Enterprise Vault™ PowerShell Cmdlet
- Enterprise Vault PowerShell cmdlet の概要
- アーカイブ: Exchange
- アーカイブ: FSA
- アーカイブ: Skype for Business
- アーカイブ: SMTP
- バックアップ
- 分類
- データベース
- IMAP アクセス
- インデックス
- レコード管理
- 保持計画
- 役割ベースの管理
- サイトおよびサーバー
- タスクおよびサービス
- ボルトストアおよびアーカイブ
Start-EVDatabaseUpgrade
Start-EVDatabaseUpgrade は Enterprise Vault をアップグレードした後、すべての Enterprise Vault データベースをアップグレードして、各データベースの状態を返します。
このコマンドレットを実行するには、ボルトサービスアカウントを使ってログインする必要があります。アップグレードを開始する前にすべての Enterprise Vault サービスを停止して、コマンドレットを実行する前にアップグレードが実行されないようにします。
タイムアウトパラメータを使用すると、コマンドレットが SQL Server のコマンドやスクリプトを実行するために許可する時間を調整できます。長時間にわたるアップグレードを実行する際は、タイムアウト期間を延ばして、完了までの十分な猶予を設けることをお勧めします。ただし、何らかの理由でアップグレードが停止した場合は、タイムアウト期間を延ばしても意味がありません。
Start-EVDatabaseUpgrade は、スナップイン DBUpgraderPowerShell.dll
によって提供されます。
Start-EVDatabaseUpgrade [-CommandTimeoutSeconds <Integer>] [-ScriptTimeoutSeconds <Integer>] [<CommonParameters>]
表: Start-EVDatabaseUpgrade パラメータ
パラメータ | 説明 |
---|---|
-CommandTimeoutSeconds | このコマンドレットが SQL ステートメントやストアドプロシージャなどの SQL Server コマンドを実行する際のタイムアウト値を秒単位で指定します。デフォルトは 210 秒です。ゼロ以外の値であることが必要です。 |
-ScriptTimeoutSeconds | このコマンドレットが SQL Server でスクリプトを実行する際のタイムアウト値を秒単位で指定します。デフォルトは 7200 秒です。ゼロ以外の値であることが必要です。 |
Start-EVDatabaseUpgrade
Enterprise Vault データベースのアップグレードを開始して各データベースの状態を返します。
Start-EVDatabaseUpgrade -CommandTimeoutSeconds 420 -ScriptTimeoutSeconds 14400
コマンドレットが SQL Server のコマンドやスクリプトを実行する時間を、これらのアクティビティのタイムアウト値を 2 倍にすることで増やします。