Enterprise Vault™ IMAP の設定

Get-EVIMAPUserSettings の使用

Get-EVIMAPUserSettings は、セキュリティ識別子 (SID) を指定した Windows ユーザーの IMAP と SMTP の接続設定を一覧表示します。 Get-EVIMAPUserSettings を実行するときは、次の構文を使います。

Get-EVIMAPUserSettings -SID [-FullFormatUserName [<SwitchParameter>]] [<CommonParameters>]

例 1:

Get-EVIMAPUserSettings -SID S-1-5-21-1295326745-1955594489-3830948510-1117

これにより、指定したユーザーの IMAP と SMTP の接続設定のほか、アーカイブとその状態の詳細情報が一覧表示されます。

Archivename              : JohnDoe
ArchiveOwner             : True
ArchiveType              : Internet Mail
IMAP_Connection_Security : SSL/TLS
IMAP_Password            : Use the password for account: EMEA\JohnDoe
IMAP_Port                : 993
IMAP_Server              : ev1.example.com
IMAP_UserName            : EMEA\JohnDoe
ReadyForIMAP             : True
SMTP_Connection_Security : None
SMTP_Password            : Not applicable
SMTP_Port                : 25
SMTP_Server              : smtp.example.com
SMTP_UserName            : Not applicable
WindowsUser              : EMEA\JohnDoe

例 2:

Get-EVIMAPUserSettings -SID S-1-5-21-1295326745-1955594489-3830948510-1117 -FullFormatUserName

これにより、指定したユーザーの IMAP と SMTP の接続設定のほか、アーカイブとその状態の詳細情報が一覧表示されます。 -FullFormatUserName パラメータには IMAP_UserName の識別子が含まれます。Get-EVIMAPUserSettings の出力の例を次に示します。

Archivename              : JohnDoe
ArchiveOwner             : True
ArchiveType              : Internet Mail
IMAP_Connection_Security : SSL/TLS
IMAP_Password            : Use the password for account: EMEA\JohnDoe
IMAP_Port                : 993
IMAP_Server              : ev1.example.com
IMAP_UserName            : EMEA\JohnDoe\1962
ReadyForIMAP             : True
SMTP_Connection_Security : None
SMTP_Password            : Not applicable
SMTP_Port                : 25
SMTP_Server              : smtp.example.com
SMTP_UserName            : Not applicable
WindowsUser              : EMEA\JohnDoe

ArchiveOwner 値は、指定したユーザーが、一覧表示されたアーカイブの所有者かどうかを示します。 True は、指定したユーザーがアーカイブを所有していることを意味し、False は、指定したユーザーにアーカイブの代理アクセス権があることを意味します。

ReadyForIMAP 値にも注目してください。 IMAP アクセス用に Exchange ユーザーをプロビジョニングし、有効にするときは、これらのユーザーの既存の Exchange アーカイブが MDS 対応でなければなりません。 プロビジョニングでは、アーカイブを有効にするためにインデックスサブタスクが自動的に作成されます。このサブタスクは、次回インデックス管理タスクが実行されるときに処理されます。 このサブタスクが処理されるまで、Get-EVIMAPUserSettings が一覧表示する ReadyForIMAP 値は False です。

IMAP_UserName 値の末尾には、ユーザーがアクセス可能なすべてのアーカイブの識別子が示されます。-FullFormatUserName パラメータを指定しているので、この識別子が示されます。 このパラメータを指定していない場合、デフォルトのアーカイブの識別子は省略されることがあります。

デフォルトの IMAP アーカイブを参照してください。