Veritas NetBackup™ Appliance セキュリティガイド
- NetBackup appliance セキュリティガイドについて
- ユーザー認証
- ユーザー権限の確認
- 侵入防止、侵入検知システム
- ログファイル
- オペレーティングシステムのセキュリティ
- データセキュリティ
- Web セキュリティ
- ネットワークセキュリティ
- コールホームセキュリティ
- IPMI セキュリティ
- STIG と FIPS への準拠
- 付録 A. セキュリティのリリース内容
Active Directory ユーザーの認証について
NetBackup Appliance は組み込みのプラグ可能な認証モジュール (PAM) プラグインを使って、Active Directory (AD) ユーザーの認証をサポートします。この機能により、AD サービスに属しているユーザーを NetBackup appliance にログオンできるように追加して認証できます。AD は、UNIX サービスによってインストールされるスキーマを持つ別の種類のユーザーディレクトリとして認識されます。
アプライアンスで AD ユーザー認証を使用するための前提条件と必要条件を以下に示します。
AD ユーザー認証を設定するには NetBackup appliance 2.6.0.3 以降をインストールする必要があります。
AD サービスが利用できること、またそれがアプライアンスに登録するユーザーとユーザーグループで設定されていることを確認します。
メモ:
ベストプラクティスとして、アプライアンスのローカルユーザーまたは NetBackupCLI ユーザーにすでに使われているグループ名またはユーザー名は使わないでください。また、admin または maintenance といったアプライアンスデフォルト名を AD ユーザーに使用しないでください。
認可されているドメインユーザーの資格情報を利用してアプライアンスで AD サーバーが構成されていることを確認します。
AD DNS サーバーに DNS 要求を転送できる DNS サーバーを使ってアプライアンスを構成します。または、AD DNS サーバーをネームサービスデータソースとして使うようにアプライアンスを構成します。
新しい AD ユーザーとユーザーグループをアプライアンスに登録する前に、AD サーバーと通信するようにアプライアンスを構成する必要があります。構成が完了すると、アプライアンスは AD サーバーの認証用ユーザー情報にアクセスできます。
次の方法のいずれかを使用して AD 認証を構成します。
NetBackup Appliance Web Consoleの[設定 (Settings)] > [認証 (Authentication)] > [Active Directory]ページ。
NetBackup Appliance Shell Menuの Settings > Security > Authentication > ActiveDirectory コマンド。
AD ユーザー認証をアプライアンス上で構成および管理するための詳細な手順については、『NetBackup Appliance 管理者ガイド』と『NetBackup Appliance コマンドリファレンスガイド』を参照してください。