Veritas InfoScale™ 7.4.3 リリースノート - Linux
- 概要と製品の必要条件
- InfoScale 7.4.3 で導入された変更点
- 制限事項
- 仮想化ソフトウェアの制限事項
- Storage Foundation ソフトウェアの制限事項
- Dynamic Multi-Pathing ソフトウェアの制限事項
- Veritas Volume Manager ソフトウェアの制限事項
- Veritas File System ソフトウェアの制限事項
- SmartIO ソフトウェアの制限事項
- レプリケーションソフトウェアの制限事項
- Cluster Server のソフトウェアの制限事項
- 付属エージェントに関する制限事項
- VCS エンジンに関する制限事項
- Veritas クラスタ設定ウィザードの制限事項
- VCS データベースエージェントに関する制限事項
- Cluster Manager(Java コンソール)の制限事項
- LLT に関する制限事項
- I/O フェンシングに関する制限事項
- 付属エージェントに関する制限事項
- Storage Foundation Cluster File System High Availability ソフトウェアの制限事項
- Storage Foundation for Oracle RAC ソフトウェアの制限事項
- SFDB(Storage Foundation for Databases)ツールのソフトウェアの制限事項
- 既知の問題
- インストールおよびアップグレードに関する問題
- Storage Foundation に関する既知の問題
- Dynamic Multi-Pathing の既知の問題
- Veritas Volume Manager に関連する既知の問題
- Veritas File System の既知の問題
- 仮想化の既知の問題
- レプリケーションの既知の問題
- Cluster Server の既知の問題
- VCS の操作上の問題
- VCS エンジンに関する問題
- 付属エージェントに関する問題
- VCS データベースエージェントに関する問題
- エージェントフレームワークに関する問題
- Cluster Server agents for Volume Replicator の既知の問題
- IMF(Intelligent Monitoring Framework)に関する問題
- グローバルクラスタに関する問題
- Cluster Manager(Java コンソール)に関連する問題
- VCS クラスタ設定ウィザードの問題
- LLT の既知の問題
- I/O フェンシングの既知の問題
- VCS の操作上の問題
- Storage Foundation and High Availability の既知の問題
- Storage Foundation Cluster File System High Availability の既知の問題
- Storage Foundation for Oracle RAC の既知の問題
- Oracle RAC の既知の問題
- Storage Foundation Oracle RAC の問題
- Storage Foundation for Databases (SFDB)ツールの既知の問題
- アプリケーション分離機能の既知の問題
- クラウド配備の既知の問題
- Amazon Web Services クラウド環境の Veritas InfoScale Storage に関する問題
- コンテナの配備に関する既知の問題
Linux での Kubernetes のサポート
InfoScale Enterprise は、InfoScale クラスタのコンテナを統合してスケジュールを設定する Kubernetes をサポートします。コンテナは、基盤となる仮想インフラまたは物理インフラからアプリケーションを仮想化するのに対し、Kubernetes はコンテナ化されたアプリケーションをリアルタイムで統合してスケーリングします。
InfoScale は、エンタープライズアプリケーションが必要とするコンテナや Kubernetes に対して、以下のような高度な機能をリアルタイムに提供します。
アプリケーションの可用性 - データの高可用性 (HA) は、災害時の事業継続を計画する際に考慮すべき重要な要素の 1 つです。InfoScale は、重要なアプリケーションのプロセスとリソースを監視することで、アプリケーションの HA とリカバリの自動化を管理します。InfoScale は、ステートフルなコンテナアプリケーション用の永続的なストレージを提供します。InfoScale のフェンシングとアービトレーションは、データの破損を防ぎ、リカバリを高速化します。VCS エージェントと永続的なボリュームを使用することで、コンテナが故障してもデータが失われることがありません。結果的に、コンテナエコシステムのどこでコンテナがスケジュールされていても、データは常に利用できます。
高度なストレージ管理 - InfoScale コンテナストレージインターフェース (CSI) プラグインは、Kubernetes クラスタノードに直接接続されている高速ストレージを使用して Kubernetes クラスタに高パフォーマンスの共有ストレージを提供します。InfoScale Storage は、エンタープライズアプリケーション向けの CSI 仕様に準拠した高可用性の永続的ストレージを提供します。そのため、共有ストレージ (SAN) または FSS (Flexible Storage Sharing) 環境で高パフォーマンスのパラレルストレージアクセスを使用して行われます。InfoScale は、サードパーティ製アプリケーションである Velero もサポートし、スナップショットライフサイクル管理を実現します。
アプリケーション移行 - InfoScale は、アプリケーションデータストレージボリュームを Kubernetes クラスタノードにコピーすることで、非コンテナアプリケーションのコンテナ環境への移行をサポートします。これにより、InfoScale CSI プラグインは、コンテナ内で実行されているアプリケーションに同じデータを提示します。
Kubernetes で InfoScale を使う主な利点は、次のとおりです。
NFS よりも優れたパフォーマンスと信頼性を提供する高パフォーマンスパラレルストレージ
既存の SAN ストレージまたは SAN よりも優れたパフォーマンスを低コストで提供する InfoScale の高度な FSS オプションのいずれかを使用することで、リソース利用率を最適化
レガシーからコンテナ化された MySQL アプリケーションへのデータの移行
コンテナ内またはサイドカーコンテナ内で実行される VCS アプリケーション HA エージェントによる詳細なアプリケーションおよびインフラストラクチャ監視のサポート
データの破損から保護し、障害が発生した場合に迅速なリカバリを提供するための統合された I/O フェンシングとアービトレーション
分析およびディザスタリカバリのための本番データのスナップショットコピー
ストレージディスクおよびノードのエラーに対処するためのボリュームクローン
MySQL のようなステートフルセットアプリケーションのサポート