NetBackup ™ セキュリティおよび暗号化ガイド

スキャンホストの構成

1. NFS クライアントをインストールします: $ yum install nfs-utils -y
2. libnsl をインストールします: $ yum install libnsl -y
3. スキャンを実行するための root 以外のユーザーアカウントを作成します: $ useradd scanuser
4. スキャンユーザー (ユーザー名: scanuser) のパスワードを設定します: $ passwd scanuser
5. scanuser へのマウントとマウント解除アクセスを提供します: $ vim /etc/sudoers

   次の行を追加します。

   scanuser  ALL=(ALL)   NOPASSWD: /bin/umount, /bin/mount

   scanuser を使用してマルウェアツールをインストールします: $ su scanuser

6. 利用可能な最新バージョンの NetBackup マルウェアスキャナツール (Avira) (NBAntiMalwareClient_2.4.zip) をベリタスサポートのダウンロードから、ダウンロードします。

   $ unzip NBAntiMalwareClient_2.4.zip

   $ cd NBAntiMalwareClient_2.4_LinuxR_x86/

   $ sh setup.sh

   または

   マルウェアスキャナがすでにインストールされており、アップグレードする必要がある場合:

   $ unzip NBAntiMalwareClient_2.4.zip
      $ cd NBAntiMalwareClient_2.4_LinuxR_x86/
      $ sh setup.sh
      >> NetBackup Malware Scanner is already installed. Do you want to update it? (y/n): default: y
      Note: To replace all binaries at target location, enter option -ALL

7. RSA キーをコピーします: $ hostname

   後で使用するために、ホスト名をメモ帳にコピーします。

   $ ssh-keyscan <hostname> 2>/dev/null | grep ssh-rsa | awk '{print $3}' | base64 -d | sha256sum

   メモ:

   後で使用するために、RSA キーをメモ帳にコピーします。

8. スキャンホストプールを作成します。

   スキャンホストプールの作成について詳しくは、次のセクションを参照してください。

   スキャンホストプールの構成を参照してください。

9. 次のように、Web UI を使用してマルウェアスキャナの構成を検証します。

   NetBackup Web UI 内の構成の検証機能は、NetBackup バージョン 10.4 以降で利用可能です。NetBackup バージョンが 10.4 より前の場合は、ポリシー形式 Standard または MS Windows を使用して小さいサイズのバックアップイメージを作成し、そのイメージを使用してスキャンをトリガします。NetBackup またはマルウェアスキャンジョブが失敗した場合、ジョブのトラブルシューティングに必要な詳細が表示されます。