NetBackup IT Analytics システム管理者ガイド

説明

このユーティリティを使用すると、サーバーの階層を作成し、サーバーのメンバーであるすべてのクライアントをそれぞれのホストグループにリンクできます。

たとえば、IBM Tivoli Storage Manager 環境に TSM1 と TSM2 という 2 つの IBM Tivoli Storage Manager サーバーがある場合、このユーティリティは 2 つのホストグループ TSM1 と TSM2 を作成し、IBM Tivoli Storage Manager サーバーのクライアントを、対応する IBM Tivoli Storage Manager ホストグループにリンクします。

使用法

execute common_package.moveClientsIntoServerGroups
( <source_group_id>,<destination_group_id>, 
<move_or_copy_flag>, <latest_server_only>);

例:

exec common_package.moveClientsIntoServerGroups
(300000, 300010, 1, 1), ;

説明:

source_group_id は、トラバースするグループ階層の内部グループ ID です。

destination_group_id は、管理サーバー別ホストグループが作成されるグループ ID です。source_group_id の下に <vendor_name> Server というホストグループを作成し、この新しいホストグループのグループ ID を 2 番目のパラメータに使用します。

ホストグループ ID の識別を参照してください。

サーバー別に編成する場合、ソースグループ階層の下にサーバーの名前を持つホストグループが存在すると、ルーチンはクライアントをそのフォルダに関連付け、宛先フォルダの下に新しいフォルダを作成しません。この関連付けは、宛先フォルダを明示的に指定した場合、または宛先が NULL の場合も発生します。ただし、下位レベルにあるソースフォルダを渡す場合、ルーチンはその階層の下のフォルダのみをチェックします。宛先フォルダとして NULL を指定すると、ルーチンは source_group_id の下に Servers というホストグループを作成します。

move_or_copy_flag は 0 = クライアントのリンク (コピー) または 1 = クライアントの移動に設定できます。0 に設定すると、ユーティリティはクライアントをそれぞれのホストグループにリンクし、クライアントを元のグループの場所に維持します。1 に設定すると、ユーティリティはすべてのクライアントをソースホストグループからそれぞれのホストグループに移動します。

ユーティリティは、ソースグループ階層のすべてのクライアントを処理して、ターゲットサーバーグループに編成します。ただし、move_or_copy flag フラグを 1 に設定した場合、ユーティリティは最上位の source_group_id グループのクライアントのみを除去し、下位レベルのサブグループにすでに編成されているクライアントは除去しません。

latest_server_only を 1 に設定した場合、最後のサーバーがクライアントをバックアップすることを示します。それ以外の場合は、このフラグを 0 に設定します。