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NetBackup IT Analytics Data Collector インストールおよび構成ガイド

Last Published: 2025-03-24

Product(s): NetBackup IT Analytics (11.6)

IBM Spectrum Protect (TSM) Data Collector ポリシーの追加

ポリシーの追加前: データコレクタポリシーの追加先となるデータコレクタがポータル内に存在する必要があります。
特定のベンダーの特定の前提条件とサポート対象の構成については、『認定構成ガイド』を参照してください。
ポリシーの追加後: ポリシーによっては、［コレクタ管理 (Collector Administration)］ページの処理バーの［実行 (Run)］ボタンを使用して、オンデマンドで収集を実行できます。［実行 (Run)］ボタンは、ポリシーベンダーがサポートされている場合にのみ表示されます。
オンデマンド収集では、収集を実行する精査とデバイスを選択できます。この処理によって、スケジュール設定された実行と同じデータと、トラブルシューティングのためのログ情報が収集されます。精査の説明については、ポリシーを参照してください。

ポリシーを追加するには

［管理 (Admin)］、［データ収集 (Data Collection)］、［コレクタ管理 (Collector Administration)］の順に選択します。現在構成されているポータル Data Collector が表示されます。
必要に応じてコレクタを検索します。
リストから Data Collector を選択します。
［ポリシーの追加 (Add Policy)］をクリックし、メニューでベンダー固有のエントリを選択します。
パラメータを入力するか、選択します。必須パラメータにはアスタリスク (*) が付いています。
表: ポリシーのパラメータを参照してください。を参照してください。
［OK］をクリックして、ポリシーを保存します。
Data Collector サーバーで、Data Collector ソフトウェアをインストールまたは更新します。

表: ポリシーのパラメータ

フィールド	説明
コレクタドメイン (Collector Domain)	コレクタのバックアップポリシーが追加されるコレクタのドメイン。これは読み取り専用フィールドです。デフォルトでは、新しいポリシーのドメインはコレクタのドメインと同じになります。このフィールドは、コレクタを追加するときに設定されます。
ポリシードメイン (Policy Domain)	［ポリシードメイン (Policy Domain)］は、Data Collector 用に構成されるポリシーのドメインです。［ポリシードメイン (Policy Domain)］は、［コレクタドメイン (Collector Domain)］と同じ値に設定する必要があります(コレクタドメインは、Data Collector のインストール処理中に指定されたドメインです。) ドメインは、ホストグループ階層の最上位を識別します。新しく検出されたホストはすべて、［ポリシードメイン (Policy Domain)］に関連付けられている root ホストグループに追加されます。通常は、1 つの［ポリシードメイン (Policy Domain)］のみがドロップダウンリストで利用可能になります。マネージドサービスプロバイダの場合、顧客ごとに独自のホストグループ階層を持つ一意のドメインが存在します。ドメイン名を見つけるには、ログイン名をクリックし、メニューの［マイプロファイル (My Profile)］を選択します。ドメイン名はプロファイル設定に表示されています。
IBM Spectrum Protect (TSM) インスタンス (IBM Spectrum Protect (TSM) Instances)
アクティブ (Active)	［アクティブ (Active)］をクリックして、データ収集ポリシーで使用する IBM Spectrum Protect (TSM) サーバーまたはインスタンスを指定します。複数の選択がサポートされています。追加のフィールドを構成する必要がある場合は、選択したときに［サーバーの構成 (Configure Server)］ダイアログボックスが自動的に表示されます。
追加 (Add)	［追加 (Add)］をクリックして、IBM Spectrum Protect (TSM) サーバーまたはインスタンスを追加します。［IBM Spectrum Protect (TSM) Data Collector ポリシー (IBM Spectrum Protect (TSM) Data Collector Policy)］画面を使用してこのテーブルに追加された IBM Spectrum Protect (TSM) サーバーは、［インベントリ (Inventory)］にも表示されます。メモ: Data Collector ポリシーは複数のインスタンスに配置できますが、1 つのインスタンスは複数のポリシーに存在できません。データコレクタポリシー内の IBM Spectrum Protect (TSM) サーバーの追加または構成を参照してください。
構成 (Configure)	［IBM Spectrum Protect (TSM) インスタンス (IBM Spectrum Protect (TSM) Instances)］テーブルの行を選択します。ダブルクリックするか［構成 (Configure)］をクリックして、選択した TSM サーバーまたはインスタンスの情報を変更または追加します。データコレクタポリシー内の IBM Spectrum Protect (TSM) サーバーの追加または構成を参照してください。
インポート (Import)	［インポート (Import)］をクリックして、IBM Spectrum Protect (TSM) サーバーまたはインスタンスの構成の詳細を入力した CSV ファイルを参照します。これにより、IBM Spectrum Protect (TSM) のインスタンスまたはサーバーのリストをすばやく追加できます。 IBM Spectrum Protect (TSM) の情報のインポートを参照してください。
エクスポート (Export)	［エクスポート (Export)］をクリックして、［IBM Spectrum Protect (TSM) インスタンス (IBM Spectrum Protect (TSM) Instances)］テーブルに一覧表示されたすべてのホストまたはインスタンスの情報を含む CSV (カンマ区切り値) ファイルを作成し、ダウンロードします。これにより、IBM Spectrum Protect (TSM) サーバーの情報を抽出し、スプレッドシートまたはその他のメディアに簡単に転送できます。 IBM Spectrum Protect (TSM) サーバー情報のエクスポートを参照してください。
バックアップソフトウェアの場所* (Backup Software Location*)	Data Collector サーバー上の TSM 管理クライアントソフトウェアのホームディレクトリ (dsmadmc コマンドの場所)。通常、Windows の場合は C:\Program Files\Tivoli\TSM\baclient、Linux の場合は /opt/tivoli/tsm/client/ba/bin です。
アクティブな精査とスケジュール (Active Probes and Schedule)
スケジュール (Schedule)	時計アイコンをクリックして、スケジュールを作成します。分、時、日、週、月単位の間隔でスケジュールを作成できます。ネイティブ CRON 文字列の高度な使用も可能です。メモ: コレクタポリシーに設定された明示的なスケジュールは、コレクタサーバーの時間に対して相対的です。間隔を指定したスケジュールは、Data Collector の再起動時刻を基準にしています。
バックアップポリシーの詳細 (Backup Policy Details)	指定された IBM Spectrum Protect (TSM) インスタンスまたはサーバーに関連する、ポリシー名、ポリシー ID、日時など、バックアップポリシーの詳細を収集します。
バックアップイベントの詳細 (Backup Event Details)	バックアップ形式、クライアント名、期間、日付、サイズ、ファイル、ディレクトリなど、バックアップイベントの詳細を収集します。
リストアイベントの詳細 (Restore Event Details)	ジョブの期間、バックアップしたファイル数とスキップしたファイル数、リストアしたデータの量、リストアジョブの状態など、リストアイベントの詳細を収集します。
データベースの詳細 (Database Details)	合計容量、利用可能な領域、キャッシュのヒット率、バッファの要求など、IBM Spectrum Protect (TSM) バックアップデータベースの詳細を収集します。
ストレージプールの詳細 (Storage Pool Details)	移行や再生利用の詳細など、IBM Spectrum Protect (TSM) ストレージプールの情報を収集します。
ジョブの概略の詳細 (Job Summary Details)	指定された IBM Spectrum Protect (TSM) インスタンスまたはサーバーに関連する、クライアント名、ノード名、バックアップ形式、日付、期間など、IBM Spectrum Protect (TSM) のジョブの概略の詳細を収集します。
クライアントノードの詳細 (Client Node Details)	指定された IBM Spectrum Protect (TSM) インスタンスまたはサーバーに関連する、特定のポリシードメインに含まれるクライアントノードの詳細を収集します。
ドライブ状態の監視 (Drive Status Monitor)	IBM Spectrum Protect (TSM) コンソールのドライブの状態メッセージを継続的に監視します。スケジュールはありません。
ドライブ状態の詳細 (Drive Status Details)	指定された IBM Spectrum Protect (TSM) インスタンスまたはサーバーと関連するドライブ状態の詳細 (ドライブ名、ライブラリ名、状態、開始時刻と終了時刻など) を収集します。
インベントリの詳細 (Inventory Details)	ホスト名、IP アドレス、ホスト ID、ポート番号など、IBM Spectrum Protect (TSM) ホストの詳細を収集します。また、デバイスの種類、デバイス名、ライブラリ名、ACS ドライブ ID などをドライブとパスから収集します。
テープの詳細 (Tape Details)	メディア形式名、メディアの状態、ストレージプール名、推定容量など、テープの詳細を収集します。
ボリュームの使用状況とメディアの占有量の詳細 (Volume Usage and Media Occupancy Details)	クライアントとノードの情報を収集し、各ノードについて IBM Spectrum Protect (TSM) のインスタンスまたはサーバーからボリュームの使用状況の詳細を取得します。各ボリュームについて、ストレージプールを占有しているメディアの詳細を収集します。詳細には、メディアの種類とサイズが含まれます。
ファイル領域の管理の詳細 (Filespace Management Details)	容量、バックアップ開始日と完了日、ファイル領域の占有率など、ファイル領域の詳細を収集します。
ストレージプールのバックアップ監視 (Storage Pool Backup Monitor)	IBM Spectrum Protect (TSM) コンソールのストレージプールの移行メッセージを継続的に監視します。スケジュールはありません。
メモ (Notes)	Data Collector ポリシーのメモを入力または編集します。最大文字数は 1024 文字です。ポリシーのメモは、特定のベンダーのポリシー情報とともに保持され、［コレクタ管理 (Collector Administration)］ページにも検索可能な列として表示されます。