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NetBackup IT Analytics システム管理者ガイド
Last Published:
2025-03-25
Product(s):
NetBackup IT Analytics (11.4)
- はじめに
- 更新の準備
- データのバックアップとリストア
- NetBackup IT Analytics の監視
- REST API を使用した NetBackup IT Analytics レポートへのアクセス
- NetBackup の推定テープ容量の定義
- ホストグループ管理の自動化
- ホストオペレーティングシステムのプラットフォームとバージョン別のカテゴリ化
- 一括ロードユーティリティ
- NetBackup ユーティリティの自動化
- ユーティリティを自動的に実行するためのスケジュール設定
- 属性管理
- 汎用バックアップデータのインポート
- バックアップジョブの上書き
- ホストデータ収集の管理
- ポータルのシステム構成
- パフォーマンスプロファイルスケジュールのカスタマイズ
- ポータルアクセス用の LDAP および SSO 認証
- Oracle Database のユーザーパスワードの変更
- CyberArk との統合
- NetBackup IT Analytics のチューニング
- ログファイルの操作
- ポータルとデータコレクタのログファイル: ログ記録の削減
- Data Collector のログファイルの命名規則
- ポータルのログファイル
- レポートメトリックの定義
- SNMP トラップアラート
- SSL 証明書の構成
- ポータルまたはデータ収集 SSL のための仮想ホストの構成
- ポータルサーバーのキーストア
- ポータルプロパティ: 形式とポータルのカスタマイズ
- SDK データベースオブジェクトのデータ保持期間
- データの集計
- トラブルシューティング
- 付録 A. Oracle での Kerberos ベースのプロキシユーザーの認証
- 付録 B. NetBackup IT Analytics ポータルとデータレシーバでの TLS 対応 Oracle データベースの構成
- 付録 C. Kubernetes およびアプライアンス上の NetBackup 向けの NetBackup IT Analytics
パフォーマンスに関する推奨事項
データベースのパフォーマンスを最適化するには、次の手順を実行します。
ポータルデータベースに最速のディスクストレージを使用します。Oracle データベース用のデバイスを選択するときに、RAID1-RAID5 の間で選択できる場合は、RAID1 を選択します。
I/O 待機時間を最小限に抑えます。top コマンドを使用して、I/O 待機時間を判別します。
SQL クエリーベースラインキャプチャの有効化
一貫したクエリー実行は、データベースアプリケーションのパフォーマンスのバックボーンです。ユーザーの介入なしで最適な計画を特定するためには Oracle Optimizer で十分ですが、SQL ステートメントの実行計画は最適化統計の再収集や、最適化パラメータ、スキーマ定義、またはメタデータ定義の変更などの理由によって影響を受ける可能性があります。SQL Plan Management (SPM) は同様のフレームワークを提供し、完全に制御された計画の発展を可能にします。
予期しないパフォーマンスの問題を防ぐため、Veritas は Oracle パラメータ <OPTIMIZER_CAPTURE_SQL_PLAN_BASELINES> を使用して制御される「AUTOMATIC PLAN CAPTURE」を使うことを推奨します。詳しくは、SQL Plan Management in Oracle Database 19c のホワイトペーパーを参照してください。
パフォーマンスが安定している場合にベースラインキャプチャを有効にするには:
- sqlplus / as sysdba alter session set container = scdb;
- パラメータが現在有効か無効か (TRUE または FALSE) を確認するには、次の文を実行します:
show parameter OPTIMIZER_CAPTURE_SQL_PLAN_BASELINES;
- 無効 (FALSE) にした場合は、次を使用して SQL ベースラインキャプチャを有効にします:
alter system set OPTIMIZER_CAPTURE_SQL_PLAN_BASELINES = TRUE;
約 24 時間から 48 時間後、またはすべての収集が少なくとも 1 回完了したら、次の手順を使用してベースラインキャプチャを無効にします。
- sqlplus / as sysdba alter session set container = scdb;
- 次を使用して SQL ベースラインキャプチャを無効にします: alter system set OPTIMIZER_CAPTURE_SQL_PLAN_BASELINES = FALSE;