Enterprise Vault™ IMAP の設定
- IMAP の設定
- IMAP について
- IMAP の設定とユーザーの IMAP アクセスの有効化
- Enterprise Vault についての詳細情報の入手方法
- IMAP ダッシュボードの使い方
- IMAP 用の PowerShell cmdlet
デフォルトの IMAP アーカイブ
ユーザーが 1 つの IMAP アーカイブに対してプロビジョニングされる場合、アーカイブにログオンするためのユーザー名は、バックスラッシュで区切られるドメイン名と Windows ユーザー名で構成されます。次に例を示します。
EMEA\JohnDoe
ユーザーが複数の IMAP アーカイブに対してプロビジョニングされる場合、デフォルトのアーカイブにログオンするためのユーザー名も、バックスラッシュで区切られるドメイン名と Windows ユーザー名で構成されます。ただし、その他のアーカイブにログオンするためのユーザー名は、ドメイン名、Windows ユーザー名、識別子で構成されます。次に例を示します。
EMEA\JohnDoe\1962
ユーザー名の終わりの識別子は、Enterprise Vault によってアーカイブに自動的に割り当てられる内部の識別子です。
ユーザーが複数の IMAP アーカイブに対してプロビジョニングされている場合は、ルールのセットでどれがデフォルトかを判別します。
新しくプロビジョニングされたアーカイブの場合
ユーザーが同じ種類 (インターネットメールまたは Exchange) の複数の IMAP アーカイブに対してプロビジョニングされている場合は、デフォルトのアーカイブはプロビジョニングされた最初のアーカイブになる
ユーザーがインターネットメールアーカイブと Exchange アーカイブの両方でプロビジョニングされている場合、クライアントアクセスプロビジョニングタスクが実行され、インターネットメールアーカイブがデフォルトのアーカイブになる
アーカイブを以前の Enterprise Vault バージョンでプロビジョニングしてから現在のバージョンにアップグレードした場合は、Enterprise Vault が次の優先度の高い順に示されているアーカイブからデフォルトのアーカイブを選択します。
最初にプロビジョニングされたアクティブな (閉じていたり削除されていない) Exchange アーカイブ
最初にプロビジョニングされたアクティブな (閉じていたり削除されていない) インターネットメールアーカイブ
メモ:
デフォルトの IMAP アーカイブを削除した場合、別のアーカイブが新しいデフォルトとして選択されることはありません。その他のアーカイブにログオンするためのユーザー名は、利用可能なアーカイブが 1 つだけである場合でも、識別子を含める必要があります。