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NetBackup™ マスターサーバーのクラスタ化管理者ガイド
Last Published:
2022-05-05
Product(s):
NetBackup (10.0)
- NetBackup マスターサーバーのクラスタ化の概要
- Windows Server Failover Clustering での NetBackup
- UNIX または Linux 上の Veritas Cluster Server での NetBackup
- Unix または Linux 上の VCS に NetBackup フェールオーバーサーバーをインストールする場合のインストール前チェックリストについて
- Windows 上の Veritas Cluster Server での NetBackup
- NetBackup の構成
- 操作上の注意事項
- 付録 A. 複数インターフェースを使用するクラスタ内の NetBackup マスターサーバー
クラスタでの NetBackup フェールオーバーサーバーのデータ保護について
NetBackup ではいくつかの方法でクラスタ環境のデータが保護されます。
フェールオーバーサーバーとしてインストールする場合、NetBackup サーバーは仮想サーバーアプリケーションとしてクラスタにインストールされます。このため、サーバーを他のノードへフェールオーバーできます。サーバーには、ネットワーク名リソース (仮想サーバー名)、IP アドレスリソースおよびディスクリソースが割り当てられます。アクティブノードでエラーが発生すると、NetBackup サーバーは別のノードにフェールオーバーします。このフェールオーバーによって、NetBackup サーバー自体の高可用性を実現できます。
フェールオーバーマスターサーバーでは、プライマリサーバー名として仮想サーバー名を使用します。この仮想サーバー名は、このマスターサーバーを使用しているすべてのメディアサーバーおよびクライアントに対して使用されます。
フェールオーバーの発生時に、実行中であったバックアップジョブは、失敗したバックアップの通常の NetBackup の再試行処理によって、再スケジュールされます。別のノードで NetBackup サービスが起動され、バックアップ処理が再開します。
NetBackup フェールオーバープライマリサーバーは、アクティブ/パッシブのフェールオーバー構成で動作します。アクティブノードとパッシブノード (フェールオーバーノード) は、マスターサーバーと同じバージョンである必要があります。
クラスタでのスタンドアロンメディアサーバーおよび NetBackup クライアントの使用方法の概要については、このマニュアルの後の部分でも説明します。