NetBackup™ マスターサーバーのクラスタ化管理者ガイド
- NetBackup マスターサーバーのクラスタ化の概要
- Windows Server Failover Clustering での NetBackup
- UNIX または Linux 上の Veritas Cluster Server での NetBackup
- Unix または Linux 上の VCS に NetBackup フェールオーバーサーバーをインストールする場合のインストール前チェックリストについて
- Windows 上の Veritas Cluster Server での NetBackup
- NetBackup の構成
- 操作上の注意事項
- 付録 A. 複数インターフェースを使用するクラスタ内の NetBackup マスターサーバー
デバイスの構成ガイドライン
クラスタ構成の NetBackup サーバーのデバイスの構成に対するガイドラインを次に示します。
可能な場合、[SCSI Persistent RESERVE]保護オプションを選択します。SCSI Persistent RESERVE の使用は推奨されますが、ハードウェアによって適切にサポートされているかどうかを確認してください。 詳しくは『NetBackup 管理者ガイド Vol. 2』を参照してください。https://www.veritas.com/support/en_US/article.DOC5332
このオプションを使用すると、NetBackup では、フェールオーバー後に予約済みドライブをリカバリおよび使用することができます (NetBackup で予約が所有されている場合)。SPC-2 SCSI RESERVE を使用する場合は、予約の所有者が正常に動作しないため、通常ドライブのリセットが必要になります。 ドライブをリセットする方法と[SCSI RESERVE を有効にする (Enable SCSI Reserve)]の設定について詳しくは、『NetBackup 管理者ガイド』を参照してください。
1 つのノードだけに接続され、他のノードに接続されていないデバイスは、接続されているノードがオンラインである場合にのみ使用できます。NetBackup フェールオーバーマスターサーバーの場合、NetBackup がインストールされている各ノードにすべてのデバイスを接続します。必要に応じて、共有 SCSI またはファイバーチャネル接続を使用してデバイスを共有します。
NetBackup メディアサーバーのフェールオーバー構成の場合は、NetBackup メディアサーバー名としてアクティブノード名を使用して、NetBackup マスターサーバーからデバイスを構成します。
ロボットライブラリ内のテープデバイスの場合、ロボットドライブ番号フィールドが正しく設定されていることを確認します。ロボットライブラリの製造元の定めるドライブの番号付けスキームを使用します。 NetBackup ではロボットの最初のドライブはロボットドライブ番号 1 と見なされます。製造元のドライブの番号付けスキームが異なる番号 (0 など) から始まっている場合は、それに合わせて調整します。
フェールオーバーサーバーによって使用されているロボット番号が、そのロボットを使用するすべてのサーバーで一致していることを確認します。 あるノードに定義されたロボット番号が別のノードに定義された番号と一致しない場合、バックアップは失敗する可能性があります。
クラスタに存在するストレージユニットを作成する場合、[メディアサーバー (Media server)]の設定には NetBackup フェールオーバーサーバーの仮想名を選択します。
ストレージユニットの作成時にメディアサーバーに[すべてのサーバー (Any server)]を選択すると、バックアップ操作およびリストア操作の実行時に仮想 NetBackup サーバーが選択されます。