Backup Exec 23 に関するベストプラクティス
- Backup Exec に関するベストプラクティス
Backup Exec Agent for Microsoft SharePoint に関するベストプラクティス
ベストプラクティスには、Backup Exec Agent for Microsoft SharePoint (SharePoint Agent) を効果的に使用するのに役立つヒントや推奨事項が含まれています。SharePoint Agent について詳しくは『Backup Exec 管理者ガイド』を参照してください。
バックアップやリストアジョブでは、SharePoint Farm 管理者グループにすでに存在しているアカウントを使用します。
個々の SharePoint サーバーを選択する代わりに、[バックアップとリストア]タブにあるサーバーリストの該当する SharePoint ファームリソースコンテナから SharePoint バックアップの選択を行います。SharePoint ファームリソースコンテナは、環境のファームトポロジー全体を表します。リソースコンテナから SharePoint リソースを選択するときには、バックアップ用にすべての利用可能な SharePoint リソースを確実に選択してください。
SharePoint ファームリソースだけでなく、Backup Exec SQL Agent を使用して、マスター、モデル、msdb データベースをバックアップし、ディザスタリカバリのために各 SQL インスタンスを完全に保護します。
Service Pack または Hotfix をインストールした後に、SharePoint サーバーのバックアップを実行します。SharePoint のリストアジョブは、データベースが異なるパッチレベルでバックアップされている場合は、正常に完了しない可能性があります。
システム状態、システムボリューム、SharePoint 関連のファイルとフォルダを含むその他のボリュームなど、SharePoint サーバーの完全なシステムのバックアップを実行します。完全なシステムのバックアップを行うときに、SharePoint 環境全体を完全に保護します。
個々の項目をリストアするには、バックアップを実行する前に、Granular Recovery Technology (GRT) が有効であることを確認します。デフォルトでは、SharePoint Agent の GRT は有効です。個々のバックアップジョブについて、[バックアップジョブのデフォルト]ダイアログボックスと[バックアップオプション]ダイアログボックスで、グローバルに SharePoint の GRT を有効または無効にできます。
リストアジョブのパフォーマンスを向上させるには、最初にテープ上の GRT 対応バックアップセットをディスクストレージに複製し、ディスクベースのバックアップセットからリストアジョブを実行します。ステージングの場所は、ディスクストレージデバイスから GRT 対応データをリストアするには必要ありません。
すべての SharePoint リソースにおいて、Backup Exec Agent for Windows の同じバージョンを使用していることを確認してください。
ディザスタリカバリの状況でない限りは、SharePoint Configuration DB リソースをリストアしないでください。 障害からリカバリするためには、その他の SharePoint データベース、コンポーネント、アプリケーションのすべてをリストアした後に、データベースをリストアします。