-NIS ユーザーの認証についてを参照してください。 |
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新しいユーザーの構成について詳しくは、『NetBackup Appliance 管理者ガイド』を参照してください。