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Veritas NetBackup™ 管理者ガイド Vol. 1

Last Published: 2017-11-15

Product(s): NetBackup (8.1)

信頼できるマスターサーバーの追加

複数の NetBackup ドメイン間で信頼関係を設定できます。このためには、ソースドメインとターゲットドメインに信頼関係を追加する必要があります。

ドメイン間の信頼関係にはレプリケーション操作が役立ちます。

自動イメージレプリケーションの信頼できるマスターサーバーについてを参照してください。

ソースとターゲットの両方のサーバーで次の手順を実行します。

開始する前に

ソースサーバーとターゲットサーバーにインストールされている NetBackup バージョンを識別します。
リモートサーバーの認証トークンを取得します。
bpnbat コマンドを使用してログインし、nbcertcmd で認証トークンを取得します。
このタスクを実行するには、『NetBackup コマンドリファレンスガイド』を参照してください。
リモートサーバーのフィンガープリントを取得します。
証明書の SHA1 フィンガープリントを取得するには、nbcertcmd -displayCACertDetail コマンドを使用します。
このタスクを実行するには、『NetBackup コマンドリファレンスガイド』を参照してください。
次のいずれかのアクセス権があることを確認します。
- UNIX の場合はルート権限を持つシステム管理者権限、3.1 NetBackup アプライアンスの NetbackupCLI ユーザーと Windows ユーザーの場合は管理者権限
- NetBackup 管理者コンソールへのアクセス権 (auth.conf で <username> ADMIN=ALL のアクセス権がある)
- authalias.conf で強化された監査ユーザーアクセス権
詳しくは『NetBackup セキュリティおよび暗号化ガイド』を参照してください。
NBAC が有効な場合は、ターゲットとソースの両方のマスターサーバーに同じ NBAC 構成があることを確認します。
ソースサーバーまたはターゲットサーバーのいずれかのマスターサーバーがバージョン 8.0 以前である場合は、［セキュリティ管理 (Security Management)］、［グローバルセキュリティ設定 (Global Security Settings)］、［安全な通信 (Secure Communication)］タブの［NetBackup 8.0 以前のホストとの安全でない通信を有効にする (Enable insecure communication with NetBackup 8.0 and earlier hosts)］オプションが選択されていることを確認します。

信頼できるマスターサーバーを追加する方法

NetBackup 管理コンソールの左ペインで、［ NetBackup の管理 ( NetBackup Management)］>［ホストプロパティ (Host Properties)］>［マスターサーバー (Master Servers)］を展開します。
右側のペインで、マスターサーバーを選択します。
［処理 (Actions)］メニューから［プロパティ (Properties)］を選択します。
プロパティダイアログボックスの左ペインで、［サーバー (Servers)］を選択します。
［サーバー (Servers)］ダイアログボックスで、［信頼できるマスターサーバー (Trusted Master Servers)］タブを選択します。
［信頼できるマスターサーバー (Trusted Master Servers)］タブで、［追加 (Add)］をクリックします。
［信頼できるマスターサーバーの追加 (Add Trusted Master Server)］ダイアログボックスが表示されます。
［信頼できるマスターサーバーの追加 (Add Trusted Master Server)］ダイアログボックスで、リモートマスターサーバーの完全修飾ホスト名を入力します。
［認証局の検証 (Validate Certificate Authority)］をクリックします。
ターゲットサーバーの NetBackup バージョンによって、次の画面が表示されます。
次に、ダイアログボックスの例を示します。
ターゲットサーバーがバージョン 8.0 以前の場合:
［信頼できるマスターサーバーの追加 (Add Trusted Master Server)］ダイアログボックスで、リモートマスターサーバーホストの［ユーザー名 (Username)］と［パスワード (Password)］を入力します。
手順 10 ～ 12 はスキップします。
次に、ダイアログボックスの例を示します。
ソースとターゲットサーバーの両方がバージョン 8.1 以降である場合:
［認証局の検証 (Validate Certificate Authority)］ダイアログボックスで、リモートサーバーの CA 証明書フィンガープリントが正しいかどうかを確認します。
続行するには［はい (Yes)］をクリックします。
または
フィンガープリントが一致しない場合は、［いいえ (No)］をクリックします。
リモートサーバー管理者に問い合わせて正しいフィンガープリントを指定します。
［信頼できるマスターサーバーの追加 (Add Trusted Master Server)］ダイアログボックスで、信頼できるマスターサーバーの詳細を入力します。
- ［信頼できるマスターサーバーの認証トークンの指定 (Specify Authentication Token of the trusted master server)］を選択し、リモートマスターサーバーのトークンの詳細を入力します。
  メモ:
  入力したトークンを表示するには、［トークンの表示 (Show Token)］にチェックマークを付けます。
または
- ［信頼できるマスターサーバーのクレデンシャルの指定 (Specify credentials of the trusted master server)］を選択し、ユーザー名とパスワードを入力します。
  3.1 NetBackup マスターアプライアンスとの信頼を確立するには、NetbackupCLI のクレデンシャルを使用します。
メモ:
ベリタスは、認証トークンを使用してリモートマスターサーバーに接続することをお勧めします。認証トークンは制限付きアクセスを提供し、両方のホスト間のセキュア通信を可能にします。ユーザークレデンシャル (ユーザー名とパスワード) の使用はセキュリティ違反となることがあります。
次に、ダイアログボックスの例を示します。
［OK］をクリックします。
前述の追加したマスターサーバーのリモートマスターサーバーで同じ手順を実行します。
ターゲットサーバーがバージョン 8.0 以前である場合は、この手順をスキップします。

メモ:

［ホストプロパティ (Host Properties)］ > ［クライアント (Client)］リストから信頼できるマスターサーバーのホストプロパティを取得することはできません。