Enterprise Vault™ IMAP の設定
- IMAP の設定
- IMAP について
- IMAP の設定とユーザーの IMAP アクセスの有効化
- Enterprise Vault についての詳細情報の入手方法
- IMAP ダッシュボードの使い方
- IMAP 用の PowerShell cmdlet
IMAP 通知メッセージエディタの使用
Enterprise Vault は、IMAP 通知メッセージの表示や編集に役立つエディタを備えています。 エディタは、IMAPNotificationEmailViewer.exe
と呼ばれるスタンドアロンの実行可能ファイルです。このエディタは、Enterprise Vault プログラムフォルダ (C:\Program Files (x86)\Enterprise Vault
など) にインストールされます。
エディタでは以下のことを実行できます。
IMAP 通知メッセージのプレビューの表示。
ユーザーに IMAP 通知メッセージを送信するクライアントアクセスプロビジョニングタスクの必要条件を満たしているかどうかを確認するために電子メールの内容を検証します。
ユーザー独自の必要条件に合うように、メッセージに基本的な変更を加えます。
初めてエディタを実行するときに、Enterprise Vault プログラムフォルダにいずれかの言語テンプレートをまだ入れていない場合は、Enterprise Vault\Languages\Mailbox Messages
のフォルダの 1 つからテンプレートを選択するように求めるメッセージが表示されます。または、Enterprise Vault プログラムフォルダにすでに入っている IMAPEnabled.html
の複製がエディタに表示されます。
エディタには次の 2 つのペインがあります。
通知メッセージを編集できるエディタペイン。
エディタペインで行った変更の結果をすぐに表示するプレビューウィンドウ。
メッセージが有効であるかぎり、プレビューペインは変更を表示し続けます。または、発生したエラーを表示します。
IMAPEnabled.html
には、次の 2 種類の特別なタグが含まれます。これらのタグは、それぞれを区別できるように異なる色でエディタに表示されます。
エディタに赤色のテキストで表示される条件付きテキストのタグ。
エディタに青色のテキストで表示されるプレースホルダのタグ。
赤色の条件付きタスクの value 属性は変更できます。 たとえば、ID_SUBJECT タグには次のような通知メールの件名が含まれます。
<INPUT id="ID_SUBJECT" type="hidden" value="Your Enterprise Vault archive is now accessible from any IMAP enabled device" />
必要に応じて、「Your Enterprise Vault archive is now accessible from any IMAP enabled device」を異なる値に変更できます。 ただし、これらのタグは削除しないでください。
Enterprise Vault は、青色のプレースホルダのタグを使って IMAP 通知メッセージに各ユーザーに固有の値を挿入します。 青色のタグは変更しなくてもかまいませんが、IMAP 通知メッセージでこのタグの一部のみを使うように選択できるので、必要に応じて一部のタグを削除できます。
これらのプレースホルダのタグを 1 つ以上削除してテンプレートを保存しようとすると、タグが見つからないことを警告するメッセージがエディタに表示されます。この場合はテンプレートを保存して続行する前に、表示されたタグを意図的に省略したかどうかを確認してください。
通知メッセージでは、デフォルトの IMAP アーカイブ、およびユーザーがアクセスできるその他のすべてのアーカイブの設定を示します。デフォルトでは、デフォルトの IMAP アーカイブのユーザー名は、バックスラッシュで区切られたドメイン名と Windows ユーザー名で構成されます。次に例を示します。
EMEA\JohnDoe
その他のアーカイブのユーザー名は、ドメイン名、Windows ユーザー名および識別子で構成されます。次に例を示します。
EMEA\JohnDoe\1962
デフォルトの IMAP アーカイブのユーザー名の識別子を表示または非表示にするには、[非デフォルトの UN]または[デフォルトの UN]をクリックします。 これはプレビュー機能で、エンドユーザーが受信した電子メール内のユーザー名の形式が実際に変更されることはありません。