NetBackup™ マスターサーバーのクラスタ化管理者ガイド
- NetBackup マスターサーバーのクラスタ化の概要
- Windows Server Failover Clustering での NetBackup
- UNIX または Linux 上の Veritas Cluster Server での NetBackup
- Unix または Linux 上の VCS に NetBackup フェールオーバーサーバーをインストールする場合のインストール前チェックリストについて
- Windows 上の Veritas Cluster Server での NetBackup
- NetBackup の構成
- 操作上の注意事項
- 付録 A. 複数インターフェースを使用するクラスタ内の NetBackup マスターサーバー
Windows 上の VCS での NetBackup のインストール前提条件
NetBackup フェールオーバーサーバーをインストールおよび構成するには、次の要件が満たされている必要があります。
VCS および現在の NetBackup バージョンで、ハードウェアがサポートされていることを確認します。サポート対象のストレージデバイスのリストについては、次の Web サイトを参照してください。
ストレージデバイスが正常にインストールおよび構成されて、Windows 環境で動作していることを確認します。『NetBackup インストールガイド』のストレージデバイスの構成方法に関する項を参照してください。
Veritas Storage Foundation HA がインストールされ、VCS が正しく構成されていることを確認します。NetBackup は VCS でサポートされるすべてのノードにインストールできます。NetBackup サービスグループは、インストール時に作成されます。
VCS Windows (SFW-HA 4.1 と SFW-HA 4.2) の場合、現在の NetBackup バージョンのインストールまたはアップグレードを行う前に、入手可能なパッチがインストールされていることを確認してください。このパッチは、次の Web サイトで入手できます。
https://www.veritas.com/support/en_US.html
メモ:
まれに、NetBackup マスタークラスタのインストール後、リソースがサービスグループにインストールされないことがあります。形式「NetBackupVCS」のリソースが手動で追加された場合、NetBackupVCS の属性は空白になり、このリソースはクラスタサーバーでプローブできません。回避方法については、テクニカルサポートチームにお問い合わせください。
NetBackup 用のクラスタディスクグループおよびダイナミックボリュームが共有ストレージに作成されていることを確認します。作成方法について詳しくは、『Veritas Storage Foundation 管理者ガイド』を参照してください。
NetBackup をインストールする前に、NetBackup が使用するすべてのディスクリソースを、Veritas Enterprise Administrator (VEA) に構成しておく必要があります。
VCS の NetBackup リソースに仮想 IP アドレスおよび仮想ホスト名が割り当てられていることを確認します。NetBackup クラスタグループに対してのみこれらを使用します。仮想名に 15 文字を超える名前は指定できません。
また、クラスタで NetBackup のインストールが初めて実行されるノードのディスクリソースがオンラインであることも確認します。
クラスタ化された NetBackup マスターサーバーでは、マスターサーバーがロボット制御ホストの場合、NetBackup をインストールする各ノードにロボットデバイスとテープデバイスを物理的に接続します。デバイスは SCSI またはファイバーチャネルで接続します。OS コマンドを使用してすべてのデバイスが正しく接続されていることを確認します。『NetBackup デバイス構成ガイド』を参照してください。
NetBackup Enterprise Server または NetBackup サーバーの現在のバージョンのインストールプログラムおよび有効なライセンスキーを確認します。
Windows では、プッシュインストールする場合、クラスタの両方のノードでパブリックネットワークの名前が同じである必要があります。
すべてのノードの同じパスに NetBackup をインストールする必要があります。