Veritas NetBackup™ クラウド管理者ガイド
- NetBackup クラウドストレージについて
- クラウドストレージについて
- NetBackup のクラウドストレージの構成
- NetBackup CloudStore サービスコンテナについて
- クラウドストレージの NetBackup メディアサーバーについて
- クラウドストレージのストレージサーバーの構成
- NetBackup クラウドストレージサーバーのプロパティ
- クラウドストレージ用のストレージユニットの構成
- クラウドストレージディスクプールプロパティの変更
- 監視とレポート
- 操作上の注意事項
- トラブルシューティング
- 統合ログについて
- レガシーログについて
- クラウドストレージの構成上の問題のトラブルシューティング
- クラウドストレージの操作上の問題のトラブルシューティング
NetBackup CloudStore サービスコンテナへの接続が失敗する
NetBackup クラウドストレージの csconfig 構成コマンドは、NetBackup CloudStore Service Container に対して接続を 3 回試み、各接続試行のタイムアウトは 60 秒です。NetBackup OpsCenter は、NetBackup CloudStore Service Container に接続して、レポート用のデータも取得します。
接続を確立することができない場合は、次の情報を確認してください。
NetBackup CloudStore Service Container がアクティブある。
NetBackup CloudStore サービスコンテナの起動とシャットダウンのトラブルシューティングを参照してください。
NetBackup CloudStore サービスコンテナの停止と起動を参照してください。
ファイアウォールが適切に設定されている。
メディアサーバーがバージョン 8.0 以前の場合、NetBackup マスターサーバーで[8.0 以前のホストとの安全でない通信を有効にする (Enable insecure communication with 8.0 and earlier hosts)]オプションが選択されている。このオプションは、NetBackup 管理コンソールの[セキュリティ管理 (Security Management)]、[グローバルセキュリティ設定 (Global Security Settings)]、[安全な通信 (Secure Communication)]の順に選択したタブで利用できます。
cacert.pem
ファイルが、次の場所において NetBackup のマスターサーバー、メディアサーバーの両方に存在する。UNIX/Linux の場合:
/usr/openv/var/webtruststore
Windows の場合:
<install_path>/var/webtruststore
cacert.pem
ファイルがマスターサーバーまたはメディアサーバーに存在しない場合は、ホストで nbcertcmd -getCACertificate コマンドを実行してください。このコマンドを実行した後、そのホストで NetBackup CloudStore サービスコンテナを再起動してください。コマンドの詳細については、『NetBackup コマンドリファレンスガイド』を参照してください。
メモ:
この cacert.pem ファイルに、NetBackup 認可サービスが生成する CA 証明書が含まれています。
cacert.pem
ファイルが NetBackup のマスターサーバーとメディアサーバーで同一のものである。セキュリティ証明書が次の場所に存在する。
UNIX/Linux の場合:
/usr/openv/var/vxss/credentials
Windows の場合:
<install_path>/var/vxss/credentials
セキュリティ証明書が存在しない場合は、マスターサーバーで bpnbaz -ProvisionCert を実行してください。このコマンドを実行した後、マスターサーバーとメディアサーバーで NetBackup CloudStore サービスコンテナを再起動してください。
ホスト名ベースの証明書の配備を参照してください。
NetBackup クラウドの構成をサポートしないオペレーティングシステム上でマスターサーバーを実行する場合は、メディアサーバー上の NetBackup CloudStore サービスコンテナをマスターサービスコンテナとして使用することを選択できます。これを行うには、すべてのクラウド対応メディアサーバー上の
cloudstore.conf
ファイルの CSSC_MASTER_NAME パラメータを、以前に選択したメディアサーバーの名前で更新します。ただし、他のメディアサーバーから nbcssc サービスのマスター構成として機能するメディアサーバーへの通信、およびその逆の通信は失敗します。このエラーは、両方のメディアサーバーが、信頼できるホストが通信の要求を行ったかどうかを検証するために発生します。メモ:
nbcssc サービスのマスター構成として機能するメディアサーバーは NetBackup マスターサーバーと同じ NetBackup バージョンを実行する必要があります。
NetBackup がクラウドストレージでサポートするオペレーティングシステムについては、NetBackup オペレーティングシステム互換性一覧を参照してください。次の URL から入手できます。
http://www.netbackup.com/compatibility
NetBackup CloudStore サービスコンテナについてを参照してください。
この問題を解決するには、クラウド構成をサポートしているメディアサーバーとマスターサーバーで認可されたホストエントリを追加します。
手順について詳しくは『NetBackup 管理者ガイド Vol. 1』の「サーバーリストへのサーバーの追加」の項を参照してください、
メディアサーバーでは、証明書配備のセキュリティレベルが[最高 (Very High)]に設定されている場合、自動証明書配備が無効になります。 すべての新しい証明書要求に認証トークンが必要になります。したがって、証明書を配備する前に認証トークンを作成する必要があります。
詳しい手順については、『NetBackup™ セキュリティおよび暗号化ガイド』の「認証トークンの作成」の項を参照してください。