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Veritas NetBackup™ セキュリティおよび暗号化ガイド

Last Published: 2017-11-02

Product(s): NetBackup (8.1)

Web サービスユーザーアカウントの変更

Web サービスユーザアカウントの変更をサポートするには、ユーティリティスクリプト wmcUtils を使用します。このユーティリティスクリプトは、Web サービスのユーザーとグループが存在するかどうかを検証しません。このユーティリティを使用する前に、Web サービスのユーザーとグループが存在し、ユーザーがグループの一部であることを確認する必要があります。Web サービスユーザーアカウントを変更するときは、次の点を考慮してください。

使用環境で Windows ドメインユーザーを使用している場合は、DOMAIN\USER 形式を使用します。
Windows プラットフォームでクラスタ環境を使用する場合、NetBackup Web サービスユーザーアカウントは DOMAIN ユーザーである必要があります。(例: AD ユーザー)
クラスタ化されていない環境を使用する場合、NetBackup Web サービスユーザーはローカルユーザーまたはドメインユーザーにできます。
Linux または UNIX プラットフォームでクラスタ環境を使用する場合、NetBackup Web サービスユーザーはローカルユーザーにできます。また、このグループはローカルグループにすることもできます。NetBackup Web サービスユーザーは、クラスタのすべてのノードで同じ名前と UID を持つ必要があります。同様に、グループもクラスタのすべてのノードで同じ名前と GID を持つ必要があります。クラスタ環境では、ドメインユーザー (例: NIS) を使用することを推奨します。

メモ:

wmcUtils ユーティリティスクリプトを実行するために、ログオンしたユーザーを使用しないでください。my_domain\my_user として環境にログインしている場合は、このアカウントを使用して NetBackup Web 管理コンソールサービスを実行することはできません。NetBackup はこのシナリオをサポートしていません。

Windows 上で Web サービスユーザーアカウントを変更するには

コマンドプロンプトを起動します。
ディレクトリを install_path\wmc\bin\install に変更します。
wmcUtils.bat -changeUser を実行して Web サービスユーザーを変更します。
例: (nbwebsvc1 は Web サービスユーザーで、nbwebgrp1 は nbwebsvc1 がメンバーであるユーザーグループです)
```
wmcUtils.bat  - changeUser nbwebsvc1 nbwebgrp1
```
wmcUtils.bat ユーティリティスクリプトについて詳しくは、wmcUtils.bat -help オプションを使用してください。
(該当する場合) クラスタ環境を使用する場合は、アクティブノードと非アクティブノードで wmcUtils.bat - changeUser を実行します。
スクリプトによりプロンプトが表示されたら、Web サービスのユーザーパスワード (例: nbwebsvc1) を入力します。
正しいパスワードが入力されると、NetBackup Web 管理コンソールサービスが再開されます。正しくないパスワードを入力すると、NetBackup Web 管理コンソールサービスが開始される前に［ログオン失敗 (Logon failure)］エラーが表示されます。
Web サービスユーザーが変更されたことを確認するには、install_path\bin\nbcertcmd.exe - ping が機能することを確認します。

メモ:

wmcUtils.bat ユーティリティスクリプトの出力が nbwmc_support.log に取得されます。このログは install_path\wmc\webserver\logs\nbwmc_support.log にあります。

Linux または UNIX 上で Web サービスユーザーアカウントを変更するには

シェルを開きます。
ディレクトリを /usr/openv/wmc/bin/install に変更します。
wmcUtils -changeUser を実行して Web サービスユーザーを変更します。
例: (nbwebsvc1 は Web サービスユーザーで、nbwebgrp1 は nbwebsvc1 がメンバーであるユーザーグループです)
```
usr/openv/wmc/bin/install/wmcUtils  - changeUser nbwebsvc1 nbwebgrp1
```
wmcUtils ユーティリティスクリプトについて詳しくは、wmcUtils -help オプションを使用してください。
(該当する場合) クラスタ環境を使用する場合は、アクティブノードと非アクティブノードで wmcUtils.bat - changeUser を実行します。
スクリプトによりプロンプトが表示されたら、Web サービスのユーザーパスワード (例: nbwebsvc1) を入力します。
正しいパスワードが入力されると、NetBackup Web 管理コンソールサービスが再開されます。正しくないパスワードを入力すると、NetBackup Web 管理コンソールサービスが開始される前に［ログオン失敗 (Logon failure)］エラーが表示されます。
Web サービスユーザーが変更されたことを確認するには、/usr/openv/netbackup/bin/nbcertcmd - ping が機能することを確認します。

メモ:

wmcUtils ユーティリティスクリプトの出力が nbwmc_support.log に取得されます。このログは /usr/openv/wmc/webserver/logs/nbwmc_support.log にあります。