Backup Exec 23 に関するベストプラクティス
- Backup Exec に関するベストプラクティス
Backup Exec Agent for VMware に関するベストプラクティス
ベストプラクティスには、Backup Exec Agent for VMware を効果的に使用するのに役立つヒントや推奨事項が含まれています。Agent for VMware について詳しくは『Backup Exec 管理者ガイド』を参照してください。
Backup Exec ソフトウェア互換性リスト (SCL) を参照して、バックアップを作成するアプリケーションがこのバージョンの Backup Exec でサポートされていることを確認します。
週単位の完全バックアップを実行します。
テープストレージデバイスの代わりにディスクベースのストレージデバイスにバックアップします。
vSphere 6.0 以前用の VMware Tools がインストールされている場合、ゲスト仮想マシンに VSS Provider が 1 つだけインストールされていることを確認します。VMware VSS Provider と Veritas VSS Provider は同じゲスト仮想マシンに存在できません。
vSphere 6.5 以降用の VMware Tools を実装する仮想マシンには、両方の VSS Provider をインストールできます。
[VMware vCenter および ESX Server]を展開すると表示される仮想マシンからは、個々のドライブ、フォルダ、ファイルを選択できません。
vCenter Server または ESX Server をバックアップリソースとして選択すると、すべての仮想マシンがバックアップされます。繰り返し実行されるジョブの場合、ジョブが作成された後に追加するどの仮想マシンもバックアップに含まれています。
vCenter Server または ESX Server をバックアップするように選択すると、バックアップジョブには次のものが含まれないことに注意してください。
vCenter Server または ESX Server の設定ファイル
物理 Raw Disk Mapping (RDM) デバイス
独立したディスク
Backup Exec Granular Recovery Technology を使用するすべての仮想マシン上に Backup Exec Agent for Windows をインストールします。
他のものではなく、いくつかの仮想マシンに GRT を使用する場合、次のようにジョブを設定します。
GRT を必要としない仮想マシンの場合は、すべての GRT オプションを無効な状態にしてバックアップジョブを作成します。
GRTを必要とする仮想マシンの場合、次のジョブのいずれかを作成します。
ファイル/フォルダの GRT を必要とする仮想マシンで、SQL、Exchange、Active Directory、SharePoint がインストールされていない場合、バックアップジョブを作成し、オプション[Backup Exec Granular Recovery Technology (GRT) を使用して、仮想マシンからの個々のファイルとフォルダのリストアを有効にする]を選択します。
SQL、Exchange、Active Directory、SharePoint に GRT を必要とする仮想マシンの場合、バックアップジョブを作成し、該当するアプリケーション GRT のチェックボックスを選択します。 たとえば、GRT for Exchange を使用するには、[仮想マシン上の Microsoft Exchange データベースおよびメールボックス項目で GRT を有効にする]オプションを選択します。また、ファイル/フォルダ GRT を必要とする場合、このジョブでファイル/フォルダ GRT を有効にすることができます。Agent for Windows がこのバックアップジョブに含まれている仮想マシンにインストールされている必要があります。適切なクレデンシャルを指定して、それらに存在する仮想マシンとアプリケーションにアクセスする必要があります。
Linux や Mac などの GRT をサポートしない仮想マシンの場合、個別のバックアップジョブを作成し、[仮想マシン上の <マイクロソフト社のアプリケーション名> で GRT を有効にする]の 4 つのオプションの選択を解除します。仮想マシンが GRT をサポートしない状況で、アプリケーション GRT を有効にするオプションが選択されている場合、ジョブは例外処理によって完了します。
メモ:
複数のバックアップジョブに同じ仮想マシンを含めないでください。また、エージェントベースのバックアップが実行されている場合、仮想マシンの GRT 対応バックアップで重複しないようにそれらをスケジュールします。
Microsoft Active Directory、Exchange, SharePoint、SQL からの個別の項目で GRT を使用するには、以下を実行します。
ゲストの仮想マシンで VMware ツールをインストールします。
ゲストの仮想マシンに Agent for Windows をインストールします。Agent for Windows をインストールする前に VMware Tools をインストールしてください。
保護する各アプリケーションに有効なライセンスがあること確認します。
ゲストの仮想マシンのクレデンシャルが保護するアプリケーションに対して有効であることを確認します。
仮想マシン上で Exchange をバックアップするときに、物理コンピュータの Microsoft Exchange のバックアップと同じ要件を使用します。
CASO 環境で、バックアップに使ったログオンアカウントが集中管理サーバーおよび管理対象 Backup Exec サーバーのログオンアカウントのリストに追加されていることを確認します。
Backup Exec はバックアップセットを動的にマウントするので、リストアする個々の項目を参照する場合、バックアップセットをホストするストレージはオンラインである必要があります。増分バックアップセットおよび差分バックアップセットの場合、これらの関連するバックアップセットはリストア中もアクセス可能にする必要があります。
CASO 環境で、Backup Exec サーバーが別の Backup Exec サーバーのバックアップセットを参照しようとするときにサーバー間にファイアウォールが設定されている場合は、サーバーのポートを開く必要があります。
バックアップセットをバックアップジョブが実行された管理対象 Backup Exec サーバーまたは集中管理サーバーから参照することをお勧めします。
ポートのリストについては、『Backup Exec 15 管理者ガイド』の「Backup Exec のポート」と「Backup Exec がリッスンするポート」のトピックを参照してください。