Veritas NetBackup™ クラウド管理者ガイド
- NetBackup クラウドストレージについて
- クラウドストレージについて
- NetBackup のクラウドストレージの構成
- NetBackup CloudStore サービスコンテナについて
- クラウドストレージの NetBackup メディアサーバーについて
- クラウドストレージのストレージサーバーの構成
- NetBackup クラウドストレージサーバーのプロパティ
- クラウドストレージ用のストレージユニットの構成
- クラウドストレージディスクプールプロパティの変更
- 監視とレポート
- 操作上の注意事項
- トラブルシューティング
- 統合ログについて
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- クラウドストレージの構成上の問題のトラブルシューティング
- クラウドストレージの操作上の問題のトラブルシューティング
KMS データベース暗号化の設定
表: 暗号化データベースに必要な情報 はNetBackup キーマネージメントサービスデータベースとクラウドストレージのデータ暗号化を構成するための設定について説明します。 この情報は、NetBackup でデータの暗号化に使用するキーを含むデータベースを保護します。キーグループおよびキーレコードも暗号化に必要です。 [クラウドストレージサーバーの構成ウィザード (Cloud Storage Server Configuration Wizard)]と[ディスクプールの構成ウィザード (Disk Pool Configuration Wizard)]で暗号化を設定します。
表: 暗号化データベースに必要な情報
フィールド名 | 必要な情報 |
---|---|
KMS サーバー名 (KMS Server Name) | このフィールドは NetBackup マスターサーバーの名前を表示します。 マスターサーバーでは KMS のみを構成できます。このフィールドは変更できません。 KMS が構成されていない場合は、このフィールドは <kms_server_name> を表示します。 |
ホストマスターキー (HMK) のパスフレーズ (Host Master Key (HMK) Passphrase) | データベースを保護するキーを入力します。KMS の用語では、キーはパスフレーズと呼ばれています。 |
HMK パスフレーズの再入力 (Re-enter HMK Passphrase) | ホストのマスターキーを再入力します。 |
ホストマスターキー ID (Host Master Key ID) | ID はマスターキーに割り当てるラベルです。特定のホストのマスターキーを ID で識別できるようにします。このフィールドは 255 文字に制限されています。 キーストアファイルの内容を複合化するためには、正しいキーの保護キーとホストのマスターキーを識別する必要があります。これらの ID はキーストアファイルヘッダーに暗号化されずに保存されています。キーストアファイルへのアクセスしかなくても正しい ID を選択できます。ディザスタリカバリを実行するには、ファイルと関連付けられる正しい ID とパスフレーズを覚える必要があります。 |
キーの保護キー (KPK) パスフレーズ (Key Protection Key (KPK) Passphrase) | KMS データベース内の個別のレコードを保護するパスワードを入力します。KMS の用語では、キーはパスフレーズと呼ばれています。 |
KPK パスフレーズの再入力 (Re-enter KPK Passphrase) | キーの保護パスワードを再入力します。 |
キーの保護キー ID (Key Protection Key ID) | ID はキーに割り当てるラベルです。特定のキーの保護キーを ID で識別できるようにします。このフィールドは 255 文字に制限されています。 キーストアファイルの内容を複合化するためには、正しいキーの保護キーとホストのマスターキーを識別する必要があります。これらの ID はキーストアファイルヘッダーに暗号化されずに保存されています。キーストアファイルへのアクセスしかなくても正しい ID を選択できます。ディザスタリカバリを実行するには、ファイルと関連付けられる正しい ID とパスフレーズを覚える必要があります。 |
Veritas では、ストレージサーバーとディスクプールを設定した後にキー名のレコードを保存することをお勧めしています。
NetBackup クラウドストレージ暗号化の KMS キー名のレコードの保存を参照してください。