Linux 用 NetBackup IT Analytics インストールとアップグレードガイド
- インストールの概要
- Linux サーバーでの NetBackup IT Analytics のインストール
- Linux での NetBackup IT Analytics ポータルのアップグレード
- 新しいサーバーへのアップグレードと移行
- 付録 A. X Virtual Frame Buffer
- 付録 B. データベースサーバーの Oracle パッチ
共有サービス環境のアップグレード
sysdba 権限としての接続が存在しない共有サービス環境では、アップグレードの前に、CREATE SYNONYM 権限を APTARE_RO ユーザーに提供する必要があります。APTARE_RO は、ポータル用の読み取り専用ユーザーです。
この権限が意図的に取り消されていないかぎり、この手順はアップグレードするための必須の手順です。この権限が付与されていないと、アップグレードスクリプトでエラーが発生し、SQL テンプレートデザイナー内の機能に影響が及びます。
ポータルの絶対インストールパスは、<install_path>
として表されています。<install_path>
をポータルのインストールの該当する絶対パスに置き換えます。ポータルがデフォルトのパスにインストールされている場合、デフォルトのパスである /opt
に置き換えます。
メモ:
ポータルがデフォルトの APTARE および Tomcat ユーザー以外で構成されている場合、/<install_path>/aptare/upgrade/upgrade.sh を実行する前に /<install_path>/aptare/upgrade/ant/sc_upgrader.xml
でユーザーを更新します。
root アクセスでログインします。
Portal Tomcat サービスと Data Receiver Tomcat サービスを停止します。
コマンドラインで、次のコマンドを実行します。
su - aptare
sqlplus / as sysdba
SQL >GRANT CREATE SYNONYM TO APTARE_RO;
sysdba 権限としての接続が存在しない共有サービス環境では、アップグレードの前に、CREATE JOB および DBMS_SCHEDULER 権限を PORTAL ユーザーに提供する必要があります。
メモ:
この権限が意図的に取り消されていないかぎり、この手順はアップグレードするための必須の手順です。この権限が付与されていないと、アップグレードスクリプトでエラーが発生し、Oracle ジョブの機能に影響が及びます。
root アクセスでログインします。
Portal Tomcat サービスと Data Receiver Tomcat サービスを停止します。
コマンドラインで、次のコマンドを実行します。
su - aptare
sqlplus / as sysdba
SQL > GRANT CREATE JOB TO PORTAL;
SQL > GRANT EXECUTE ON DBMS_SCHEDULER TO PORTAL;