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NetBackup ™ セキュリティおよび暗号化ガイド

Last Published: 2022-10-21

Product(s): NetBackup (10.1)

NetBackup での安全な通信について

NetBackup 8.1 以降のホストは、セキュアモードでのみ相互に通信できます。NetBackup 8.1 のホストが通信を行うには、認証局 (CA) 証明書とホスト ID ベースの証明書が必要です。NetBackup では、ホスト通信にトランスポート層セキュリティ (TLS) プロトコルを使用します。このプロトコルでは、各ホストがそのセキュリティ証明書を提示するとともに、認証局 (CA) の証明書に対してピアホストの証明書を検証する必要があります。

NetBackup ホスト間のすべての制御通信 (または制御チャネル) は、トランスポート層セキュリティ (TLS) プロトコルバージョン 1.2 と X.509 証明書を使用して保護されます。制御通信は、NetBackup ソフトウェアによるバックアップ、アーカイブおよびリストア操作の開始、制御、監視に使用されます。

データ通信は、NetBackup を使用してバックアップされるデータで構成されます。セキュリティポリシーは、バックアップ管理者に対して、NetBackup クライアントがメタデータとデータを NetBackup サーバーに送信するチャネルが安全であることを保証することを要求します。NetBackup 10.0 以降では、バックアップイメージとメタデータは安全な通信によって回線を介して暗号化されます。この機能は、データチャネルの暗号化または移動中のデータの暗号化 (DTE) と呼ばれます。

次のチャネルはデータチャネルとして分類されます。

tar ストリーム (クライアントからメディアサーバー): これは、クライアントとメディアサーバー間で tar またはデータストリームが送信されるチャネルです。バックアップ操作の間に、メディアサーバーはクライアントからデータを受信し、ストレージに送信します (OST プラグイン経由など)。リストア時には方向が逆になります。
tar ストリーム (メディアサーバーからメディアサーバー): このチャネルは複製中に使用されます。
カタログ情報 (クライアントからメディアサーバー): これは、クライアントとメディアサーバー間でカタログ情報と制御コマンドが送信されるチャネルです。このチャネルを介して送信されるデータの量は、バックアップを構成するファイルとディレクトリの数に比例します。メディアサーバーは、クライアントから受信したカタログ情報をプライマリサーバーに送信します。
カタログ情報 (メディアサーバーからプライマリサーバー): これは、メディアサーバーからプライマリサーバーにカタログ情報が送信されるチャネルです。

の 2 つのNetBackupノード、［ホスト管理 (Host Management)］と［グローバルセキュリティ設定 (Global Security Settings)］では、安全に通信するための設定を行います。

ホスト管理についてを参照してください。

ホスト ID からホスト名へのマッピングの追加を参照してください。

グローバルセキュリティ設定についてを参照してください。

安全な通信の設定についてを参照してください。

ディザスタリカバリ設定についてを参照してください。

2 つのコマンド、nbhostmgmt および nbhostidentity と、機能強化された nbcertcmd および nbseccmd コマンドでは、証明書の配備とその他のセキュリティ設定を管理するオプションを指定できます。