NetBackup IT Analytics ヘルプ
- 第 I 部 NetBackup IT Analytics の導入
- 第 II 部 新機能
- 第 III 部 認定済みの構成
- はじめに
- ポータルとデータベースサーバー
- Data Collector サーバーの構成
- Capacity Manager 構成
- アレイまたは LUN に関するパフォーマンスデータの収集
- EMC Isilon アレイのパフォーマンスメトリック
- NetApp Cluster-Mode のパフォーマンスメトリック
- EMC Symmetrix の拡張パフォーマンスメトリック
- ホストアクセス権限、sudo コマンド、ポート、WMI プロキシの必要条件
- クラウド構成
- Virtualization Manager 構成
- File Analytics 構成
- Fabric Manager 構成
- Backup Manager 構成
- ServiceNow 構成
- 内部 TCP ポートの要件
- 第 IV 部 エンドユーザー
- ポータルについて
- [管理者 (Admin)]タブについて
- インベントリについて
- データを整理するための階層ツールバー
- オブジェクトの表示
- 属性を使用したデータの整理
- レポートの固定 - インベントリオブジェクトを含むレポートの保存
- インベントリリスト表示での属性の割り当て
- レポートについて
- レポートの生成と保守
- レポートのスコープの選択
- 属性ごとのホストのグループ化
- レポートスコープセレクタでのホストの検索
- Backup Manager 詳細スコープセレクタの設定
- ソリューションレポートのスコープセレクタの設定
- レポートの測定単位
- レポートのフィルタロジックのカスタマイズ
- レポートの列の並べ替え
- テーブル形式からグラフへのレポートの変換
- 配布、共有、スケジュール、アラート
- レポートの整理
- 動的テンプレートデザイナーの操作
- 動的テンプレートデザイナーのクイックスタート
- 製品固有の同種テンプレートへの変換
- 動的テンプレート関数の設定
- フィールドビルダーを使用したフィールドの作成
- スコープセレクタコンポーネント - カスタムフィルタ
- 棒グラフ動的テンプレートの構成
- 棒グラフ動的テンプレートの作成手順
- 面グラフまたは積み上げ面グラフの動的テンプレートの構成
- パフォーマンスメトリックの折れ線グラフ
- 折れ線グラフのフィールドの要件
- オブジェクト別折れ線グラフ (グラフごとに 1 つ以上のメトリック)
- メトリック別折れ線グラフ (グラフごとに複数のオブジェクト)
- 積み上げ棒グラフ動的テンプレートの例
- テーブル形式の動的テンプレートを使用したスパークライングラフの作成
- メソッドの追加または編集
- メソッドの検証と保存
- SQL テンプレートデザイナーの操作
- SQL テンプレートのスコープセレクタコンポーネントの構成
- SQL クエリーの例
- 数値、サイズ、日付、時刻の形式
- アラインメント、集計、棒の種類、棒の種類の色
- レポートクエリー作成用のパイプライン関数
- APTlistOfDates
- aptStringConcat
- getServerAttributeValue
- getObjectAttributeValue
- getChildServerGroupContextById
- getServerGroupContextById
- secsToHoursMinSecs
- APTgetTapeDriveStatusName
- getFullPathname
- listJobSummaryAfterRestart
- listJobSummaryAfterRestartNBW
- NetWorker バックアップジョブの listJobSummaryAfterRestart
- listOfBackupWindowDates
- listChargebackCatByVOLSDetail
- listChargebackCatByNcVolDetail
- listChargebackCatByFSDetail (HNAS 用)
- listChargebackCatByFSDetail (EMC Isilon 用)
- listChargebackByLUNSummary
- listChargebackByLUNDetail
- listChargebackCatByLUNSummary
- listChargebackCatByLUNDetail
- アラートの設定
- アラートポリシーの追加または編集
- SNMP の使用について
- ホスト、バックアップサーバー、ホストグループの管理
- NetBackup プライマリサーバー
- 属性とオブジェクトの管理
- ポータルへのアクセスとユーザー権限の提供
- パスワードの設定/リセット
- ユーザーグループホームページの管理 (管理者)
- プライマリスケジュールとバックアップ処理時間帯の構成
- ポリシーの追加、編集、移動
- ソリューション管理
- データ収集の管理と監視
- データ収集タスクについて
- Data Collector の追加または編集
- コレクタと収集状態の確認
- データコレクタのアップグレード
- Capacity Manager ホストデータ収集の操作
- ホストアクセスの必要条件
- クレデンシャルの管理
- ホストの検出と収集ビューに入力するためのホスト検出ポリシーの構成
- ホスト接続の検証
- ホストの検出と収集での検索とエクスポート
- 精査設定の伝播: 精査のコピー、精査の貼り付け
- Veritas NetBackup の検出ポリシー
- システム通知の表示と管理
- 詳細パラメータを使用したカスタマイズ
- アクセス制御の詳細パラメータ
- 一般的なデータ収集の詳細パラメータ
- クラウドデータ収集の詳細パラメータ
- ホストの検出と収集の詳細パラメータ
- Backup Manager の詳細パラメータ
- Capacity Manager の詳細パラメータ
- File Analytics の詳細パラメータ
- Virtualization Manager の詳細パラメータ
- ポータル環境の管理
- ランサムウェアのスコアカードの管理
- ファイルの分析
- ポータルのトラブルシューティング
- 属性継承のオーバーライド
- レポートデータのキャッシュについて
- ポータルについて
- 第 V 部 レポートの参照
- NetBackup IT Analytics の概要
- アラートレポート
- ランサムウェアレポート
- リスク軽減ソリューションレポート
- ストレージ最適化ソリューションレポート
- システム管理レポート
- Oracle ジョブの概要
- Capacity Manager レポート
- アプリケーションの容量レポート
- アレイ容量の使用状況レポート
- アレイの容量と使用状況 (汎用データ)
- アレイの容量と使用状況 (IBM SVC ビュー)
- アレイの容量と使用状況 (IBM XIV ビュー)
- アレイの容量と使用状況 (NetApp ビュー)
- アレイの容量と使用状況 (NetApp クラスタ)
- NetApp ストレージシステムの詳細
- アレイの容量と使用状況 (OpenStack Swift)
- IBM アレイサイトの概略
- IBM アレイの詳細
- LUN の使用状況の概略
- NetApp アグリゲートの詳細
- NetApp Cluster-Mode アグリゲートの詳細
- NetApp プレックスの詳細
- NetApp ボリュームの詳細
- NetApp Cluster-Mode ボリュームの詳細
- NetApp StorageGRID テナントの概略
- 利用可能または再生利用可能な容量レポート
- リスクのある容量レポート
- 容量のチャージバックレポート
- ホスト容量の使用状況レポート
- SnapMirror レポート
- SnapVault レポート
- 容量予測レポート
- ストレージパフォーマンスレポート
- パフォーマンス分析のための Mission Control
- シンプロビジョニングレポート
- Hitachi Dynamic Provisioning プールの使用率
- File Analytics レポート
- Virtualization Manager レポート
- データストアについて
- VM サーバーの詳細
- VM スナップショットの概略
- VM の詳細
- データストアの使用状況の概略
- データストアの詳細 (Datastore Detail)
- Fabric Manager レポート
- ホストからストレージのダッシュボード
- Backup Manager 管理レポート
- エラーログの概略
- ジョブの期間レポート
- Veeam Backup & Replication ジョブの概略レポート (同種)
- Veeam および RMAN のジョブの詳細レポート
- ジョブへのメモの追加
- ジョブのボリュームの概略レポート
- NetBackup 重複排除による MSDP の節約
- バックアップ管理レポート
- ホストの詳細
- IBM Spectrum Protect (TSM) ストレージプールダッシュボード
- ジョブヒストグラム
- プライマリサーバー、メディアサーバー、クライアントにある EEB のレポート
- バックアップメディア管理レポート
- バックアップサービス内容合意書 (SLA) レポート
- バックアップストレージの使用状況レポート
- Backup Manager 予測レポート
- バックアップの請求レポートと使用状況レポート
- バックアップポリシーレポート
- HP Data Protector バックアップ仕様の詳細
- パブリッククラウドレポート
- AWS レポート
- Microsoft Azure レポート
- 第 VI 部 NetBackup IT Analytics Exporter のインストールと構成
- 第 VII 部 Data Collector のインストールとトラブルシューティング
- Data Collector ソフトウェアのインストール
- データ収集の検証
- Data Collector のアンインストール
- 手動での Data Collector の開始
- Data Collector のトラブルシューティング
- ホストリソース: 標準 SSH を使用したホスト接続の確認
- ホストリソース: ホストリソース設定ファイルの生成
- SSH のパラメータの構成
- ポリシーとレポートスケジュールのための CRON 式
- VCS と Veritas NetBackup を使用した Data Collector クラスタリング (RHEL 7)
- VCS と Veritas NetBackup を使用した Data Collector クラスタリング (Windows)
- MSCS 環境への NetBackup IT Analytics Data Collector のインストールと設定
- メッセージリレーサーバーの証明書を生成するためのメンテナンスシナリオ
- Data Collector ソフトウェアのインストール
- 第 VIII 部 Cohesity NetBackup 用の Data Collector インストールおよび構成
- はじめに
- NetBackup プライマリサーバーでの NetBackup IT Analytics 分散型 Data Collector の構成
- クラスタ化されていない NetBackup 10.4 以降のプライマリサーバーでの Data Collector の構成
- クラスタ化されていない NetBackup 10.1.1、10.2、10.2.01、10.3 または 10.3.0.1 プライマリサーバーでの Data Collector の構成
- Veritas NetBackup Data Collector ポリシーの構成
- Data Collector ソフトウェアのインストール
- SSL の構成
- NetBackup 用の集中型 Data Collector - 前提条件、インストール、構成
- ステップ 1: オペレーティングシステムを選択し、前提条件を満たす
- ステップ 5: SSH/WMI
- Data Collector のローカルでのアップグレード
- VCS と Veritas NetBackup を使用した Data Collector クラスタリング (RHEL)
- VCS と Veritas NetBackup を使用した Data Collector クラスタリング (Windows)
- MSCS への NetBackup IT Analytics Data Collector のインストールと設定
- Data Collector ポリシーの移行
- Veritas NetBackup Appliance のインストール前の設定
- Veritas Flex Appliance のインストール前の設定
- Data Collector のトラブルシューティング
- ホストリソース: 標準 SSH を使用したホスト接続の確認
- ホストリソース: ホストリソース設定ファイルの生成
- SSH のパラメータの構成
- 付録 B. アプライアンスの構成
- 付録 C. ファイアウォールの構成: デフォルトのポート
- 付録 D. ポリシーとレポートスケジュールのための CRON 式
- 付録 E. メッセージリレーサーバーの証明書を生成するためのメンテナンスシナリオ
- 第 IX 部 Data Collector のインストールと構成
- はじめに
- Data Collector をインストールおよび構成する
- Data Collector ソフトウェアのインストール
- SSL の構成
- 第 X 部 データ保護
- Veritas Backup Exec 用の構成
- Cohesity DataProtect 用の構成
- Commvault Simpana 用の構成
- Commvault データベースへの TCP/IP アクセスを開く
- CommServe サーバーでの読み取り専用ユーザーの設定
- EMC Avamar 用の構成
- EMC Data Domain バックアップ用の構成
- Dell EMC NetWorker Backup & Recovery 用の構成
- 汎用バックアップデータのインポート
- 汎用バックアップ用の構成
- HP Data Protector 用の構成
- アーキテクチャの概要 (HP Data Protector)
- Cell Manager (HP Data Protector) でのデータコレクタサーバーの構成
- IBM Spectrum Protect (TSM) 用の構成
- アーキテクチャの概要 (IBM Spectrum Protect - TSM)
- IBM Spectrum Protect (TSM) の情報のインポート
- NAKIVO Backup & Replication 用の構成
- Oracle Recovery Manager (RMAN) 用の構成
- Rubrik Cloud Data Management 用の構成
- Veeam Backup & Replication 用の構成
- 付録 F. 履歴イベントのロード
- Veritas NetBackup イベントのロード
- 第 XI 部 ストレージ (容量)
- 計算リソース用の構成
- Dell EMC Elastic Cloud Storage (ECS) 用の構成
- Dell EMC Unity 用の構成
- EMC Data Domain Storage 用の構成
- EMC Isilon 用の構成
- EMC Symmetrix 用の構成
- EMC VNX Celerra 用の構成
- EMC VNX CLARiiON 用の構成
- EMC VPLEX 用の構成
- EMC XtremIO 用の構成
- FUJITSU ETERNUS Data Collector 用の構成
- Hitachi Block 用の構成
- Hitachi Content Platform (HCP) 用の構成
- Hitachi Content Platform システム管理コンソール
- Hitachi Content Platform テナント管理コンソール
- Hitachi NAS 用の構成
- Hitachi Vantara All-Flash および Hybrid Flash Storage 用の構成
- ホストインベントリの構成
- ホストアクセス権限、sudo コマンド、ポート、WMI プロキシの必要条件
- ホストインベントリに入力するためのホスト検出ポリシーの構成
- ホスト接続の検証
- ホストインベントリ検索とホストインベントリのエクスポート
- ホストの精査の構成および編集
- 精査設定の伝播: 精査のコピー、精査の貼り付け
- HP 3PAR 用の構成
- HP EVA 用の構成
- HPE Nimble Storage 用の構成
- HPE StoreOnce 用の構成
- IBM Enterprise 用の構成
- IBM COS 用の構成
- IBM SVC 用の構成
- IBM XIV 用の構成
- Microsoft Windows Server 用の構成
- NetApp-7 用の構成
- NetApp StorageGRID 用の構成
- NetApp Cluster 用の構成
- NetApp E シリーズ用の構成
- NEC HYDRAstor 用の構成
- Pure Storage FlashArray 用の構成
- 第 XII 部 計算 (仮想化とホスト収集)
- 第 XIII 部 クラウド
- Amazon Web Services (AWS) 用の構成
- Google Cloud Platform 用の構成
- OpenStack Ceilometer 用の構成
- OpenStack Swift 用の構成
- Microsoft Azure 用の構成
- 第 XIV 部 ファブリック
- 第 XV 部 File Analytics
- File Analytics 用の構成
- File Analytics エクスポートフォルダのサイズとフォルダの深さ
- 第 XVI 部 データ収集の検証とトラブルシューティング
- データ収集の検証
- Data Collector のトラブルシューティング
- ホストリソース: 標準 SSH を使用したホスト接続の確認
- ホストリソース: ホストリソース設定ファイルの生成
- SSH のパラメータの構成
- Data Collector のアンインストール
- 第 XVII 部 システム管理
- 更新の準備
- データのバックアップとリストア
- NetBackup IT Analytics の監視
- REST API を使用した NetBackup IT Analytics レポートへのアクセス
- NetBackup の推定テープ容量の定義
- ホストグループ管理の自動化
- ホストオペレーティングシステムのプラットフォームとバージョン別のカテゴリ化
- ホストとホストグループ間の関係のロード
- NetBackup ユーティリティの自動化
- ユーティリティを自動的に実行するためのスケジュール設定
- 属性管理
- 汎用バックアップデータのインポート
- バックアップジョブの上書き
- ホストデータ収集の管理
- ポータルのシステム設定
- パフォーマンスプロファイルスケジュールのカスタマイズ
- ポータルアクセス用の LDAP および SSO 認証
- Oracle Database のユーザーパスワードの変更
- CyberArk との統合
- NetBackup IT Analytics のチューニング
- レポートメトリックの定義
- ログファイルの操作
- ポータルとデータコレクタのログファイル: ログ記録の削減
- Data Collector のログファイルの命名規則
- ポータルのログファイル
- SNMP トラップアラート
- SSL 証明書の構成
- ポータルまたはデータ収集 SSL のための仮想ホストの構成
- ポータルサーバーのキーストア
- ポータルプロパティ: 形式とポータルのカスタマイズ
- SDK データベースオブジェクトのデータ保持期間
- データの集計
- トラブルシューティング
- 付録 G. Oracle での Kerberos ベースのプロキシユーザーの認証
- 付録 H. NetBackup IT Analytics ポータルとデータレシーバでの TLS 対応 Oracle データベースの構成
- 付録 I. Kubernetes およびアプライアンス上の NetBackup 向けの NetBackup IT Analytics
- 第 XVIII 部 ライセンス
- ライセンスのインストールとガイドライン
- ライセンスの概要
- 現在のライセンス構成の確認
- Storage Suite
- Protection Suite
- Backup Manager
- Backup Manager
- Complete Suite
- ライセンスの管理
- オブジェクトを除外するためのデータコレクタポリシーの構成
- コマンドラインからのライセンス管理
- トラブルシューティング
- ライセンスのインストールとガイドライン
- 第 XIX 部 インベントリレポートおよび操作
- 第 XX 部 OpsCenter 移行
認証用 AD/LDAP の構成
ユーザー認証にのみ AD/LDAP を構成するには、ポータル管理者は AD/LDAP データベースに存在するユーザーと同様に NetBackup IT Analytics ポータルでユーザーを作成する必要があります。
- スーパーユーザーとして NetBackup IT Analytics ポータルにログインし、[管理 (Admin)]、[ユーザー (Users)]の順に移動します。
- AD/LDAP に存在するユーザーと同じユーザー名を持つ新しいユーザーを作成します。
- 新しいユーザーに適切な権限を割り当てます。
- ポータルサーバーが AD/LDAP のホスト名を解決できない場合は、ポータルサーバーの
/etc/hosts
ファイルにホスト名のエントリを追加します。<AD_IP_Address> <AD_Domain_Name>
例:
192.168.2.90 ad.gold
- [管理 (Admin)]、[認証 (Authentication)]、[LDAP]の順に移動します。
- 認証、認可を有効にし、次の表に示すように構成を入力します。
フィールド名
説明
有効 (Enabled)
AD/LDAP 認証を有効にする場合に選択します。
認証 (Authorisation)
認証 (Authentication) のみを有効にするため、この有効化はスキップできます。
選択すると、ポータルは AD グループに対してユーザーを認可します。新しいユーザーが属する少なくとも 1 つの AD グループを、ポータルでユーザーグループとして構成する必要があります。
メモ:
AD グループがポータルのユーザーグループにマッピングされていない場合、ログイン中に「外部 LDAP ユーザーにはユーザーグループマッピングが存在しません (No user group mapping present for external LDAP user)」というエラーが表示され、認証が失敗します。
LDAP ドメイン名 (LDAP Domain Name)
このフィールドは非推奨です。このフィールドがポータルに表示されている場合は、値として LDAP と入力します。
例:
LDAP Domain Name: LDAP
LDAP URL
AD のホストとポートを設定します。この URL 値には接頭辞 ldap: が付くことに注意してください。SSL を使用している場合は、接頭辞を ldaps に変更します。
外部 LDAP 構成に Active Directory を使用している場合は、ポート 389 の代わりにグローバルカタログポート 3268 を使用できます。
SSL を使用している場合は、標準の ldaps にセキュアグローバルカタログポート 3269 または 636 を使用できます。
例:
ldap://example.company.com:389
または
ldaps://example.company.com:636
検索ベース (Search Base)
認証ディレクトリ内のユーザーを見つけるために検索を実行する場所を設定します。
Active Directory (AD) 検索ベースと呼ばれることがよくあります。LDAP ユーザーを検索する場合、これは Active Directory ツリーの開始点になります。この検索ベース (LDAP 識別名形式) には、完全修飾ドメイン名が含まれています。NetBackup IT Analytics は、検索ベースを 1 つだけサポートします。
例:
dc=example,dc=company,dc=com
DN
検索ベースを検索する権限を持つユーザーまたはサービスアカウントの ID を設定します。このユーザーまたはサービスアカウントはすべての LDAP ディレクトリサーバーを検索できる必要があります。
NetBackup IT Analytics には、Active Directory 構造内のベース DN (識別名) で検索する権限を持つユーザーまたはサービスアカウント名が必要です。これは、管理者権限を持つアカウントである必要があり、通常は管理者です。このアカウントは、Active Directory がインストールされたときに作成された管理者アカウントか、作成時に管理者権限を付与されたアカウントまたは管理者権限を持つグループに配置されたアカウントのいずれかにできます。
Active Directory を使用している場合、Active Directory サービスで匿名バインドが許可されていないため、この設定を指定します。Microsoft Active Directory には、LDAP ディレクトリを検索するための十分な権限を持つユーザーのユーザー名とパスワードが必要です。
CN=Admin,CN=Users,DC=example,DC=company,DC=com
この場合、一般名 Users の Admin ユーザーには、検索ベース (DC=example、DC=company、DC=com) を検索する権限があります。
メモ:
特殊文字 #、>、<、;、(、) および = はサポートされますが、/ および \ は DN と CN ではサポートされません。
DN パスワード (DN Password)
DN フィールドで使用しているユーザーのパスワードに設定します。
証明書 (Certificate)
LDAP が SSL を使用して構成されている場合は、LDAP サーバーとの安全な接続のために LDAP サーバー証明書が必要です。LDAP 管理者または Active Directory 管理者からこの証明書を入手してアップロードできます。
メモ:
証明書チェーンがある場合は、このチェーンから LDAP サーバー証明書を分離し、1 つの証明書として個別にアップロードする必要があります。また、証明書には BEGIN CERTIFICATE や END CERTIFICATE などのプレーンテキストのアンカー行が含まれていることが想定されています。
ログイン属性 (Login Attribute)
認証に使用されるログイン属性を入力します。これは、uid や sAMAccountName などの、ユーザー名を指定する Active Directory の属性名です。
例:
sAMAccountName
新しいユーザードメイン (New User Domain)
ユーザーの認可を行う必要があるドメインの名前を入力します。[管理者 (Admin)]>[ドメイン (Domains)]>[ドメイン名 (Domain Name)]からドメイン名を取得します。
例:
example.company.com
ユーザー属性名の無効化 (Disable User Attribute Name)
ユーザーがアクティブか非アクティブかを示す AD 属性の値を入力します。AD を介したポータル認証中、REST API はこのフィールドに割り当てられている AD 属性を使用して、ユーザーがまだアクティブな AD ユーザーであるかどうかを確認します。
たとえば、ユーザーがアクティブか無効かを示す AD 属性が
ad.user.active
の場合、このフィールドの値としてad.user.active
を割り当てる必要があります。ユーザー属性値の無効化 (Disable User Attribute Value)
AD 属性 ([ユーザー属性名の無効化 (Disable User Attribute Name)] で指定) と同じ値を入力します。これは、AD ユーザーが無効なことを示します。
たとえば、
ad.user.active
が AD のユーザー状態の属性である場合、live、inactive、joined
などの複数の値を持つ場合があります。AD でユーザーが無効であることを値inactive
で示す場合、このプロパティの値として inactive を設定する必要があります (inactive
)。REST API は、この値と、このフィールドで指定された AD 属性の値を一致させます。値が一致すると、ユーザーは NetBackup IT Analytics ポータルで無効になります。
メモ:
ポータルのスーパーユーザーは、過去に AD とポータルの両方で非アクティブ化して、AD でのみ再びアクティブ化したユーザーを、明示的にアクティブ化する必要があります。適切な権限を持つポータル管理者も、このようなユーザーをアクティブ化できます。ユーザーをアクティブ化しない場合、ポータルへのアクセスは制限されます。
- [テスト接続 (Test Connection)]をクリックします。テストが失敗した場合は、必要な変更を行います。
- [保存 (Save)]をクリックします。
LDAP 認証の有効化が完了しました。
メモ:
構成を保存できない場合は、最後のアップグレードの前に JDK トラストストアパスワードが変更されているかどうかを確認し、更新されたパスワードがポータルの[管理者 (Admin)]、[システム設定 (System Configuration)]、[カスタム (Custom)]ページで
portal.jdk.trustStore.password
パラメータに割り当てられていることを確認します。Windows と Linux の JDK トラストストアの場所は、それぞれ<portal_installation_path>\jdk\lib\security\cacerts
と/usr/java/lib/security/cacerts
です。 - 既存のスーパーユーザー LDAP_ID を AD ユーザー名にマッピングするように変更するには、Oracle データベースサーバー上の既存のレコードを更新します。
たとえば、ログイン属性が user_name、実際の値が Admin である場合、以下のように既存のレコードを更新します。
# sqlplus portal/<portal_password>@scdb # UPDATE ptl_user SET ldap_id = 'Admin' WHERE user_id = 100000; # commit;
この更新されたユーザー名を使用して、aptare の代わりに外部ディレクトリにログインします。ユーザーアカウント aptare (user_id=100) は内部ブートストラップユーザーであるため、データベーステーブル間の参照整合性を維持するために必要です。したがって、外部 LDAP 統合に aptare を使用することは避ける必要があります。
メモ:
user_id = 100000 は、常にスーパーユーザーアカウントのデフォルトの user_id です。
- AD/LDAP と NetBackup IT Analytics ポータル間で共通のユーザー名を使用して、ポータルにログインします。
ポータルが下位バージョンからアップグレードされた場合、認証タイプと SSO オプションをログイン画面に表示するためにブラウザキャッシュの消去が必要な場合があります。