NetBackup IT Analytics ヘルプ
- 第 I 部 NetBackup IT Analytics の導入
- 第 II 部 新機能
- 第 III 部 認定済みの構成
- はじめに
- ポータルとデータベースサーバー
- Data Collector サーバーの構成
- Capacity Manager 構成
- アレイまたは LUN に関するパフォーマンスデータの収集
- EMC Isilon アレイのパフォーマンスメトリック
- NetApp Cluster-Mode のパフォーマンスメトリック
- EMC Symmetrix の拡張パフォーマンスメトリック
- ホストアクセス権限、sudo コマンド、ポート、WMI プロキシの必要条件
- クラウド構成
- Virtualization Manager 構成
- File Analytics 構成
- Fabric Manager 構成
- Backup Manager 構成
- ServiceNow 構成
- 内部 TCP ポートの要件
- 第 IV 部 エンドユーザー
- ポータルについて
- [管理者 (Admin)]タブについて
- インベントリについて
- データを整理するための階層ツールバー
- オブジェクトの表示
- 属性を使用したデータの整理
- レポートの固定 - インベントリオブジェクトを含むレポートの保存
- インベントリリスト表示での属性の割り当て
- レポートについて
- レポートの生成と保守
- レポートのスコープの選択
- 属性ごとのホストのグループ化
- レポートスコープセレクタでのホストの検索
- Backup Manager 詳細スコープセレクタの設定
- ソリューションレポートのスコープセレクタの設定
- レポートの測定単位
- レポートのフィルタロジックのカスタマイズ
- レポートの列の並べ替え
- テーブル形式からグラフへのレポートの変換
- 配布、共有、スケジュール、アラート
- レポートの整理
- 動的テンプレートデザイナーの操作
- 動的テンプレートデザイナーのクイックスタート
- 製品固有の同種テンプレートへの変換
- 動的テンプレート関数の設定
- フィールドビルダーを使用したフィールドの作成
- スコープセレクタコンポーネント - カスタムフィルタ
- 棒グラフ動的テンプレートの構成
- 棒グラフ動的テンプレートの作成手順
- 面グラフまたは積み上げ面グラフの動的テンプレートの構成
- パフォーマンスメトリックの折れ線グラフ
- 折れ線グラフのフィールドの要件
- オブジェクト別折れ線グラフ (グラフごとに 1 つ以上のメトリック)
- メトリック別折れ線グラフ (グラフごとに複数のオブジェクト)
- 積み上げ棒グラフ動的テンプレートの例
- テーブル形式の動的テンプレートを使用したスパークライングラフの作成
- メソッドの追加または編集
- メソッドの検証と保存
- SQL テンプレートデザイナーの操作
- SQL テンプレートのスコープセレクタコンポーネントの構成
- SQL クエリーの例
- 数値、サイズ、日付、時刻の形式
- アラインメント、集計、棒の種類、棒の種類の色
- レポートクエリー作成用のパイプライン関数
- APTlistOfDates
- aptStringConcat
- getServerAttributeValue
- getObjectAttributeValue
- getChildServerGroupContextById
- getServerGroupContextById
- secsToHoursMinSecs
- APTgetTapeDriveStatusName
- getFullPathname
- listJobSummaryAfterRestart
- listJobSummaryAfterRestartNBW
- NetWorker バックアップジョブの listJobSummaryAfterRestart
- listOfBackupWindowDates
- listChargebackCatByVOLSDetail
- listChargebackCatByNcVolDetail
- listChargebackCatByFSDetail (HNAS 用)
- listChargebackCatByFSDetail (EMC Isilon 用)
- listChargebackByLUNSummary
- listChargebackByLUNDetail
- listChargebackCatByLUNSummary
- listChargebackCatByLUNDetail
- アラートの設定
- アラートポリシーの追加または編集
- SNMP の使用について
- ホスト、バックアップサーバー、ホストグループの管理
- NetBackup プライマリサーバー
- 属性とオブジェクトの管理
- ポータルへのアクセスとユーザー権限の提供
- パスワードの設定/リセット
- ユーザーグループホームページの管理 (管理者)
- プライマリスケジュールとバックアップ処理時間帯の構成
- ポリシーの追加、編集、移動
- ソリューション管理
- データ収集の管理と監視
- データ収集タスクについて
- Data Collector の追加または編集
- コレクタと収集状態の確認
- データコレクタのアップグレード
- Capacity Manager ホストデータ収集の操作
- ホストアクセスの必要条件
- クレデンシャルの管理
- ホストの検出と収集ビューに入力するためのホスト検出ポリシーの構成
- ホスト接続の検証
- ホストの検出と収集での検索とエクスポート
- 精査設定の伝播: 精査のコピー、精査の貼り付け
- Veritas NetBackup の検出ポリシー
- システム通知の表示と管理
- 詳細パラメータを使用したカスタマイズ
- アクセス制御の詳細パラメータ
- 一般的なデータ収集の詳細パラメータ
- クラウドデータ収集の詳細パラメータ
- ホストの検出と収集の詳細パラメータ
- Backup Manager の詳細パラメータ
- Capacity Manager の詳細パラメータ
- File Analytics の詳細パラメータ
- Virtualization Manager の詳細パラメータ
- ポータル環境の管理
- ランサムウェアのスコアカードの管理
- ファイルの分析
- ポータルのトラブルシューティング
- 属性継承のオーバーライド
- レポートデータのキャッシュについて
- ポータルについて
- 第 V 部 レポートの参照
- NetBackup IT Analytics の概要
- アラートレポート
- ランサムウェアレポート
- リスク軽減ソリューションレポート
- ストレージ最適化ソリューションレポート
- システム管理レポート
- Oracle ジョブの概要
- Capacity Manager レポート
- アプリケーションの容量レポート
- アレイ容量の使用状況レポート
- アレイの容量と使用状況 (汎用データ)
- アレイの容量と使用状況 (IBM SVC ビュー)
- アレイの容量と使用状況 (IBM XIV ビュー)
- アレイの容量と使用状況 (NetApp ビュー)
- アレイの容量と使用状況 (NetApp クラスタ)
- NetApp ストレージシステムの詳細
- アレイの容量と使用状況 (OpenStack Swift)
- IBM アレイサイトの概略
- IBM アレイの詳細
- LUN の使用状況の概略
- NetApp アグリゲートの詳細
- NetApp Cluster-Mode アグリゲートの詳細
- NetApp プレックスの詳細
- NetApp ボリュームの詳細
- NetApp Cluster-Mode ボリュームの詳細
- NetApp StorageGRID テナントの概略
- 利用可能または再生利用可能な容量レポート
- リスクのある容量レポート
- 容量のチャージバックレポート
- ホスト容量の使用状況レポート
- SnapMirror レポート
- SnapVault レポート
- 容量予測レポート
- ストレージパフォーマンスレポート
- パフォーマンス分析のための Mission Control
- シンプロビジョニングレポート
- Hitachi Dynamic Provisioning プールの使用率
- File Analytics レポート
- Virtualization Manager レポート
- データストアについて
- VM サーバーの詳細
- VM スナップショットの概略
- VM の詳細
- データストアの使用状況の概略
- データストアの詳細 (Datastore Detail)
- Fabric Manager レポート
- ホストからストレージのダッシュボード
- Backup Manager 管理レポート
- エラーログの概略
- ジョブの期間レポート
- Veeam Backup & Replication ジョブの概略レポート (同種)
- Veeam および RMAN のジョブの詳細レポート
- ジョブへのメモの追加
- ジョブのボリュームの概略レポート
- NetBackup 重複排除による MSDP の節約
- バックアップ管理レポート
- ホストの詳細
- IBM Spectrum Protect (TSM) ストレージプールダッシュボード
- ジョブヒストグラム
- プライマリサーバー、メディアサーバー、クライアントにある EEB のレポート
- バックアップメディア管理レポート
- バックアップサービス内容合意書 (SLA) レポート
- バックアップストレージの使用状況レポート
- Backup Manager 予測レポート
- バックアップの請求レポートと使用状況レポート
- バックアップポリシーレポート
- HP Data Protector バックアップ仕様の詳細
- パブリッククラウドレポート
- AWS レポート
- Microsoft Azure レポート
- 第 VI 部 NetBackup IT Analytics Exporter のインストールと構成
- 第 VII 部 Data Collector のインストールとトラブルシューティング
- Data Collector ソフトウェアのインストール
- データ収集の検証
- Data Collector のアンインストール
- 手動での Data Collector の開始
- Data Collector のトラブルシューティング
- ホストリソース: 標準 SSH を使用したホスト接続の確認
- ホストリソース: ホストリソース設定ファイルの生成
- SSH のパラメータの構成
- ポリシーとレポートスケジュールのための CRON 式
- VCS と Veritas NetBackup を使用した Data Collector クラスタリング (RHEL 7)
- VCS と Veritas NetBackup を使用した Data Collector クラスタリング (Windows)
- MSCS 環境への NetBackup IT Analytics Data Collector のインストールと設定
- メッセージリレーサーバーの証明書を生成するためのメンテナンスシナリオ
- Data Collector ソフトウェアのインストール
- 第 VIII 部 Cohesity NetBackup 用の Data Collector インストールおよび構成
- はじめに
- NetBackup プライマリサーバーでの NetBackup IT Analytics 分散型 Data Collector の構成
- クラスタ化されていない NetBackup 10.4 以降のプライマリサーバーでの Data Collector の構成
- クラスタ化されていない NetBackup 10.1.1、10.2、10.2.01、10.3 または 10.3.0.1 プライマリサーバーでの Data Collector の構成
- Veritas NetBackup Data Collector ポリシーの構成
- Data Collector ソフトウェアのインストール
- SSL の構成
- NetBackup 用の集中型 Data Collector - 前提条件、インストール、構成
- ステップ 1: オペレーティングシステムを選択し、前提条件を満たす
- ステップ 5: SSH/WMI
- Data Collector のローカルでのアップグレード
- VCS と Veritas NetBackup を使用した Data Collector クラスタリング (RHEL)
- VCS と Veritas NetBackup を使用した Data Collector クラスタリング (Windows)
- MSCS への NetBackup IT Analytics Data Collector のインストールと設定
- Data Collector ポリシーの移行
- Veritas NetBackup Appliance のインストール前の設定
- Veritas Flex Appliance のインストール前の設定
- Data Collector のトラブルシューティング
- ホストリソース: 標準 SSH を使用したホスト接続の確認
- ホストリソース: ホストリソース設定ファイルの生成
- SSH のパラメータの構成
- 付録 B. アプライアンスの構成
- 付録 C. ファイアウォールの構成: デフォルトのポート
- 付録 D. ポリシーとレポートスケジュールのための CRON 式
- 付録 E. メッセージリレーサーバーの証明書を生成するためのメンテナンスシナリオ
- 第 IX 部 Data Collector のインストールと構成
- はじめに
- Data Collector をインストールおよび構成する
- Data Collector ソフトウェアのインストール
- SSL の構成
- 第 X 部 データ保護
- Veritas Backup Exec 用の構成
- Cohesity DataProtect 用の構成
- Commvault Simpana 用の構成
- Commvault データベースへの TCP/IP アクセスを開く
- CommServe サーバーでの読み取り専用ユーザーの設定
- EMC Avamar 用の構成
- EMC Data Domain バックアップ用の構成
- Dell EMC NetWorker Backup & Recovery 用の構成
- 汎用バックアップデータのインポート
- 汎用バックアップ用の構成
- HP Data Protector 用の構成
- アーキテクチャの概要 (HP Data Protector)
- Cell Manager (HP Data Protector) でのデータコレクタサーバーの構成
- IBM Spectrum Protect (TSM) 用の構成
- アーキテクチャの概要 (IBM Spectrum Protect - TSM)
- IBM Spectrum Protect (TSM) の情報のインポート
- NAKIVO Backup & Replication 用の構成
- Oracle Recovery Manager (RMAN) 用の構成
- Rubrik Cloud Data Management 用の構成
- Veeam Backup & Replication 用の構成
- 付録 F. 履歴イベントのロード
- Veritas NetBackup イベントのロード
- 第 XI 部 ストレージ (容量)
- 計算リソース用の構成
- Dell EMC Elastic Cloud Storage (ECS) 用の構成
- Dell EMC Unity 用の構成
- EMC Data Domain Storage 用の構成
- EMC Isilon 用の構成
- EMC Symmetrix 用の構成
- EMC VNX Celerra 用の構成
- EMC VNX CLARiiON 用の構成
- EMC VPLEX 用の構成
- EMC XtremIO 用の構成
- FUJITSU ETERNUS Data Collector 用の構成
- Hitachi Block 用の構成
- Hitachi Content Platform (HCP) 用の構成
- Hitachi Content Platform システム管理コンソール
- Hitachi Content Platform テナント管理コンソール
- Hitachi NAS 用の構成
- Hitachi Vantara All-Flash および Hybrid Flash Storage 用の構成
- ホストインベントリの構成
- ホストアクセス権限、sudo コマンド、ポート、WMI プロキシの必要条件
- ホストインベントリに入力するためのホスト検出ポリシーの構成
- ホスト接続の検証
- ホストインベントリ検索とホストインベントリのエクスポート
- ホストの精査の構成および編集
- 精査設定の伝播: 精査のコピー、精査の貼り付け
- HP 3PAR 用の構成
- HP EVA 用の構成
- HPE Nimble Storage 用の構成
- HPE StoreOnce 用の構成
- IBM Enterprise 用の構成
- IBM COS 用の構成
- IBM SVC 用の構成
- IBM XIV 用の構成
- Microsoft Windows Server 用の構成
- NetApp-7 用の構成
- NetApp StorageGRID 用の構成
- NetApp Cluster 用の構成
- NetApp E シリーズ用の構成
- NEC HYDRAstor 用の構成
- Pure Storage FlashArray 用の構成
- 第 XII 部 計算 (仮想化とホスト収集)
- 第 XIII 部 クラウド
- Amazon Web Services (AWS) 用の構成
- Google Cloud Platform 用の構成
- OpenStack Ceilometer 用の構成
- OpenStack Swift 用の構成
- Microsoft Azure 用の構成
- 第 XIV 部 ファブリック
- 第 XV 部 File Analytics
- File Analytics 用の構成
- File Analytics エクスポートフォルダのサイズとフォルダの深さ
- 第 XVI 部 データ収集の検証とトラブルシューティング
- データ収集の検証
- Data Collector のトラブルシューティング
- ホストリソース: 標準 SSH を使用したホスト接続の確認
- ホストリソース: ホストリソース設定ファイルの生成
- SSH のパラメータの構成
- Data Collector のアンインストール
- 第 XVII 部 システム管理
- 更新の準備
- データのバックアップとリストア
- NetBackup IT Analytics の監視
- REST API を使用した NetBackup IT Analytics レポートへのアクセス
- NetBackup の推定テープ容量の定義
- ホストグループ管理の自動化
- ホストオペレーティングシステムのプラットフォームとバージョン別のカテゴリ化
- ホストとホストグループ間の関係のロード
- NetBackup ユーティリティの自動化
- ユーティリティを自動的に実行するためのスケジュール設定
- 属性管理
- 汎用バックアップデータのインポート
- バックアップジョブの上書き
- ホストデータ収集の管理
- ポータルのシステム設定
- パフォーマンスプロファイルスケジュールのカスタマイズ
- ポータルアクセス用の LDAP および SSO 認証
- Oracle Database のユーザーパスワードの変更
- CyberArk との統合
- NetBackup IT Analytics のチューニング
- レポートメトリックの定義
- ログファイルの操作
- ポータルとデータコレクタのログファイル: ログ記録の削減
- Data Collector のログファイルの命名規則
- ポータルのログファイル
- SNMP トラップアラート
- SSL 証明書の構成
- ポータルまたはデータ収集 SSL のための仮想ホストの構成
- ポータルサーバーのキーストア
- ポータルプロパティ: 形式とポータルのカスタマイズ
- SDK データベースオブジェクトのデータ保持期間
- データの集計
- トラブルシューティング
- 付録 G. Oracle での Kerberos ベースのプロキシユーザーの認証
- 付録 H. NetBackup IT Analytics ポータルとデータレシーバでの TLS 対応 Oracle データベースの構成
- 付録 I. Kubernetes およびアプライアンス上の NetBackup 向けの NetBackup IT Analytics
- 第 XVIII 部 ライセンス
- ライセンスのインストールとガイドライン
- ライセンスの概要
- 現在のライセンス構成の確認
- Storage Suite
- Protection Suite
- Backup Manager
- Backup Manager
- Complete Suite
- ライセンスの管理
- オブジェクトを除外するためのデータコレクタポリシーの構成
- コマンドラインからのライセンス管理
- トラブルシューティング
- ライセンスのインストールとガイドライン
- 第 XIX 部 インベントリレポートおよび操作
- 第 XX 部 OpsCenter 移行
リスク軽減ルールの構成
データ保護に関する目標の達成が困難な領域が企業内にあるかどうかを評価するために、一連のリスク軽減ルールが用意されています。これらのルールには、環境に関連する特定の条件を分離するように構成できるパラメータが含まれています。たとえば、「最近のバックアップがないクライアント」ルールを変更して、バックアップが発生していない日数を指定したり、破棄されたクライアントを除外したりすることもできます。ユースケースによってルールの構成方法はさまざまですが、その目的は、リスクを伴う領域と注意が必要な傾向を特定するうえで役立つ分析を行うことにあります。このプロセスを継続して、定期的に傾向を評価し、ビジネス慣行を体系化する必要があります。
リスク軽減ソリューションの概要を参照してください。
リスク軽減レポートを参照してください。
構成が完了すると、スケジュール設定されたプロセスによってこれらのカテゴリの履歴データが収集され、詳細な調査が必要な領域を特定できます。付随するレポートには長期にわたって監視できるデータが表示されるため、リスクを低減するためのプロセスを実行できます。
ベストプラクティス
パラメータの値を構成するときは、最初はできるだけ自由度を高めます。その後、時間の経過とともに、パラメータを変更して、絞り込まれた実行可能なリストを作成します。最適なデータ比較を行うために、頻繁なパラメータの変更は避けてください。
リスク軽減ルールを編集するには
リスク軽減ルールが変更されていない場合、履歴データの処理ではアクティブなルールのデフォルト設定を使用して履歴データが収集されます。
- [管理者 (Admin)]、[ソリューション (Solutions)]、[リスク軽減 (Risk Mitigation)]の順に選択します
ルール
ルールは、クラウドやストレージなどの関連カテゴリに一覧表示されます。
可用性
特定のタイプの収集がライセンス付与されていないか、収集されていない場合、ルールの構成方法に関係なく、リスク軽減データは利用できません。場合によっては、ポータルに必要なライセンスがあっても、収集が有効になっていないか、完了していない可能性があります。
データ保護ルールには、Backup Manager ライセンスが必要です。
ストレージには Capacity Manager のライセンスが必要です。
説明
マウスカーソルを説明の上に合わせると、リスク軽減ルールの詳しい説明が表示されます。
メモ
今後の参照用に、運用上の注意を入力します。
状態
緑色のチェックマークは、有効なルールについてリスク軽減履歴データが正常に収集されたことを示します。
赤い X は、失敗した履歴データの収集を示します。収集の際に、ポータル環境にない製品モジュールのデータにアクセスしようとしている可能性があります。赤色のアイコンをクリックすると、データベースエラーの集計レポートが表示されます。
色の付いていない円は、バックグラウンドプロセスが実行されなかったことを示します。これは通常、ルールが有効になっていないために起こります。
状態
ルールが有効か無効かを示します。
最終実行日時
バックグラウンドプロセスが実行され、収集されたデータがルールの構成済みパラメータに照らして評価された日時。
- [リスク軽減 (Risk Mitigation)]グリッドでルールを選択し、[編集 (Edit)]をクリックします。または、ルールをダブルクリックして編集ダイアログにアクセスします。
リスク軽減ルール
説明
データ保護のルール
バックアップジョブの所要時間の分散
クライアントの平均ジョブ所要時間を比較して、正常にバックアップが完了したクライアントのうち、今期の平均ジョブ所要時間が前期の平均ジョブ所要時間よりも長いものを特定できます。バックアップジョブの平均所要時間に大きな差がある場合は、データ保護の問題が発生している可能性があります。
バックアップジョブサイズの分散
平均ジョブサイズを比較して、バックアップが正常に成功したクライアントのうち、今期の平均ジョブサイズが前期の平均ジョブサイズよりも小さいものを特定します。これはバックアップの問題を特定するのに役立ちます。
コンプライアンス RTO RPO
最後の完全バックアップがいつ実行されたか、または実際に実行されたかどうかを判別することにより、バックアップの RTO (目標復旧時間) および RPO (目標復旧時点) を検討します。次に、増分バックアップを適用するための所要時間を追加します。
最後の完全バックアップがいつ実行されたか、または実際に実行されたかどうかを判別することにより、バックアップの RTO (目標復旧時間) および RPO (目標復旧時点) の計算を支援します。次に、増分バックアップを適用するための所要時間を追加し、SLA が満たされているかどうかを判断します。
NetBackup ディスクプールの予測
選択した週数の期間における NetBackup ディスクプールの統計情報を提供し、これを調べることで、ストレージを使い果たす日付 (今後 3 年以内) を予測します。
予測が 3 年を超えている場合は、状態が返されます。
ソースの全体的な状態の概略
バックアップジョブが成功しなかったソースを検討し、リスクを判断します。このルールは、状態の概略を提供して、そのようなソースの検出を支援します。
ソースのバックアップが成功したかどうかを判断するのは複雑な作業です。特に、そのソースに対して複数のポリシーとスケジュールが定義されていて、バックアップセットごとに複数のストリームがある場合は、さらに複雑になります。また、ソースがまだ実行されている場合、またはすべてを試行したわけではない場合に何をすべきかを決定するためには、確立された中断時間が必要です。
以下の基準が考慮されます。
1. ソースがすべてのジョブに失敗すると、ソースは失敗します。
2. ソースがすべてのジョブを正常に完了すると、ソースは成功します。
3. ソースがすべてのジョブを状態 1 (スキップされたファイル) で完了した場合、部分的に成功しており、高い確率で問題ありません。
4. ソースに成功したジョブと失敗したジョブが混在している場合、ジョブが本当に成功したかどうかを判別するために、さらに調査が必要です。
現在、ソースが成功したかどうかをプログラムで判別するために上記の 4. に適用できるロジックが用意されていますが、このロジックは顧客ごとに異なります。
ソースの連続失敗
連日、連続バックアップが失敗している、またはバックアップが発生していないソースを評価します。このルールは、履歴の過去 14 日間を調べ、問題が発生している可能性がある領域についての分析情報を提供します。
ベストプラクティス: このルールをスケジュール設定して、毎日のバックアップ処理時間帯の最後に実行するようにします。このルールは、すべてのバックアップ製品で機能します。
最近のバックアップが存在しないソース
定義済みの日数内にバックアップが作成されていないソースの詳細を確認し、ソースがリスクを伴っているかどうかの判断を支援します。
リスクを判断するために、バックアップが発生していない日数を指定します。
ジョブサイズに基づく疑わしいバックアップ
バックアップジョブのサイズが予想外に小さい場合、ポリシーの設定に問題がある可能性を示しています。
ストレージのルール
ホストのマルチパスの公開
指定されているよりもパスの数が少ないため、リスクを伴うホストを特定します。LUN との間に複数の HBA ポートとアレイポートが構成されていないホストの LUN マッピングを調べます。通常、2 つの HBA ポートと 2 つのアレイポートが構成されている必要があるという要件があるため、HBA ポートまたはアレイポートに障害が発生しても、ホストと LUN 間の接続を維持するもう 1 つのポートが残っています。
ホットアレイポート
過度にアクティブなアレイポートを特定します。このようなアレイポートは、アプリケーションのパフォーマンスに対するリスクを示している可能性があります。
アレイポートのパフォーマンスデータを調べて、転送されたデータのスパイクを特定します。
読み取り IO 別のホット LUN
読み取り I/O パフォーマンスメトリックにおけるスパイクを明らかにします。これは、リスクのある領域を示している可能性があります。このルールでは、独自のシンプルなアルゴリズムを使用して、異常なパフォーマンスパターンを識別します。
読み取り応答別のホット LUN
読み取り応答時間メトリックにおけるスパイクを明らかにします。これは、リスクのある領域を示している可能性があります。このルールでは、独自のシンプルなアルゴリズムを使用して、異常なパフォーマンスパターンを識別します。
書き込み IO 別のホット LUN
書き込み I/O アクティビティにおけるスパイクを明らかにします。これは、リスクのある領域を示している可能性があります。このルールでは、独自のシンプルなアルゴリズムを使用して、異常なパフォーマンスパターンを識別します。
書き込み応答別のホット LUN
書き込み応答時間メトリックにおけるスパイクを明らかにします。これは、リスクのある領域を示している可能性があります。このルールでは、独自のシンプルなアルゴリズムを使用して、異常なパフォーマンスパターンを識別します。
シンプール予測
マルチベンダーおよびマルチメトリックのプール容量と予測データを使用して、リスクを伴うストレージを特定します。
仮想化のルール
VM データストアの予測
定義済みの週数の期間における VMware データストアの統計情報を調べ、3 年の期間内でストレージを使い果たす日付を予測します。
VM ゲストディスクの予測
定義済みの週数の期間における VMware ゲストディスクの統計情報を調べ、3 年の期間内でストレージを使い果たす日付を予測します。