NetBackup IT Analytics Data Collector に関する注意事項とトラブルシューティング
- Data Collector のトラブルシューティング
- ホストリソース: 標準 SSH を使用したホスト接続の確認
- ホストリソース: ホストリソース設定ファイルの生成
- SSH のパラメータの構成
- ファイアウォールの構成: デフォルトのポート
- ポリシーとレポートスケジュールのための CRON 式
- VCS と Veritas NetBackup を使用した Data Collector クラスタリング (RHEL)
- VCS と Veritas NetBackup を使用した Data Collector クラスタリング (Windows)
- MSCS 環境への NetBackup IT Analytics Data Collector のインストールと設定
- ファイアウォールの構成: デフォルトのポート
- メッセージリレーサーバーの証明書を生成するためのメンテナンスシナリオ
Veritas Backup Exec が SQL Server に接続するための ODBC による JDBC の置換
Backup Exec データコレクタは、デフォルトでは、JDBC (Java Database Connectivity) を使用して SQL Server データベースに接続します。ほとんどの場合、SQL Server との通信にはこのしくみが優先されます。ただし場合によっては (たとえば TCP/IP が SQL Server に対して無効になっている場合)、JDBC は実行できません。
このようなまれな状況では、ODBC (Open Database Connectivity) を設定して接続できます。このオプションの主な制限事項は、データコレクタがアクセスする必要がある各 Backup Exec サーバーに DSN (データソース名) を設定する必要があることです。
メモ:
データコレクタは、特定のサーバーに対して JDBC と ODBC を組み合わせて使用するように構成できます。
特定のサーバーに対して ODBC を有効にするには、次の手順を使用します。
ポータルサーバーから、servers.csv ファイル (データベースに Backup Exec サーバーをロードするために作成したファイル) のコピーを取得します。
servers.csv を編集し、ODBC を使用しないサーバーを削除します。CSV ファイルのエントリの形式は次のとおりです。
<windows_domain>, <host or ipaddress>, <ipaddress>, , , BKUPEXEC
データコレクタサーバーの $APTARE_HOME/mbs/conf に odbcservers.conf としてファイルを保存します。
[ODBC データソースアドミニストレータ (ODBC Data Source Administrator)]ウィンドウを起動します。
Control Panel > Administrative Tools > Data Sources (ODBC)
次の Windows のシーケンスに示すように、odbcservers.conf 内の各 Backup Exec サーバーに対して ODBC DSN を設定します。
DSN は hostname_BKUPEXEC 形式である必要があります。ここで、hostname は odbcservers.conf の 2 番目のトークンです。
メモ:
hostname_BKUPEXEC 形式が機能しない場合 (次の例の 3 番目のウィンドウを参照)、ホスト名を IP アドレスに置き換えます。IP アドレスを使用する場合は、次の必要な形式に適合するように、必ず CSV ファイルに適切な変更を加えてください。
<windows_domain>, <ipaddress>, <ipaddress>, , , BKUPEXEC
DSN は hostname_BKUPEXEC 形式である必要があります。ここで、hostname は odbcservers.conf の 2 番目のトークンです。
メモ:
hostname_BKUPEXEC 形式が機能しない場合 (次の例の 3 番目のウィンドウを参照)、ホスト名を IP アドレスに置き換えます。IP アドレスを使用する場合は、次の必要な形式に適合するように、必ず CSV ファイルに適切な変更を加えてください。
<windows_domain>, <ipaddress>, <ipaddress>, , , BKUPEXEC