NetBackup IT Analytics ヘルプ
- 第 I 部 NetBackup IT Analytics の導入
- 第 II 部 新機能
- 第 III 部 認定済みの構成
- はじめに
- ポータルとデータベースサーバー
- Data Collector サーバーの構成
- Capacity Manager 構成
- アレイまたは LUN に関するパフォーマンスデータの収集
- EMC Isilon アレイのパフォーマンスメトリック
- NetApp Cluster-Mode のパフォーマンスメトリック
- EMC Symmetrix の拡張パフォーマンスメトリック
- ホストアクセス権限、sudo コマンド、ポート、WMI プロキシの必要条件
- クラウド構成
- Virtualization Manager 構成
- File Analytics 構成
- Fabric Manager 構成
- Backup Manager 構成
- ServiceNow 構成
- 内部 TCP ポートの要件
- 第 IV 部 エンドユーザー
- ポータルについて
- [管理者 (Admin)]タブについて
- インベントリについて
- データを整理するための階層ツールバー
- オブジェクトの表示
- 属性を使用したデータの整理
- レポートの固定 - インベントリオブジェクトを含むレポートの保存
- インベントリリスト表示での属性の割り当て
- レポートについて
- レポートの生成と保守
- レポートのスコープの選択
- 属性ごとのホストのグループ化
- レポートスコープセレクタでのホストの検索
- Backup Manager 詳細スコープセレクタの設定
- ソリューションレポートのスコープセレクタの設定
- レポートの測定単位
- レポートのフィルタロジックのカスタマイズ
- レポートの列の並べ替え
- テーブル形式からグラフへのレポートの変換
- 配布、共有、スケジュール、アラート
- レポートの整理
- 動的テンプレートデザイナーの操作
- 動的テンプレートデザイナーのクイックスタート
- 製品固有の同種テンプレートへの変換
- 動的テンプレート関数の設定
- フィールドビルダーを使用したフィールドの作成
- スコープセレクタコンポーネント - カスタムフィルタ
- 棒グラフ動的テンプレートの構成
- 棒グラフ動的テンプレートの作成手順
- 面グラフまたは積み上げ面グラフの動的テンプレートの構成
- パフォーマンスメトリックの折れ線グラフ
- 折れ線グラフのフィールドの要件
- オブジェクト別折れ線グラフ (グラフごとに 1 つ以上のメトリック)
- メトリック別折れ線グラフ (グラフごとに複数のオブジェクト)
- 積み上げ棒グラフ動的テンプレートの例
- テーブル形式の動的テンプレートを使用したスパークライングラフの作成
- メソッドの追加または編集
- メソッドの検証と保存
- SQL テンプレートデザイナーの操作
- SQL テンプレートのスコープセレクタコンポーネントの構成
- SQL クエリーの例
- 数値、サイズ、日付、時刻の形式
- アラインメント、集計、棒の種類、棒の種類の色
- レポートクエリー作成用のパイプライン関数
- APTlistOfDates
- aptStringConcat
- getServerAttributeValue
- getObjectAttributeValue
- getChildServerGroupContextById
- getServerGroupContextById
- secsToHoursMinSecs
- APTgetTapeDriveStatusName
- getFullPathname
- listJobSummaryAfterRestart
- listJobSummaryAfterRestartNBW
- NetWorker バックアップジョブの listJobSummaryAfterRestart
- listOfBackupWindowDates
- listChargebackCatByVOLSDetail
- listChargebackCatByNcVolDetail
- listChargebackCatByFSDetail (HNAS 用)
- listChargebackCatByFSDetail (EMC Isilon 用)
- listChargebackByLUNSummary
- listChargebackByLUNDetail
- listChargebackCatByLUNSummary
- listChargebackCatByLUNDetail
- アラートの設定
- アラートポリシーの追加または編集
- SNMP の使用について
- ホスト、バックアップサーバー、ホストグループの管理
- NetBackup プライマリサーバー
- 属性とオブジェクトの管理
- ポータルへのアクセスとユーザー権限の提供
- パスワードの設定/リセット
- ユーザーグループホームページの管理 (管理者)
- プライマリスケジュールとバックアップ処理時間帯の構成
- ポリシーの追加、編集、移動
- ソリューション管理
- データ収集の管理と監視
- データ収集タスクについて
- Data Collector の追加または編集
- コレクタと収集状態の確認
- データコレクタのアップグレード
- Capacity Manager ホストデータ収集の操作
- ホストアクセスの必要条件
- クレデンシャルの管理
- ホストの検出と収集ビューに入力するためのホスト検出ポリシーの構成
- ホスト接続の検証
- ホストの検出と収集での検索とエクスポート
- 精査設定の伝播: 精査のコピー、精査の貼り付け
- Veritas NetBackup の検出ポリシー
- システム通知の表示と管理
- 詳細パラメータを使用したカスタマイズ
- アクセス制御の詳細パラメータ
- 一般的なデータ収集の詳細パラメータ
- クラウドデータ収集の詳細パラメータ
- ホストの検出と収集の詳細パラメータ
- Backup Manager の詳細パラメータ
- Capacity Manager の詳細パラメータ
- File Analytics の詳細パラメータ
- Virtualization Manager の詳細パラメータ
- ポータル環境の管理
- ランサムウェアのスコアカードの管理
- ファイルの分析
- ポータルのトラブルシューティング
- 属性継承のオーバーライド
- レポートデータのキャッシュについて
- ポータルについて
- 第 V 部 レポートの参照
- NetBackup IT Analytics の概要
- アラートレポート
- ランサムウェアレポート
- リスク軽減ソリューションレポート
- ストレージ最適化ソリューションレポート
- システム管理レポート
- Oracle ジョブの概要
- Capacity Manager レポート
- アプリケーションの容量レポート
- アレイ容量の使用状況レポート
- アレイの容量と使用状況 (汎用データ)
- アレイの容量と使用状況 (IBM SVC ビュー)
- アレイの容量と使用状況 (IBM XIV ビュー)
- アレイの容量と使用状況 (NetApp ビュー)
- アレイの容量と使用状況 (NetApp クラスタ)
- NetApp ストレージシステムの詳細
- アレイの容量と使用状況 (OpenStack Swift)
- IBM アレイサイトの概略
- IBM アレイの詳細
- LUN の使用状況の概略
- NetApp アグリゲートの詳細
- NetApp Cluster-Mode アグリゲートの詳細
- NetApp プレックスの詳細
- NetApp ボリュームの詳細
- NetApp Cluster-Mode ボリュームの詳細
- NetApp StorageGRID テナントの概略
- 利用可能または再生利用可能な容量レポート
- リスクのある容量レポート
- 容量のチャージバックレポート
- ホスト容量の使用状況レポート
- SnapMirror レポート
- SnapVault レポート
- 容量予測レポート
- ストレージパフォーマンスレポート
- パフォーマンス分析のための Mission Control
- シンプロビジョニングレポート
- Hitachi Dynamic Provisioning プールの使用率
- File Analytics レポート
- Virtualization Manager レポート
- データストアについて
- VM サーバーの詳細
- VM スナップショットの概略
- VM の詳細
- データストアの使用状況の概略
- データストアの詳細 (Datastore Detail)
- Fabric Manager レポート
- ホストからストレージのダッシュボード
- Backup Manager 管理レポート
- エラーログの概略
- ジョブの期間レポート
- Veeam Backup & Replication ジョブの概略レポート (同種)
- Veeam および RMAN のジョブの詳細レポート
- ジョブへのメモの追加
- ジョブのボリュームの概略レポート
- NetBackup 重複排除による MSDP の節約
- バックアップ管理レポート
- ホストの詳細
- IBM Spectrum Protect (TSM) ストレージプールダッシュボード
- ジョブヒストグラム
- プライマリサーバー、メディアサーバー、クライアントにある EEB のレポート
- バックアップメディア管理レポート
- バックアップサービス内容合意書 (SLA) レポート
- バックアップストレージの使用状況レポート
- Backup Manager 予測レポート
- バックアップの請求レポートと使用状況レポート
- バックアップポリシーレポート
- HP Data Protector バックアップ仕様の詳細
- パブリッククラウドレポート
- AWS レポート
- Microsoft Azure レポート
- 第 VI 部 NetBackup IT Analytics Exporter のインストールと構成
- 第 VII 部 Data Collector のインストールとトラブルシューティング
- Data Collector ソフトウェアのインストール
- データ収集の検証
- Data Collector のアンインストール
- 手動での Data Collector の開始
- Data Collector のトラブルシューティング
- ホストリソース: 標準 SSH を使用したホスト接続の確認
- ホストリソース: ホストリソース設定ファイルの生成
- SSH のパラメータの構成
- ポリシーとレポートスケジュールのための CRON 式
- VCS と Veritas NetBackup を使用した Data Collector クラスタリング (RHEL 7)
- VCS と Veritas NetBackup を使用した Data Collector クラスタリング (Windows)
- MSCS 環境への NetBackup IT Analytics Data Collector のインストールと設定
- メッセージリレーサーバーの証明書を生成するためのメンテナンスシナリオ
- Data Collector ソフトウェアのインストール
- 第 VIII 部 Cohesity NetBackup 用の Data Collector インストールおよび構成
- はじめに
- NetBackup プライマリサーバーでの NetBackup IT Analytics 分散型 Data Collector の構成
- クラスタ化されていない NetBackup 10.4 以降のプライマリサーバーでの Data Collector の構成
- クラスタ化されていない NetBackup 10.1.1、10.2、10.2.01、10.3 または 10.3.0.1 プライマリサーバーでの Data Collector の構成
- Veritas NetBackup Data Collector ポリシーの構成
- Data Collector ソフトウェアのインストール
- SSL の構成
- NetBackup 用の集中型 Data Collector - 前提条件、インストール、構成
- ステップ 1: オペレーティングシステムを選択し、前提条件を満たす
- ステップ 5: SSH/WMI
- Data Collector のローカルでのアップグレード
- VCS と Veritas NetBackup を使用した Data Collector クラスタリング (RHEL)
- VCS と Veritas NetBackup を使用した Data Collector クラスタリング (Windows)
- MSCS への NetBackup IT Analytics Data Collector のインストールと設定
- Data Collector ポリシーの移行
- Veritas NetBackup Appliance のインストール前の設定
- Veritas Flex Appliance のインストール前の設定
- Data Collector のトラブルシューティング
- ホストリソース: 標準 SSH を使用したホスト接続の確認
- ホストリソース: ホストリソース設定ファイルの生成
- SSH のパラメータの構成
- 付録 B. アプライアンスの構成
- 付録 C. ファイアウォールの構成: デフォルトのポート
- 付録 D. ポリシーとレポートスケジュールのための CRON 式
- 付録 E. メッセージリレーサーバーの証明書を生成するためのメンテナンスシナリオ
- 第 IX 部 Data Collector のインストールと構成
- はじめに
- Data Collector をインストールおよび構成する
- Data Collector ソフトウェアのインストール
- SSL の構成
- 第 X 部 データ保護
- Veritas Backup Exec 用の構成
- Cohesity DataProtect 用の構成
- Commvault Simpana 用の構成
- Commvault データベースへの TCP/IP アクセスを開く
- CommServe サーバーでの読み取り専用ユーザーの設定
- EMC Avamar 用の構成
- EMC Data Domain バックアップ用の構成
- Dell EMC NetWorker Backup & Recovery 用の構成
- 汎用バックアップデータのインポート
- 汎用バックアップ用の構成
- HP Data Protector 用の構成
- アーキテクチャの概要 (HP Data Protector)
- Cell Manager (HP Data Protector) でのデータコレクタサーバーの構成
- IBM Spectrum Protect (TSM) 用の構成
- アーキテクチャの概要 (IBM Spectrum Protect - TSM)
- IBM Spectrum Protect (TSM) の情報のインポート
- NAKIVO Backup & Replication 用の構成
- Oracle Recovery Manager (RMAN) 用の構成
- Rubrik Cloud Data Management 用の構成
- Veeam Backup & Replication 用の構成
- 付録 F. 履歴イベントのロード
- Veritas NetBackup イベントのロード
- 第 XI 部 ストレージ (容量)
- 計算リソース用の構成
- Dell EMC Elastic Cloud Storage (ECS) 用の構成
- Dell EMC Unity 用の構成
- EMC Data Domain Storage 用の構成
- EMC Isilon 用の構成
- EMC Symmetrix 用の構成
- EMC VNX Celerra 用の構成
- EMC VNX CLARiiON 用の構成
- EMC VPLEX 用の構成
- EMC XtremIO 用の構成
- FUJITSU ETERNUS Data Collector 用の構成
- Hitachi Block 用の構成
- Hitachi Content Platform (HCP) 用の構成
- Hitachi Content Platform システム管理コンソール
- Hitachi Content Platform テナント管理コンソール
- Hitachi NAS 用の構成
- Hitachi Vantara All-Flash および Hybrid Flash Storage 用の構成
- ホストインベントリの構成
- ホストアクセス権限、sudo コマンド、ポート、WMI プロキシの必要条件
- ホストインベントリに入力するためのホスト検出ポリシーの構成
- ホスト接続の検証
- ホストインベントリ検索とホストインベントリのエクスポート
- ホストの精査の構成および編集
- 精査設定の伝播: 精査のコピー、精査の貼り付け
- HP 3PAR 用の構成
- HP EVA 用の構成
- HPE Nimble Storage 用の構成
- HPE StoreOnce 用の構成
- IBM Enterprise 用の構成
- IBM COS 用の構成
- IBM SVC 用の構成
- IBM XIV 用の構成
- Microsoft Windows Server 用の構成
- NetApp-7 用の構成
- NetApp StorageGRID 用の構成
- NetApp Cluster 用の構成
- NetApp E シリーズ用の構成
- NEC HYDRAstor 用の構成
- Pure Storage FlashArray 用の構成
- 第 XII 部 計算 (仮想化とホスト収集)
- 第 XIII 部 クラウド
- Amazon Web Services (AWS) 用の構成
- Google Cloud Platform 用の構成
- OpenStack Ceilometer 用の構成
- OpenStack Swift 用の構成
- Microsoft Azure 用の構成
- 第 XIV 部 ファブリック
- 第 XV 部 File Analytics
- File Analytics 用の構成
- File Analytics エクスポートフォルダのサイズとフォルダの深さ
- 第 XVI 部 データ収集の検証とトラブルシューティング
- データ収集の検証
- Data Collector のトラブルシューティング
- ホストリソース: 標準 SSH を使用したホスト接続の確認
- ホストリソース: ホストリソース設定ファイルの生成
- SSH のパラメータの構成
- Data Collector のアンインストール
- 第 XVII 部 システム管理
- 更新の準備
- データのバックアップとリストア
- NetBackup IT Analytics の監視
- REST API を使用した NetBackup IT Analytics レポートへのアクセス
- NetBackup の推定テープ容量の定義
- ホストグループ管理の自動化
- ホストオペレーティングシステムのプラットフォームとバージョン別のカテゴリ化
- ホストとホストグループ間の関係のロード
- NetBackup ユーティリティの自動化
- ユーティリティを自動的に実行するためのスケジュール設定
- 属性管理
- 汎用バックアップデータのインポート
- バックアップジョブの上書き
- ホストデータ収集の管理
- ポータルのシステム設定
- パフォーマンスプロファイルスケジュールのカスタマイズ
- ポータルアクセス用の LDAP および SSO 認証
- Oracle Database のユーザーパスワードの変更
- CyberArk との統合
- NetBackup IT Analytics のチューニング
- レポートメトリックの定義
- ログファイルの操作
- ポータルとデータコレクタのログファイル: ログ記録の削減
- Data Collector のログファイルの命名規則
- ポータルのログファイル
- SNMP トラップアラート
- SSL 証明書の構成
- ポータルまたはデータ収集 SSL のための仮想ホストの構成
- ポータルサーバーのキーストア
- ポータルプロパティ: 形式とポータルのカスタマイズ
- SDK データベースオブジェクトのデータ保持期間
- データの集計
- トラブルシューティング
- 付録 G. Oracle での Kerberos ベースのプロキシユーザーの認証
- 付録 H. NetBackup IT Analytics ポータルとデータレシーバでの TLS 対応 Oracle データベースの構成
- 付録 I. Kubernetes およびアプライアンス上の NetBackup 向けの NetBackup IT Analytics
- 第 XVIII 部 ライセンス
- ライセンスのインストールとガイドライン
- ライセンスの概要
- 現在のライセンス構成の確認
- Storage Suite
- Protection Suite
- Backup Manager
- Backup Manager
- Complete Suite
- ライセンスの管理
- オブジェクトを除外するためのデータコレクタポリシーの構成
- コマンドラインからのライセンス管理
- トラブルシューティング
- ライセンスのインストールとガイドライン
- 第 XIX 部 インベントリレポートおよび操作
- 第 XX 部 OpsCenter 移行
バージョン 10.1.1 より前の NetBackup プライマリサーバーでの Data Collector の構成
Data Collector とポータル間、またユーザーの Web ブラウザとポータル間のデフォルトの NetBackup IT Analytics 構成は、HTTP ポート 80 です。お客様の環境で HTTP を利用できない場合は、続行する前に HTTPS を構成する必要があります。データ収集ポリシーの構成が完了したら、「ステップ 2: NetBackup IT Analytics ポータルで Data Collector を追加する」に進みます。
HTTP を利用できる場合は、残りの手順を完了した後、構成プロセスの最後に SSL を構成することもできます。
ポータルにログインしたら、次の手順を実行します。
- [管理 (Admin)]、[データ収集 (Data Collection)]、[コレクタ管理 (Collector Administration)]の順に選択します。
- [コレクタの追加 (Add Collector)]をクリックします。
[コレクタの追加 (Add Collector)]画面では、コレクタ名およびパスコードを定義し、Data Collector に関連付けるポータルドメインと自動アップグレードオプションを選択する必要があります。各フィールドのその他の詳細については、以下の表を参照してください。
Data Collector には任意の名前を付けることができますが、Data Collector 名は NetBackup プライマリサーバーのホスト名にすることをお勧めします。以下の例では、NetBackup プライマリサーバー名の後ろに「_DC (Data Collector の省略形)」を付けたものが使用されています。
表: フィールドの説明
フィールド |
説明 |
---|---|
コレクタ名* |
コレクタ名にスペースを含めることはできません。大文字と小文字が区別されます。名前は、Data Collector 構成画面と Data Collector インストーラ画面で入力したものと正確に一致する必要があります。 この Data Collector に割り当てられている一意の名前を編集します。Data Collector は、認証のためにこの値を使用します。 コレクタ ID またはパスコードを変更するには、対応する Data Collector サーバーを手動で変更する必要があります。これらの対応する変更を行わないと、収集が破損します。 |
パスコード* |
この Data Collector に割り当てられているパスコードを編集します。どのような文字シーケンスでもかまいません。 (暗号化されてから保存する) 他のシステムのパスワードとは異なり、この Data Collector のパスコードはデータベースに保存するまでは暗号化されないため、特定のファイルではパスワードが平文で表示される場合があります。これは、Data Collector とポリシーの間の「ハンドシェーク」識別を目的としています。 コレクタ ID またはパスコードを変更するには、対応する Data Collector サーバーを手動で変更する必要があります。これらの対応する変更を行わないと、収集が破損します。 パスコードでは、次の OS 固有の特殊文字を使用できます。使用する特殊文字が、Data Collector がインストールされている OS でサポートされていることを確認してください。1 文字から 128 文字までのパスコードを指定できます。
|
簡易メモ |
この Data Collector に関連する説明のメモ。 |
SSL の有効化 |
セキュア (SSL) と非セキュアの両方の Data Collector が同じポータルにデータを送信できます。このボックスにチェックマークを付け、Data Collector が使用するセキュアな通信プロトコル (https) を選択します。 ご使用の環境で SSL が有効になっていない場合、このチェックボックスはダイアログボックスに表示されません。ポータルデータレシーバは、https トラフィック (例: https://agent.mycollector.com ) をリスンしている必要があります。 |
aptare.jar の自動アップグレード |
この構成ファイルを自動的にアップグレードするかどうかを指定します。 Data Collector のこの部分は、イベントとメタデータ処理スレッドを処理します。.jar ファイルには、データ収集の処理と解析ロジックが含まれています。最新バージョンは自動的にダウンロードされ、アップグレード時にコレクタに適用されます。この設定を[はい (Yes)]に設定することをお勧めします。 |
Upgrade Manager の自動アップグレード |
この構成バンドルを自動的にアップグレードするかどうかを指定します。 この Data Collector コンポーネントは、Data Collector のアップグレードを管理します。最新バージョンは自動的にダウンロードされ、アップグレード時にコレクタに適用されます。この設定を[はい (Yes)]に設定することをお勧めします。 |
[OK]をクリックします。.json
ファイルが作成されたことを示す、次のメッセージが表示されます。このファイルは、Data Collector を構成および登録するときに必要になります。
[OK]をクリックします。.json
ファイルパスを取得します。
Data Collector を構成する場合、.json
ファイルをダウンロードして、NetBackup プライマリサーバーにコピーします。
「第 4 章: Data Collector ソフトウェアのインストール」を参照してください。このセクションでは、NetBackup IT Analytics Data Collector 11.4 以降をインストールし、.json
ファイルを使用して Data Collector を登録できるようにすることを前提としています。完了したら、「ステップ 4」から再開します。
10.1.1 より前のバージョンの NetBackup を実行している、クラスタ化されていない NetBackup プライマリサーバーの Data Collector を構成する場合は、応答ファイルを使用して Data Collector を手動で構成します。
NetBackup サーバーの場合は、 「ステップ 4A: NetBackup 用に NetBackup IT Analytics Data Collector を手動で構成する」に進みます。
NetBackup Appliance または NetBackup Flex Appliance の場合は、「ステップ 4B: NetBackup Appliance (Flex Appliance を含む) 用に Data Collector を構成する」に進みます。
Kubernetes 上の NetBackup 配備の場合は、「ステップ 4C: Kubernetes 上の NetBackup 配備用に NetBackup IT Analytics を構成する」に進みます。
このセクションでは、.key
ファイルを使用して、Data Collector を手動で構成するために必要な手順について説明します。この構成では、クラスタ化されていない NetBackup プライマリサーバーにデフォルトでインストールされる分散型 Data Collector を構成するために応答ファイルを編集する必要があります。Cohesity NetBackup プライマリサーバーのインストールでは、NetBackup IT Analytics Data Collector バイナリが自動的に Windows (C:\Program Files\Veritas\AnalyticsCollector
) と Linux (/usr/openv/analyticscollector
) に配備されます。
この構成を実行する前に、データセンターに NetBackup IT Analytics ポータルがインストール済みで、各 NetBackup プライマリサーバーのポータルの[コレクタ管理 (Collector Administration)]画面で Data Collector エントリが追加されている必要があります。「ステップ 2: NetBackup IT Analytics ポータルで Data Collector を追加する」を参照してください。
Windows で Data Collector を手動で構成するには:
- 次の内容で、バッチスクリプト
responsefile.cmd
として応答ファイルを作成します。これらは、Data Collector の構成に必要なユーザー入力に対する応答です。COLLECTOR_REGISTRATION_PATH=<path to the .json file> HTTP_PROXY_CONF=N HTTP_PROXY_ADDRESS= HTTP_PROXY_PORT= HTTPS_PROXY_ADDRESS= HTTPS_PROXY_PORT= PROXY_USERNAME= PROXY_PASSWORD= PROXY_EXCLUDE=
- 各フィールドの値を適切なデータで更新します。サンプル応答ファイルは、
x64\ITA_DC\responsefile.cmd
のインストールメディアにも含まれています。 - 次のコマンドを実行します。
"C:\ProgramData\Veritas\NetBackup IT Analytics\DC\configure.cmd" \RESPFILE:response_file_path \INSTALL_TYPE:CONFIG
C:\Program Files\Veritas\analyticscollector\mbs\bin\
に移動し、checkinstall.bat を実行して、Data Collector と NetBackup IT Analytics との統合を検証します。Data Collector とポータルが構成されている場合、応答に[成功 (SUCCESS)]と表示されます。
メモ:
NetBackup プライマリサーバーから実行されたデータレシーバ URL のホスト名は、ポータルサーバーの IP アドレスに解決される必要があります。
.key ファイルを使用して、Linux で Data Collector を手動で構成するには:
- 次の内容で応答ファイルを作成します。これらは、Data Collector の構成に必要なユーザー入力に対する応答です。
COLLECTOR_REGISTRATION_PATH=<path to the .json file> HTTP_PROXY_CONF=N HTTP_PROXY_ADDRESS= HTTP_PROXY_PORT= HTTPS_PROXY_ADDRESS= HTTPS_PROXY_PORT= PROXY_USERNAME= PROXY_PASSWORD= PROXY_EXCLUDE=
サンプル応答ファイルは、インストールメディアと、プライマリサーバーの
/usr/openv/analyticscollector/installer/responsefile.sample
から入手できます。 - 各フィールドの値を適切なデータで更新します。
- 次のコマンドを実行します。
/usr/openv/analyticscollector/installer/dc_installer.sh -c responsefile_path
/usr/openv/analyticscollector/mbs/bin/
に移動し、./checkinstall.sh を実行して、Data Collector と NetBackup IT Analytics との統合を検証します。Data Collector が NetBackup IT Analytics ポータルと通信できる場合、応答に[成功 (SUCCESS)]と表示されます。メモ:
NetBackup プライマリサーバーから実行されたデータレシーバ URL のホスト名は、ポータルサーバーの IP アドレスに解決される必要があります。
次の手順に従って、プライマリサーバーポッドで Data Collector を構成できます。NetBackup バージョン 10.3 Cloud Scale リリース以降、プライマリサーバーポッドで Data Collector がサポートされます。プライマリサーバーで Data Collector を構成するには、以下の手順をルートユーザーとして実行する必要があります。Flex Appliance で、まずプライマリサーバーポッドに接続し、それから sudo を使用してルートユーザーに切り替えます。NetBackup Appliance で、NetBackup CLI ユーザーを作成してシェルにアクセスします。
NetBackup 配備用に NetBackup IT Analytics を構成するには:
- ポータルの IP が必ず単一の FQDN に解決可能になるように DNS サーバーエントリを作成します。NetBackup IT Analytics ポータルの IP は次に解決する必要があります。
itanalyticsagent.<yourdomain>
次の点に注意してください。
ポータルの URL が
itanalyticsportal.<yourdomain>
の場合は、次のホスト名の DNS エントリを必ず追加します。itanalyticsagent.<yourdomain>
ポータル URL が
aptareportal.<yourdomain>
の場合は、次のホスト名の DNS エントリを必ず追加します。aptareagent.<yourdomain>
- ポータルリンクにアクセスして Data Collector を作成することで新しい Data Collector の
<your-collector-name>.key
を収集し、NetBackup プライマリサーバーを配備する元のホストマシンにコピーします。 - ポータルリンクにアクセスして Data Collector を作成することで新しい Data Collector の
<your-collector-name>.json
ファイルを収集し、NetBackup プライマリサーバーを配備する元のホストマシンにコピーします。詳しくは、『NetBackup IT Analytics ユーザーガイド』の「Data Collector の暗号化」セクションを参照してください。
- 次のコマンドを使用して、永続的な場所 (
/mnt/nbdata/
など) に新しいフォルダanalyticscollector
を作成します。cd "/mnt/nbdata/" mkdir analyticscollector
<your-collector-name>.key
または<your-collector-name>.json
ファイルを NetBackup プライマリサーバーホストまたはコンテナ内にある/mnt/nbdata/analyticscollector
にコピーします。- データレシーバが自己署名証明書 (https) で構成されている場合。ユーザーは Data Collector に証明書を追加する必要があります。
『NetBackup IT Analytics 管理者ガイド』の「証明書を信頼するための Data Collector の構成」セクションを参照してください。
- NetBackup プライマリサーバーホストまたはコンテナに接続します。
/usr/openv/analyticscollector/installer/
の場所に移動して、次を実行します。responsefile.sample
を開いて次のパラメータを追加します。COLLECTOR_REGISTRATION_PATH=<path to .json file> HTTP_PROXY_CONF=N HTTP_PROXY_ADDRESS= HTTP_PROXY_PORT= HTTPS_PROXY_ADDRESS= HTTPS_PROXY_PORT= PROXY_USERNAME= PROXY_PASSWORD= PROXY_EXCLUDE=
- NetBackup IT Analytics ポータルで Data Collector を次のように構成します。
メモ:
インストールされている Data Collector のバージョンがポータルよりも古い場合は、Data Collector の自動アップグレードが完了してから続行します。
NetBackup Appliance バージョン 5.3 以降の場合:
NetBackup CLI ユーザーとして次のコマンドを実行します。
/usr/openv/analyticscollector/installer/dc_installer.sh -c /usr/openv/analyticscollector/installer/responsefile.sample
Data Collector と NetBackup IT Analytics ポータルとの統合を確認するには、次のコマンドを実行します。
/usr/openv/analyticscollector/mbs/bin/checkinstall.sh
NetBackup Appliance バージョン 5.1.1 の場合:
NetBackup CLI ユーザーとして次のコマンドを実行します。
sudo /usr/openv/analyticscollector/installer/dc_installer.sh -c /usr/openv/analyticscollector/installer/responsefile.sample
Data Collector と NetBackup IT Analytics ポータルとの統合を確認するには、次のコマンドを実行します。
sudo /usr/openv/analyticscollector/mbs/bin/checkinstall.sh
Flex Appliance の場合:
プライマリサーバーコンテナに接続し、sudo を使用してルートユーザーに切り替えて、次のコマンドを実行します。
/usr/openv/analyticscollector/installer/dc_installer.sh -c /usr/openv/analyticscollector/installer/responsefile.sample
Data Collector と NetBackup IT Analytics ポータルとの統合を確認するには、次のコマンドを実行します。
/usr/openv/analyticscollector/mbs/bin/checkinstall.sh
Data Collector とポータルが構成されている場合、応答に[成功 (SUCCESS)]と表示されます。
メモ:
Data Collector とポータル間に
aptare.jar
のバージョンの不一致がある場合、checkinstall.sh コマンドを実行すると Data Collector の自動更新が開始されます。 - 次のコマンドを実行して Data Collector サービスの状態を確認し、次の Data Collector サービスが起動して実行中であることを確認します。
/usr/openv/analyticscollector/mbs/bin/aptare_agent status
上記のコマンドの出力:
IT Analytics Zookeeper Server is running (pid: 16137). IT Analytics Kafka Server is running (pid: 16145). IT Analytics WatchDog is running (pid: 7225). IT Analytics MetaDataCollector is stopped. IT Analytics EventDataCollector is stopped. IT Analytics DataCollector process is running (pid: 7365). IT Analytics On-demand process is running (pid: 7361). IT Analytics Message Relay Server process is running (pid: 7366)
プライマリサーバーで Data Collector を構成できます。各構成の手順を次に示します。NetBackup バージョン 10.3 Cloud Scale リリース以降、プライマリサーバーで Data Collector がサポートされます。NetBackup IT Analytics Data Collector を構成するには、次の手順をルートユーザーとして実行する必要があります。プライマリサーバーポッドに接続し、sudo を使用してルートユーザーに切り替えます。
NetBackup 配備用に NetBackup IT Analytics を構成するには
- NetBackup IT Analytics ポータルの IP が必ず単一の FQDN に解決可能になるように DNS サーバーエントリを作成します。NetBackup IT Analytics ポータルの IP は次に解決する必要があります。
itanalyticsagent.<yourdomain>
次の点に注意してください。
ポータルの URL が
itanalyticsportal.<yourdomain>
の場合は、次のホスト名の DNS エントリを必ず追加します。itanalyticsagent.<yourdomain>
ポータル URL が
aptareportal.<yourdomain>
の場合は、次のホスト名の DNS エントリを必ず追加します。aptareagent.<yourdomain>
- ポータルリンクにアクセスして Data Collector を作成することで新しい Data Collector の
<your-collector-name>.key
を収集し、Kubernetes クラスタにアクセスするホストマシンにコピーします。詳しくは、『NetBackup IT Analytics ユーザーガイド』の「Data Collector の暗号化」セクションを参照してください。 - 次のコマンドを使用して、
<your-collector-name>.key
を NetBackup プライマリサーバーポッド内にある/mnt/nbdata/analyticscollector
にコピーします。kubectl cp <keyfile-name> <namespace>/<primary-pod-name>:/mnt/nbdata/analyticscollector
- データレシーバが自己署名証明書 (https) で構成されている場合、Data Collector に証明書を追加する必要があります。
- プライマリサーバーポッドで次のコマンドを実行します。
kubectl exec -it -n <namespace> <primaryServer-pod-name> -- bash
/usr/openv/analyticscollector/installer/
の場所に移動して、次を実行します。responsefile.sample
を開いて次のパラメータを追加します。COLLECTOR_REGISTRATION_PATH=<path to the .json file> HTTP_PROXY_CONF=N HTTP_PROXY_ADDRESS= HTTP_PROXY_PORT= HTTPS_PROXY_ADDRESS= HTTPS_PROXY_PORT= PROXY_USERNAME= PROXY_PASSWORD= PROXY_EXCLUDE=
次のコマンドを実行して、Data Collector をポータルで構成します。
/usr/openv/analyticscollector/installer/dc_installer.sh -c /usr/openv/analyticscollector/installer/responsefile.sample
- 次を実行して、Data Collector と NetBackup IT Analytics の統合を検証します。
usr/openv/analyticscollector/mbs/bin/
に移動します。次のコマンドを実行します。
./checkinstall.sh
Data Collector とポータルが構成されている場合、[成功 (SUCCESS)]と表示されます。
メモ:
Data Collector とポータル間に
aptare.jar
のバージョンの不一致がある場合、checkinstall.sh コマンドを実行すると Data Collector の自動更新が開始されます。 - 次のコマンドを実行して Data Collector サービスの状態を確認し、次の Data Collector サービスが起動して実行中であることを確認します。
/usr/openv/analyticscollector/mbs/bin/aptare_agent status
上記のコマンドの出力:
IT Analytics WatchDog is running (pid: 13312). IT Analytics MetaDataCollector is stopped. IT Analytics EventDataCollector is stopped. IT Analytics DataCollector process is running (pid: 13461). IT Analytics On-demand process is running (pid: 13463). IT Analytics Message Relay Server process is running (pid: 13471)
- NetBackup IT Analytics ポータルにログインします。
- [管理 (Admin)]、[データ収集 (Data Collection)]、[コレクタ管理 (Collector Administration)]の順に移動し、Data Collector が[オンライン (Online)]と表示されているかどうか確認します。
NetBackup IT Analytics ポータルで、[管理 (Admin)]、[データ収集 (Data Collection)]、[コレクタの更新 (Collector Updates)]の順に移動し、コンポーネントをアップグレードする必要がある Data Collector を選択します。
「第 3 章: NetBackup 収集ポリシーの構成」を参照してください。データ収集ポリシーの構成が完了したら、「ステップ 8」に進みます。
Veritas NetBackup Data Collector ポリシーの構成
[コレクタ管理 (Collector Administration)]を選択し、[ポリシーの状態 (Policy State)]列に[収集中 (Collecting)]と表示されているか (Veritas NetBackup 収集ポリシーの場合)、[状態 (Status)]列の下に、正常に収集されていることを示す緑色のチェックマークが表示されていることを確認します。数分待ってから画面を更新する必要がある場合があります。