Linux 用 NetBackup IT Analytics インストールとアップグレードガイド
- インストールの概要
- Linux サーバーでの NetBackup IT Analytics のインストール
- Linux での NetBackup IT Analytics ポータルのアップグレード
- 新しいサーバーへのアップグレードと移行
- 付録 A. X Virtual Frame Buffer
- 付録 B. データベースサーバーの Oracle パッチ
アップグレードユーティリティの実行
次の手順では、ポータルコンポーネントとデータベースコンポーネントが同じサーバー上にあることを前提としています。
メモ:
ポータルの絶対インストールパスは、<install_path>
として表されています。<install_path>
をポータルのインストールの該当する絶対パスに置き換えます。ポータルがデフォルトのパスにインストールされている場合、デフォルトのパスである /opt
に置き換えます。
現在の NetBackup IT Analytics バージョンを確認します。現在 NetBackup IT Analytics バージョン 10.4.00 以降が稼働している必要があります。
libXtst.so.6 ライブラリがインストールされていることを確認します。
すべての NetBackup IT Analytics アプリケーションサービスが稼働していることを確認します。次に、ユーザー root として次のコマンドを実行し、プロンプトに従って応答します。
sh /<install_path>/aptare/upgrade/upgrade.sh
10.6 以降に初めてアップグレードする場合、アップグレードユーティリティは、拡張子が
.slf
の新しいライセンスファイルを要求します。現在使用しているライセンス容量以上の資格が必要です。ライセンスの生成とインストールについて詳しくは、『NetBackup IT Analytics ライセンスガイド』を参照してください。
アップグレード中にエラーが発生すると、次のバナーが表示されます。
##############################################################
# WARNING WARNING WARNING WARNING WARNING #
# Possible problems were encountered during the upgrade. #
# Please check the log file /<install_path>/aptare/upgrade/logs/upgrade.log #
# for errors and contact Customer Support if necessary. #
##############################################################
upgrade.log
またはアップグレードのコンソール出力に「ORA-12537: TNS: 接続が閉じました」または「SP2-0640: 接続されていません」などのエラー文字列が表示される場合、Oracle データベースまたは Oracle リスナーが RUNNING 状態でないことを示しています。Oracle データベースサービスと Oracle リスナーサービスが RUNNING 状態であることを確認し、再度アップグレードスクリプトを実行してください。
アップグレードプロセスでエラーが発生した場合は、ベリタスのサポートとの対応のために、ログファイルのコピーを保存しておいてください。アップグレードのログファイルは次の場所にあります。
/<install_path>s/aptare/upgrade/logs/upgrade.log
次の点に注意してください。
現在の NetBackup IT Analytics バージョンの任意のパッチをインストールした場合、リリースノートを確認して、それらのパッチがこのリリースに含まれていることを確認してください。不明な場合は、ベリタスのサポートにお問い合わせください。ほとんどの場合、以前にインストールされたパッチは現在のリリースに含まれています。
Apache バージョンの競合が原因でアップグレードが失敗した場合は、手順と新しいバージョンをダウンロードするためのリンクについてベリタスのサポートにお問い合わせください。