NetBackup IT Analytics ヘルプ
- 第 I 部 NetBackup IT Analytics の導入
- 第 II 部 新機能
- 第 III 部 認定済みの構成
- はじめに
- ポータルとデータベースサーバー
- Data Collector サーバーの構成
- Capacity Manager 構成
- アレイまたは LUN に関するパフォーマンスデータの収集
- EMC Isilon アレイのパフォーマンスメトリック
- NetApp Cluster-Mode のパフォーマンスメトリック
- EMC Symmetrix の拡張パフォーマンスメトリック
- ホストアクセス権限、sudo コマンド、ポート、WMI プロキシの必要条件
- クラウド構成
- Virtualization Manager 構成
- File Analytics 構成
- Fabric Manager 構成
- Backup Manager 構成
- ServiceNow 構成
- 内部 TCP ポートの要件
- 第 IV 部 エンドユーザー
- ポータルについて
- [管理者 (Admin)]タブについて
- インベントリについて
- データを整理するための階層ツールバー
- オブジェクトの表示
- 属性を使用したデータの整理
- レポートの固定 - インベントリオブジェクトを含むレポートの保存
- インベントリリスト表示での属性の割り当て
- レポートについて
- レポートの生成と保守
- レポートのスコープの選択
- 属性ごとのホストのグループ化
- レポートスコープセレクタでのホストの検索
- Backup Manager 詳細スコープセレクタの設定
- ソリューションレポートのスコープセレクタの設定
- レポートの測定単位
- レポートのフィルタロジックのカスタマイズ
- レポートの列の並べ替え
- テーブル形式からグラフへのレポートの変換
- 配布、共有、スケジュール、アラート
- レポートの整理
- 動的テンプレートデザイナーの操作
- 動的テンプレートデザイナーのクイックスタート
- 製品固有の同種テンプレートへの変換
- 動的テンプレート関数の設定
- フィールドビルダーを使用したフィールドの作成
- スコープセレクタコンポーネント - カスタムフィルタ
- 棒グラフ動的テンプレートの構成
- 棒グラフ動的テンプレートの作成手順
- 面グラフまたは積み上げ面グラフの動的テンプレートの構成
- パフォーマンスメトリックの折れ線グラフ
- 折れ線グラフのフィールドの要件
- オブジェクト別折れ線グラフ (グラフごとに 1 つ以上のメトリック)
- メトリック別折れ線グラフ (グラフごとに複数のオブジェクト)
- 積み上げ棒グラフ動的テンプレートの例
- テーブル形式の動的テンプレートを使用したスパークライングラフの作成
- メソッドの追加または編集
- メソッドの検証と保存
- SQL テンプレートデザイナーの操作
- SQL テンプレートのスコープセレクタコンポーネントの構成
- SQL クエリーの例
- 数値、サイズ、日付、時刻の形式
- アラインメント、集計、棒の種類、棒の種類の色
- レポートクエリー作成用のパイプライン関数
- APTlistOfDates
- aptStringConcat
- getServerAttributeValue
- getObjectAttributeValue
- getChildServerGroupContextById
- getServerGroupContextById
- secsToHoursMinSecs
- APTgetTapeDriveStatusName
- getFullPathname
- listJobSummaryAfterRestart
- listJobSummaryAfterRestartNBW
- NetWorker バックアップジョブの listJobSummaryAfterRestart
- listOfBackupWindowDates
- listChargebackCatByVOLSDetail
- listChargebackCatByNcVolDetail
- listChargebackCatByFSDetail (HNAS 用)
- listChargebackCatByFSDetail (EMC Isilon 用)
- listChargebackByLUNSummary
- listChargebackByLUNDetail
- listChargebackCatByLUNSummary
- listChargebackCatByLUNDetail
- アラートの設定
- アラートポリシーの追加または編集
- SNMP の使用について
- ホスト、バックアップサーバー、ホストグループの管理
- NetBackup プライマリサーバー
- 属性とオブジェクトの管理
- ポータルへのアクセスとユーザー権限の提供
- パスワードの設定/リセット
- ユーザーグループホームページの管理 (管理者)
- プライマリスケジュールとバックアップ処理時間帯の構成
- ポリシーの追加、編集、移動
- ソリューション管理
- データ収集の管理と監視
- データ収集タスクについて
- Data Collector の追加または編集
- コレクタと収集状態の確認
- データコレクタのアップグレード
- Capacity Manager ホストデータ収集の操作
- ホストアクセスの必要条件
- クレデンシャルの管理
- ホストの検出と収集ビューに入力するためのホスト検出ポリシーの構成
- ホスト接続の検証
- ホストの検出と収集での検索とエクスポート
- 精査設定の伝播: 精査のコピー、精査の貼り付け
- Veritas NetBackup の検出ポリシー
- システム通知の表示と管理
- 詳細パラメータを使用したカスタマイズ
- アクセス制御の詳細パラメータ
- 一般的なデータ収集の詳細パラメータ
- クラウドデータ収集の詳細パラメータ
- ホストの検出と収集の詳細パラメータ
- Backup Manager の詳細パラメータ
- Capacity Manager の詳細パラメータ
- File Analytics の詳細パラメータ
- Virtualization Manager の詳細パラメータ
- ポータル環境の管理
- ランサムウェアのスコアカードの管理
- ファイルの分析
- ポータルのトラブルシューティング
- 属性継承のオーバーライド
- レポートデータのキャッシュについて
- ポータルについて
- 第 V 部 レポートの参照
- NetBackup IT Analytics の概要
- アラートレポート
- ランサムウェアレポート
- リスク軽減ソリューションレポート
- ストレージ最適化ソリューションレポート
- システム管理レポート
- Oracle ジョブの概要
- Capacity Manager レポート
- アプリケーションの容量レポート
- アレイ容量の使用状況レポート
- アレイの容量と使用状況 (汎用データ)
- アレイの容量と使用状況 (IBM SVC ビュー)
- アレイの容量と使用状況 (IBM XIV ビュー)
- アレイの容量と使用状況 (NetApp ビュー)
- アレイの容量と使用状況 (NetApp クラスタ)
- NetApp ストレージシステムの詳細
- アレイの容量と使用状況 (OpenStack Swift)
- IBM アレイサイトの概略
- IBM アレイの詳細
- LUN の使用状況の概略
- NetApp アグリゲートの詳細
- NetApp Cluster-Mode アグリゲートの詳細
- NetApp プレックスの詳細
- NetApp ボリュームの詳細
- NetApp Cluster-Mode ボリュームの詳細
- NetApp StorageGRID テナントの概略
- 利用可能または再生利用可能な容量レポート
- リスクのある容量レポート
- 容量のチャージバックレポート
- ホスト容量の使用状況レポート
- SnapMirror レポート
- SnapVault レポート
- 容量予測レポート
- ストレージパフォーマンスレポート
- パフォーマンス分析のための Mission Control
- シンプロビジョニングレポート
- Hitachi Dynamic Provisioning プールの使用率
- File Analytics レポート
- Virtualization Manager レポート
- データストアについて
- VM サーバーの詳細
- VM スナップショットの概略
- VM の詳細
- データストアの使用状況の概略
- データストアの詳細 (Datastore Detail)
- Fabric Manager レポート
- ホストからストレージのダッシュボード
- Backup Manager 管理レポート
- エラーログの概略
- ジョブの期間レポート
- Veeam Backup & Replication ジョブの概略レポート (同種)
- Veeam および RMAN のジョブの詳細レポート
- ジョブへのメモの追加
- ジョブのボリュームの概略レポート
- NetBackup 重複排除による MSDP の節約
- バックアップ管理レポート
- ホストの詳細
- IBM Spectrum Protect (TSM) ストレージプールダッシュボード
- ジョブヒストグラム
- プライマリサーバー、メディアサーバー、クライアントにある EEB のレポート
- バックアップメディア管理レポート
- バックアップサービス内容合意書 (SLA) レポート
- バックアップストレージの使用状況レポート
- Backup Manager 予測レポート
- バックアップの請求レポートと使用状況レポート
- バックアップポリシーレポート
- HP Data Protector バックアップ仕様の詳細
- パブリッククラウドレポート
- AWS レポート
- Microsoft Azure レポート
- 第 VI 部 NetBackup IT Analytics Exporter のインストールと構成
- 第 VII 部 Data Collector のインストールとトラブルシューティング
- Data Collector ソフトウェアのインストール
- データ収集の検証
- Data Collector のアンインストール
- 手動での Data Collector の開始
- Data Collector のトラブルシューティング
- ホストリソース: 標準 SSH を使用したホスト接続の確認
- ホストリソース: ホストリソース設定ファイルの生成
- SSH のパラメータの構成
- ポリシーとレポートスケジュールのための CRON 式
- VCS と Veritas NetBackup を使用した Data Collector クラスタリング (RHEL 7)
- VCS と Veritas NetBackup を使用した Data Collector クラスタリング (Windows)
- MSCS 環境への NetBackup IT Analytics Data Collector のインストールと設定
- メッセージリレーサーバーの証明書を生成するためのメンテナンスシナリオ
- Data Collector ソフトウェアのインストール
- 第 VIII 部 Cohesity NetBackup 用の Data Collector インストールおよび構成
- はじめに
- NetBackup プライマリサーバーでの NetBackup IT Analytics 分散型 Data Collector の構成
- クラスタ化されていない NetBackup 10.4 以降のプライマリサーバーでの Data Collector の構成
- クラスタ化されていない NetBackup 10.1.1、10.2、10.2.01、10.3 または 10.3.0.1 プライマリサーバーでの Data Collector の構成
- Veritas NetBackup Data Collector ポリシーの構成
- Data Collector ソフトウェアのインストール
- SSL の構成
- NetBackup 用の集中型 Data Collector - 前提条件、インストール、構成
- ステップ 1: オペレーティングシステムを選択し、前提条件を満たす
- ステップ 5: SSH/WMI
- Data Collector のローカルでのアップグレード
- VCS と Veritas NetBackup を使用した Data Collector クラスタリング (RHEL)
- VCS と Veritas NetBackup を使用した Data Collector クラスタリング (Windows)
- MSCS への NetBackup IT Analytics Data Collector のインストールと設定
- Data Collector ポリシーの移行
- Veritas NetBackup Appliance のインストール前の設定
- Veritas Flex Appliance のインストール前の設定
- Data Collector のトラブルシューティング
- ホストリソース: 標準 SSH を使用したホスト接続の確認
- ホストリソース: ホストリソース設定ファイルの生成
- SSH のパラメータの構成
- 付録 B. アプライアンスの構成
- 付録 C. ファイアウォールの構成: デフォルトのポート
- 付録 D. ポリシーとレポートスケジュールのための CRON 式
- 付録 E. メッセージリレーサーバーの証明書を生成するためのメンテナンスシナリオ
- 第 IX 部 Data Collector のインストールと構成
- はじめに
- Data Collector をインストールおよび構成する
- Data Collector ソフトウェアのインストール
- SSL の構成
- 第 X 部 データ保護
- Veritas Backup Exec 用の構成
- Cohesity DataProtect 用の構成
- Commvault Simpana 用の構成
- Commvault データベースへの TCP/IP アクセスを開く
- CommServe サーバーでの読み取り専用ユーザーの設定
- EMC Avamar 用の構成
- EMC Data Domain バックアップ用の構成
- Dell EMC NetWorker Backup & Recovery 用の構成
- 汎用バックアップデータのインポート
- 汎用バックアップ用の構成
- HP Data Protector 用の構成
- アーキテクチャの概要 (HP Data Protector)
- Cell Manager (HP Data Protector) でのデータコレクタサーバーの構成
- IBM Spectrum Protect (TSM) 用の構成
- アーキテクチャの概要 (IBM Spectrum Protect - TSM)
- IBM Spectrum Protect (TSM) の情報のインポート
- NAKIVO Backup & Replication 用の構成
- Oracle Recovery Manager (RMAN) 用の構成
- Rubrik Cloud Data Management 用の構成
- Veeam Backup & Replication 用の構成
- 付録 F. 履歴イベントのロード
- Veritas NetBackup イベントのロード
- 第 XI 部 ストレージ (容量)
- 計算リソース用の構成
- Dell EMC Elastic Cloud Storage (ECS) 用の構成
- Dell EMC Unity 用の構成
- EMC Data Domain Storage 用の構成
- EMC Isilon 用の構成
- EMC Symmetrix 用の構成
- EMC VNX Celerra 用の構成
- EMC VNX CLARiiON 用の構成
- EMC VPLEX 用の構成
- EMC XtremIO 用の構成
- FUJITSU ETERNUS Data Collector 用の構成
- Hitachi Block 用の構成
- Hitachi Content Platform (HCP) 用の構成
- Hitachi Content Platform システム管理コンソール
- Hitachi Content Platform テナント管理コンソール
- Hitachi NAS 用の構成
- Hitachi Vantara All-Flash および Hybrid Flash Storage 用の構成
- ホストインベントリの構成
- ホストアクセス権限、sudo コマンド、ポート、WMI プロキシの必要条件
- ホストインベントリに入力するためのホスト検出ポリシーの構成
- ホスト接続の検証
- ホストインベントリ検索とホストインベントリのエクスポート
- ホストの精査の構成および編集
- 精査設定の伝播: 精査のコピー、精査の貼り付け
- HP 3PAR 用の構成
- HP EVA 用の構成
- HPE Nimble Storage 用の構成
- HPE StoreOnce 用の構成
- IBM Enterprise 用の構成
- IBM COS 用の構成
- IBM SVC 用の構成
- IBM XIV 用の構成
- Microsoft Windows Server 用の構成
- NetApp-7 用の構成
- NetApp StorageGRID 用の構成
- NetApp Cluster 用の構成
- NetApp E シリーズ用の構成
- NEC HYDRAstor 用の構成
- Pure Storage FlashArray 用の構成
- 第 XII 部 計算 (仮想化とホスト収集)
- 第 XIII 部 クラウド
- Amazon Web Services (AWS) 用の構成
- Google Cloud Platform 用の構成
- OpenStack Ceilometer 用の構成
- OpenStack Swift 用の構成
- Microsoft Azure 用の構成
- 第 XIV 部 ファブリック
- 第 XV 部 File Analytics
- File Analytics 用の構成
- File Analytics エクスポートフォルダのサイズとフォルダの深さ
- 第 XVI 部 データ収集の検証とトラブルシューティング
- データ収集の検証
- Data Collector のトラブルシューティング
- ホストリソース: 標準 SSH を使用したホスト接続の確認
- ホストリソース: ホストリソース設定ファイルの生成
- SSH のパラメータの構成
- Data Collector のアンインストール
- 第 XVII 部 システム管理
- 更新の準備
- データのバックアップとリストア
- NetBackup IT Analytics の監視
- REST API を使用した NetBackup IT Analytics レポートへのアクセス
- NetBackup の推定テープ容量の定義
- ホストグループ管理の自動化
- ホストオペレーティングシステムのプラットフォームとバージョン別のカテゴリ化
- ホストとホストグループ間の関係のロード
- NetBackup ユーティリティの自動化
- ユーティリティを自動的に実行するためのスケジュール設定
- 属性管理
- 汎用バックアップデータのインポート
- バックアップジョブの上書き
- ホストデータ収集の管理
- ポータルのシステム設定
- パフォーマンスプロファイルスケジュールのカスタマイズ
- ポータルアクセス用の LDAP および SSO 認証
- Oracle Database のユーザーパスワードの変更
- CyberArk との統合
- NetBackup IT Analytics のチューニング
- レポートメトリックの定義
- ログファイルの操作
- ポータルとデータコレクタのログファイル: ログ記録の削減
- Data Collector のログファイルの命名規則
- ポータルのログファイル
- SNMP トラップアラート
- SSL 証明書の構成
- ポータルまたはデータ収集 SSL のための仮想ホストの構成
- ポータルサーバーのキーストア
- ポータルプロパティ: 形式とポータルのカスタマイズ
- SDK データベースオブジェクトのデータ保持期間
- データの集計
- トラブルシューティング
- 付録 G. Oracle での Kerberos ベースのプロキシユーザーの認証
- 付録 H. NetBackup IT Analytics ポータルとデータレシーバでの TLS 対応 Oracle データベースの構成
- 付録 I. Kubernetes およびアプライアンス上の NetBackup 向けの NetBackup IT Analytics
- 第 XVIII 部 ライセンス
- ライセンスのインストールとガイドライン
- ライセンスの概要
- 現在のライセンス構成の確認
- Storage Suite
- Protection Suite
- Backup Manager
- Backup Manager
- Complete Suite
- ライセンスの管理
- オブジェクトを除外するためのデータコレクタポリシーの構成
- コマンドラインからのライセンス管理
- トラブルシューティング
- ライセンスのインストールとガイドライン
- 第 XIX 部 インベントリレポートおよび操作
- 第 XX 部 OpsCenter 移行
ポータルに関する修正
ポータルに関連した修正を実行する手順は次のとおりです。
ポータルの修正
- KDC からポータルサーバーの
/etc/krb5.conf
パスに/etc/krb5.conf
のコピーを作成します。 - KDC からポータルの
/etc/v5srvtab
にkeytab
ファイルをコピーします。メモ:
エクスポートした keytab ファイルは、ポータルサーバーにコピーした後は KDC から削除できます。
メモ:
詳しくは、「KDC での keytab ファイルへのサービスプリンシパルとユーザープリンシパルのエクスポートを参照してください。」を参照してください。
- 次のコマンドを使用して、上記のコピーした 2 つのファイルの所有者と権限を変更します。
chown <oracle user>:<oracle group> /etc/krb5.conf /etc/v5srvtab # chmod 444 /etc/krb5.conf /etc/v5srvtab
例: # chown aptare:dba /etc/krb5.conf /etc/v5srvtab
-
/opt/aptare/oracle/network/admin/sqlnet.ora
ファイルに次のエントリを追加しますSQLNET.AUTHENTICATION_SERVICES=(BEQ,KERBEROS5)
SQLNET.AUTHENTICATION_KERBEROS5_SERVICE=scdb
SQLNET.KERBEROS5_CONF=/etc/krb5.conf
SQLNET.KERBEROS5_CONF_MIT=TRUE
SQLNET.KERBEROS5_REALMS=/etc/krb5.conf
SQLNET.KERBEROS5_KEYTAB=/etc/v5srvtab
SQLNET.FALLBACK_AUTHENTICATION=TRUE
SQLNET.KERBEROS5_CC_NAME=/tmp/kcache
SQLNET.KERBEROS5_CLOCKSKEW=300
- JDBC が Oracle DB に対して複数の接続を試みた場合、Oracle アプリケーションはこれをリプレイ攻撃とみなし、エラーを出力するため、プロパティファイルの修正が必要になります。
このエラーを避けるには、KDC とクライアントマシンにある Kerberos 構成ファイル /etc/krb5.conf の [libdefaults] セクションが forwardable = false と構成されていることを確認します。
更新するには、次のコマンドを使用して、KDC サーバーで kdc と管理サービスを再起動します。
systemctl restart krb5kdc.service
systemctl restart kadmin.service
- ポータルユーザーにキャッシュファイルを作成します。
たとえば、 kinit -k -t <Key Tab File> <kerberos user@domain realm name> -c <cache file name> コマンドを実行して、キャッシュファイルを生成します。
kinit -k -t <Key Tab File> <kerberos user name>@<domain realm name> -c <cache file name> # su - aptare (login as oracle user) #source <INSTALL_PATH>/aptare/bin/aptare_env.sh # kinit -k -t /etc/v5srvtab k1portal@EXAMPLE.COM -c /tmp/portal_kcache;
- Tomcat ユーザーには、キャッシュファイルに対する読み取り権限が必要です。次のコマンドを使用して、Tomcat OS ユーザーが Oracle DB への JDBC の接続を行えるようにします。
. # chown <portal user>:<portal group> /tmp/portal_kcache; # chmod 444 /tmp/portal_kcache;
例: chown aptare:aptare /tmp/portal_kcache;
/opt/aptare/portalconf/portal.properties
で、次のプロパティを追加または更新する必要があります。db.url=jdbc:oracle:thin:@(DESCRIPTION=
(ADDRESS=(PROTOCOL=tcp)(HOST=localhost)
(PORT=1521))(CONNECT_DATA=(SERVICE_NAME=scdb)))
このホストとサービス名は異なる場合があります。
db.user=<kerberos user name>@<domain realm name>
例: db.user=k1portal@EXAMPLE.COM Kerberos ポータルのユーザー名とドメインレルム名の組み合わせ
db.auth.scheme=kerberos
このプロパティは、Kerberos 認証を有効にするために定義する必要があり、大文字と小文字は区別されません。
db.kerberos.keytab.path=/etc/v5srvtab
これは keytab ファイルの絶対パスです。
db.driver=oracle.jdbc.OracleDriver
db.kerberos.portal_kcache.path=/tmp/portal_kcache
これはポータルユーザーのキャッシュファイルの絶対パスです。
db.connection.max=25
db.connection.min=25
db.connection.expiration=5
- データレシーバのプロパティファイル
/opt/aptare/datarcvrconf/datrarcvrproperties.xml
でも同様の変更が必要です。太字のプロパティを追加または更新します。
<dataSource> <Driver> oracle.jdbc.driver.Oracle</Driver><URL>jdbc:oracle:thin:@(DESCRIPTION=(ADDRESS=(PROTOCOL=tcp) (HOST=localhost)(PORT=1521))(CONNECT_DATA=(SERVICE_NAME=scdb)))</URL><UserId><kerberos user name>@<> <domain realm name></UserId> For example: <UserId>k1portal@EXAMPLE.COM</UserId> <Password>Z0Q5W+lQD2jreQaLBoYsviYO21WGOq5iTEo0Ad2uUj/e0GtqPkOtXFblKxCse KXO4VhpIQwwfrSfe59nGy156DV8lYoa7HWmL0hF+kAZXOoXfIN5YRAGfqDbCwrKQdtPY7pQh uTkZMPLl0d9Kzy6sLGMb/33L4hKuEl0ZZN2FG5US26JZ/uSOBF7T69ppqxGqXMleZ19QBcv UElLwJTn52SurL+K3RjCY7Xi0VJb4wLkax07xCkpSK9dJ6NMFJS3ybWP4jNs3rC3roudZak8 wGqLNhAacyXgW4pMpgigVjGwNr0N8rJIgcGmXgAxSNs0qmQItuXPIyqGf+nWWEfScQ== </Password> <oracle_service_name>scdb</oracle_service_name> <ro_user>aptare_ro</ro_user> <ro_password>U9a7a+af94q0CUaIfzaVmYl1P1DhdQW96CQiYWgxUGSV5sfVVsxoWF5Riy V85MD8V0Ogy7UJo1sFmAL36KjDy8LA61pKeO4X39hRK/g8vvl/xNnG5bBYIF04/1LwD2FTz 0lJERWopKVZ6pd6TkT0mGeKrnu2oYi97GtlW4J73tPGTFRhHyVw7yZKMmaxbs/FBwrz5aIf je3rT0w85m7Obtrjf2nJ2HjsaHnmToh0Ua96xlshjrE75UbaLMu0QEcF3PYF3qufYVIegn 4VGSHcpsU/AFzurKpr0JTsU/6VqvdE4veBLv4FH5D05bRetaOA0SGKCazWA50 xiirwocvgyw== </ro_password> <MaxConnections>125</MaxConnections> <MinConnections>5</MinConnections> <ConnExpirationTime>5</ConnExpirationTime> <authScheme>kerberos</authScheme> <portalKcacheFile>/tmp/portal_kcache</portalKcacheFile><kKeyTabFile>/etc/v5srvtab</kKeyTabFile> </dataSource>
アップグレード前に実行する手順を次に示します。
Kerberos ポータルユーザーに DBA 許可を提供します。
# su - aptare ( login as Oracle service user) # source <INSTALL_PATH>/aptare/bin/aptare_env.sh
# sqlplus / as sysdba SQL> alter session set container=scdb; SQL> GRANT DBA TO k1portal; SQL> GRANT EXECUTE ON SYS.DBMS_JOB TO k1portal; SQL> GRANT EXECUTE ON SYS.DBMS_LOB TO k1portal; SQL> GRANT EXECUTE ON SYS.DBMS_SCHEDULER TO k1portal; SQL> GRANT SELECT ON DBA_OBJECTS TO k1portal;
ポータルキャッシュファイルが有効であり、Tomcat ユーザーが読み取り権限を持っていることを確認します。
# chmod 444 /tmp/portal_kcache; chown <portal user>:<portal group> /tmp/portal_kcache
例: # chown aptare:aptare /tmp/portal_kcache
アップグレード後に実行する手順を次に示します。
アップグレードが正常に完了した後、DBA の役割を取り消し、Kerberos ユーザーに一連の特定の権限を付与します。ここでは、k1portal が Kerberos ユーザー名です。これは、環境によって異なる場合があります。
sys user として、次の取り消しタスクを実行します。
# su - aptare (login as oracle user) # source <INSTALL_PATH>/aptare/bin/aptare_env.sh
# sqlplus "/ as sysdba" SQL> alter session set container=scdb; Session altered. SQL> REVOKE DBA FROM k1portal; Revoke succeeded.
再度、sys user として個々の PLSQL スクリプトを実行して、ITA アプリケーションが正常に機能するように、Kerberos を有効にしたユーザーに一連の必要な権限を付与します。
スクリプトの引数として正しい Kerberos ユーザー名が指定されていることを確認します。
# su - aptare # source <INSTALL_PATH>/aptare/bin/aptare_env.sh
sqlplus "/ as sysdba" SQL> alter session set container=scdb; SQL> @/opt/aptare/database/ora_scripts/kerberos_grants_portal.plb; Enter value for db_object_schema: portal Enter value for kerberos_schema: k1portal SQL> @/opt/aptare/database/ora_scripts/ metadata_grants_to_kerberos_user.plb Enter value for kerberos_user_name: k1portal SQL> exit;
tomcat-portal と tomcat-agent を再起動し、NBU ITA ポータルを確認します。
/opt/aptare/bin/tomcat-portal restart /opt/aptare/bin/tomcat-agent restart
メモ:
Kerberos キャッシュファイルが期限切れにならないようにする必要があります。また、Tomcat および APTARE ユーザーがキャッシュファイルにアクセスできなければなりません。このため、次のように crontab にスクリプトを追加し、キャッシュファイルを再生成します。
# cat krb_cache_refresh.sh su - aptare (login as oracle user) source <INSTALL_PATH>/aptare/bin/aptare_env.sh okinit -k -t /etc/v5srvtab k1portal kinit -k -t /etc/v5srvtab k1portal@EXAMPLE.COM -c /tmp/portal_kcache chmod 444 /tmp/portal_kcache; chown <portal user>:<portal group> /tmp/portal_kcache
例: chown aptare:aptare /tmp/portal_kcache