NetBackup ™ セキュリティおよび暗号化ガイド

ECA_CRL_PATH にある CRL を使用するには

1. 外部 CA の CRL がディレクトリに格納され、ディレクトリのパスがホストからアクセスできることを確認します。

   Flex Appliance アプリケーションインスタンスがある場合、証明書ファイルはインスタンスの次のディレクトリに格納されている必要があります: /mnt/nbdata/hostcert/crl。

   ホストでの NetBackup のインストールまたはアップグレード中に、外部 CA の構成に必要な CRL の詳細を指定できます。

   インストールまたはアップグレード中に、証明書失効リスト (CRL) の次のいずれかのオプションを選択します。

   • ［証明書に定義されている CRL を使用する (Use the CRL defined in the certificate)］: 追加の情報は不要です。

   • ［次のパスにある CRL を使用する (Use the CRL at the following path)］: CRL のパスを入力するように求められます。

     ［CRL は使用しない (Do not use a CRL)］オプションを使用する場合は、ホストの通信中に CRL を使用してピアホストの証明書は検証されません。

   詳しくは、『NetBackup インストールガイド』を参照してください。

2. ECA_CRL_PATH 構成オプションの CRL ディレクトリパスを指定します。
3. ECA_CRL_CHECK 構成オプションが DISABLE 以外の値に設定されていることを確認します。

   ホストとの通信時に、外部証明書の失効状態は ECA_CRL_PATH から取得した CRL を含む NetBackup CRL キャッシュを使用して検証されます。

   デフォルトでは、キャッシュから取得した CRL は 1 時間ごとに更新されます。時間間隔を変更するには、ECA_CRL_PATH_SYNC_HOURS オプションを別の値に設定します。

   ECA_CRL_PATH の CRL で CRL キャッシュを手動で更新するには、nbcertcmd -updateCRLCache コマンドを実行します。

   CRL キャッシュから CRL を手動で削除するには、nbcertcmd -cleanupCRLCache コマンドを実行します。