NetBackup IT Analytics Data Collector に関する注意事項とトラブルシューティング

Last Published:
Product(s): NetBackup IT Analytics (11.6)
  1. Data Collector のトラブルシューティング
    1.  
      データコレクタの接続の問題の解決 - Linux 固有
    2.  
      データコレクタの接続の問題の解決 - Windows 固有
    3.  
      ポータルのアップグレードにおけるパフォーマンスの問題
    4.  
      Data Collector の構成の確認
    5.  
      接続の検証
    6.  
      Web プロキシの更新の構成
    7.  
      Veritas Backup Exec の欠落したイベントの収集
    8.  
      Veritas Backup Exec が SQL Server に接続するための ODBC による JDBC の置換
    9.  
      容量に関する便利なデータ収集スクリプト
    10.  
      ホストリソースのトラブルシューティング
    11.  
      ホストリソース: WMI プロキシサーバーの状態の確認
    12.  
      ホストリソース: インストール後の検証
    13. ホストリソース: 標準 SSH を使用したホスト接続の確認
      1.  
        SSH のパスの確認
      2.  
        bash ユーザーの環境設定
    14.  
      ホストリソース: ホスト接続の確認
    15.  
      ホストリソース: ホストリソース設定ファイルを使用したホスト接続の確認
    16. ホストリソース: ホストリソース設定ファイルの生成
      1.  
        入力ファイルのサンプル行
    17.  
      ホストリソース: リモートサーバーでのコマンド実行の確認
    18.  
      ホストリソースのデータ収集
    19.  
      ホストリソース: スタンドアロンモードでの収集
    20. SSH のパラメータの構成
      1.  
        channelWaitTime の構成
      2.  
        singleChannelSession の構成
      3.  
        sudoWithPassword の構成
    21.  
      Windows ファイルシステムアクセスエラーの識別 (File Analytics)
    22.  
      リモート共有からの収集 (File Analytics)
    23.  
      Java キーストアへの証明書の追加
    24.  
      Data Collector ユーティリティのデフォルトの Java ヒープメモリ (XMX) 値の上書き
  2. ファイアウォールの構成: デフォルトのポート
    1.  
      ファイアウォールの構成: デフォルトのポート
  3. ポリシーとレポートスケジュールのための CRON 式
    1.  
      ポリシー精査スケジュールのための CRON 式
    2.  
      レポートをスケジュール設定するための CRON 式
  4. VCS と Veritas NetBackup を使用した Data Collector クラスタリング (RHEL)
    1.  
      VCS と Veritas NetBackup を使用した Data Collector クラスタリング (RHEL)
    2.  
      前提条件
    3.  
      Data Collector クラスタリングの使用の開始
    4.  
      Data Collector の構成
    5.  
      クラスタ化された Data Collector のアップグレード
    6.  
      Data Collector が Alta ドメイン管理を指定している場合の注意事項
  5. VCS と Veritas NetBackup を使用した Data Collector クラスタリング (Windows)
    1.  
      VCS と Veritas NetBackup を使用したデータコレクタクラスタリング (Windows)
    2.  
      前提条件
    3.  
      Data Collector クラスタリングの使用の開始
    4.  
      Main.cf
    5.  
      クラスタ化されたデータコレクタのアップグレード
    6.  
      NetBackup のアップグレード時のクラスタの設定の管理 (Windows)
  6. MSCS 環境への NetBackup IT Analytics Data Collector のインストールと設定
    1.  
      Windows での MSCS を使用したクラスタ Data Collector
    2.  
      クラスタ設定の実行
    3.  
      MSCS での NetBackup IT Analytics Data Collector のアップグレード
    4.  
      NetBackup IT Analytics Data Collector のアンインストール
    5.  
      NetBackup のアップグレードの前後に実行する手順
  7. ファイアウォールの構成: デフォルトのポート
    1.  
      ファイアウォールの構成: デフォルトのポート
  8. メッセージリレーサーバーの証明書を生成するためのメンテナンスシナリオ
    1.  
      有効期限が近い (またはすでに期限切れの) 認証証明書の再生成
    2.  
      誤って削除した aptare.ks ファイルのリカバリ
    3.  
      既存の SSL 証明書を使用した新しいデータベースの認証
    4.  
      新しいデータコレクタの SSL 証明書の認証

Veritas Backup Exec が SQL Server に接続するための ODBC による JDBC の置換

Backup Exec データコレクタは、デフォルトでは、JDBC (Java Database Connectivity) を使用して SQL Server データベースに接続します。ほとんどの場合、SQL Server との通信にはこのしくみが優先されます。ただし場合によっては (たとえば TCP/IP が SQL Server に対して無効になっている場合)、JDBC は実行できません。

このようなまれな状況では、ODBC (Open Database Connectivity) を設定して接続できます。このオプションの主な制限事項は、データコレクタがアクセスする必要がある各 Backup Exec サーバーに DSN (データソース名) を設定する必要があることです。

メモ:

データコレクタは、特定のサーバーに対して JDBC と ODBC を組み合わせて使用するように構成できます。

特定のサーバーに対して ODBC を有効にするには、次の手順を使用します。

  1. ポータルサーバーから、servers.csv ファイル (データベースに Backup Exec サーバーをロードするために作成したファイル) のコピーを取得します。

  2. servers.csv を編集し、ODBC を使用しないサーバーを削除します。CSV ファイルのエントリの形式は次のとおりです。

    <windows_domain>, <host or ipaddress>, <ipaddress>, , , BKUPEXEC
  3. データコレクタサーバーの $APTARE_HOME/mbs/conf に odbcservers.conf としてファイルを保存します。

  4. [ODBC データソースアドミニストレータ (ODBC Data Source Administrator)]ウィンドウを起動します。

    Control Panel > Administrative Tools > Data Sources (ODBC)
  5. 次の Windows のシーケンスに示すように、odbcservers.conf 内の各 Backup Exec サーバーに対して ODBC DSN を設定します。

    DSN は hostname_BKUPEXEC 形式である必要があります。ここで、hostname は odbcservers.conf の 2 番目のトークンです。

    メモ:

    hostname_BKUPEXEC 形式が機能しない場合 (次の例の 3 番目のウィンドウを参照)、ホスト名を IP アドレスに置き換えます。IP アドレスを使用する場合は、次の必要な形式に適合するように、必ず CSV ファイルに適切な変更を加えてください。

    <windows_domain>, <ipaddress>, <ipaddress>, , , BKUPEXEC

    DSN は hostname_BKUPEXEC 形式である必要があります。ここで、hostname は odbcservers.conf の 2 番目のトークンです。

    メモ:

    hostname_BKUPEXEC 形式が機能しない場合 (次の例の 3 番目のウィンドウを参照)、ホスト名を IP アドレスに置き換えます。IP アドレスを使用する場合は、次の必要な形式に適合するように、必ず CSV ファイルに適切な変更を加えてください。

    <windows_domain>, <ipaddress>, <ipaddress>, , , BKUPEXEC