Veritas NetBackup™ 管理者ガイド Vol. 1

デバッグログを設定する方法

1. NetBackup 管理コンソールで左ペインのログアシスタントを選択します。
2. 右ペインで、デバッグログを設定するログアシスタントレコードを選択します。［処理 (Actions)］>［デバッグログの設定 (Setup Debug Logging)］を選択します。
3. ［ようこそ (Welcome)］パネルで［次へ (Next)］をクリックします。
4. ［ジョブ選択 (Job Selection)］パネルで、次のいずれかを選択します。

   • ［ジョブを分析して関連ホストとデバッグログ記録を特定 (Analyze job to identify relevant hosts and debug logging)］パラメータを有効にし、［ジョブ ID (Job ID)］を入力します。ジョブ ID が不明な場合、失敗ジョブのジョブ ID を見つけるためにアクティビティモニターに移動してください。ログアシスタントは、ホストと、ジョブに関連した適切なデバッグログを識別します。

     入力するジョブ ID に基づいて、ログアシスタントは、この問題の最も効果的なトラブルシューティングを有効にするホストとプロセスのデバッグログを識別し、選択します。このパネルに続くウィザードパネルには、ログアシスタントが選択したプロセスが表示されます。

   • 次のシナリオでは、ジョブ ID に基づいてログをセットアップするこのパネルをスキップして、［次へ (Next)］をクリックします。

     • 問題は、特定の NetBackup ジョブと関係ありません。

     • 有効にしたいデバッグログおよびホストがすでに分かっています。

     • このレコードに以前に設定したログを有効にします。ログの選択が次のパネルに自動表示されます。

     次の［ホストの選択 (Host Selection)］パネルが表示されます。

5. 次の 1 つ以上を実行します。

   • ［マスターサーバーのデバッグログを設定 (Setup debug logging on Master Server)］をクリックして、マスターサーバー上でデバッグログを設定します。［マスターサーバー (Master Server)］テキストウィンドウにマスターサーバーが表示されます。

   • ［メディアサーバーのデバッグログを設定 (Setup debug logging on Media Server(s))］をクリックして、メディアサーバー上でデバッグログを設定します。マスターサーバーがメディアサーバーでもある場合、メディアサーバーとしてもそれを再度選択したいと思う場合があります。右矢印オプション (>>) を使用して、［有効なメディアサーバー (Available Media Servers)］ウィンドウから［選択されたメディアサーバー (Selected Media Servers)］ウィンドウに、強調表示されたメディアサーバーを移動します。

   • ［クライアントのデバッグログを設定してください。 (Setup debug logging on Client(s))］をクリックします。クライアント名を入力します。 デバッグログオンクライアントを設定します。このパラメータの下のテキストウィンドウに、デバッグログを設定するクライアントの名前を入力します。クライアント名はカンマで区切ります。クライアント名の間はスペースを使用しないでください。

   パネルを表示するには、［次へ(Next)］をクリックします。

   ［次へ (Next)］をクリックして続行します。［ログアシスタント (Logging Assistant)］は接続性を確立するために指定されたホストを検証し、ホストにインストールされている NetBackup バージョンを検証します。

6. ［マスターサーバーのデバッグログを設定 (Setup debug logging on Master Server)］を選択すると、［マスターサーバーのデバッグログを設定 (Setup Debug Logging on Master Server)］パネルが表示されます。

   このパネルには、マスターサーバー上の問題カテゴリと、問題の各カテゴリに関連付けられるプロセス名のリストが含まれています。問題カテゴリか、失敗ジョブに適用されるカテゴリをクリックします。

   たとえば、失敗ジョブで合成バックアップの問題については、［バックアップ - 合成 (Backup - Synthetic)］を選択します。bpdbm、bpdm、および bptm のデバッグログが有効になります。

   コンポーネントを入力してデバッグログを有効にするには、［必要に応じて、追加のコンポーネントを指定してデバッグログをセットアップする (If required, specify additional components to set up debug logging)］をクリックします。たとえば、Java インターフェースに問題があるときで、4 つすべてのプロセスリストではなく jnbSA のデバッグログのみが必要な場合、テキストウィンドウに jnbSA と入力します。複数コンポーネントのエントリ間をスペースを使わずカンマで区切って入力します。

   テクニカルサポートは、このテキストボックスで指定できる有効なコンポーネントのリストを発行します。

   http://www.veritas.com/docs/TECH204256

   ［次へ (Next)］をクリックして続行します。

7. メディアサーバー (手順 5 で選択した場合) およびクライアント (手順 5 で選択した場合) でも、同じ操作を行ってください。

   ［次へ (Next)］をクリックして続行します。

8. ［デバッグログの設定 (Setup Debug Logging)］の［概略 (Summary)］パネルは、デバッグログの設定 (Setup Debug Logging) ウィザードの前のパネルで選択したすべての項目を確認します。情報を確認してください。概略には、マスターサーバー、メディアサーバー、クライアント、またはこれらの項目の組み合わせなどのログを有効化した NetBackup システムのホストを示します。 また、ホスト名とそれぞれで有効になるログを示します。

   ［次へ (Next)］をクリックして、デバッグログを有効にします。すべての適切なログは、最も高い(最も詳細)レベルに設定されます。

9. ［デバッグログの設定 (Setup Debug Logging)］の［結果 (Results)］パネルには、有効化に成功あるいは失敗したホストとコンポーネントがそれぞれ表示されます。

   ［完了 (Finish)］をクリックして、NetBackup 管理コンソールの［ログアシスタントレコード (Logging Assistant)］パネルに戻ります。