NetBackup™ for Microsoft SQL Server 管理者ガイド

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Product(s): NetBackup & Alta Data Protection (10.4)
  1. NetBackup for SQL Server の概要
    1.  
      NetBackup for SQL Server の概要
  2. インストール
    1.  
      NetBackup for SQL Server のインストールの計画
    2.  
      NetBackup サーバーおよびクライアントの要件
    3.  
      NetBackup クラスタ内で NetBackup for SQL Server を使用するための要件
    4.  
      NetBackup for SQL Server のライセンス
  3. ホストの構成とジョブの設定
    1.  
      SQL Server ホストとユーザー権限の構成
    2.  
      vSphere 用の Veritas VSS プロバイダのインストール
    3.  
      SQL Server VSS Writer サービスの無効化
    4.  
      SQL Server のバックアップとリストアのための NetBackup サービスの設定
    5.  
      SQL Server のローカルセキュリティの権限の構成
    6.  
      自動検出されたマッピングの確認
    7.  
      分散アプリケーション、クラスタ、または仮想マシンのリストアマッピングの設定
    8.  
      ODBC 接続の構成
    9.  
      非表示の NetBackup for SQL Server の読み取り不可セカンダリインスタンスの構成
    10.  
      SQL Server エージェントのプライマリサーバーホスト名の構成
    11.  
      バックアップ操作を許可するジョブ数の設定
    12.  
      1 クライアントあたりの最大ジョブ数の構成
  4. SQL Server インテリジェントポリシーを使用した SQL Server オブジェクトの管理
    1.  
      アプリケーションユーティリティについて
    2. SQL Server オブジェクトの検出について
      1.  
        インスタンスのオンデマンドの検出
      2.  
        高度可用性グループまたは基本可用性グループのオンデマンドの検出
      3.  
        読み取りスケール可用性グループの検出
    3. SQL Server インスタンスと可用性レプリカの登録について
      1.  
        SQL Server のクレデンシャルについて
      2.  
        SQL Server インスタンスまたは可用性レプリカの登録
      3. インスタンスグループへのインスタンスまたは可用性レプリカの登録
        1.  
          インスタンスグループへのインスタンスまたは可用性レプリカの追加
        2.  
          インスタンスグループのクレデンシャルの検証
      4.  
        インスタンスまたは可用性レプリカの自動登録
      5.  
        nbsqladm コマンドを使用して、インスタンスまたは可用性レプリカを登録することを DBA に承認する
    4.  
      アプリケーションユーティリティからの SQL Server オブジェクトの削除
    5.  
      SQL Server インスタンスの手動での追加
    6.  
      インスタンスの有効化または無効化
    7.  
      インスタンスのクリーンアップ
  5. SQL Server インテリジェントポリシーを使用したバックアップの設定
    1.  
      SQL Server インテリジェントポリシーについて
    2.  
      SQL Server インテリジェントポリシーの作成
    3.  
      ポリシー属性について
    4.  
      スケジュールプロパティについて
    5.  
      SQL Server インテリジェントポリシーのスケジュールバックアップ形式
    6.  
      ポリシーへのインスタンスの追加
    7.  
      ポリシーへのデータベースの追加
    8.  
      バックアップ対象リストへのファイルグループまたはファイルの追加
    9.  
      バックアップ対象リストへのファイルまたはファイルグループの追加
    10.  
      インスタンスグループをバックアップポリシーに追加
    11. SQL Server バックアップの調整パラメータについて
      1.  
        SQL Server マルチストライプバックアップの構成
    12.  
      読み取り専用ファイルグループのバックアップ
    13.  
      読み書き可能なファイルグループのバックアップ
  6. SQL Server のリストアの実行
    1.  
      NetBackup MS SQL Client の初回の起動
    2.  
      SQL Server ホストおよびインスタンスの選択
    3.  
      SQL Server バックアップイメージの表示
    4.  
      NetBackup for SQL Server のオプション
    5.  
      SQL Server データベースのバックアップのリストア
    6.  
      SQL Server データベースの完全復旧の実行
    7.  
      SQL Server ファイルグループのバックアップのリストア
    8.  
      読み書き可能なファイルグループバックアップからの SQL Server データベースのリカバリ
    9.  
      SQL Server 読み取り専用ファイルグループのリストア
    10.  
      SQL Server データベースファイルのリストア
    11.  
      完全復旧を実行しない SQL Server トランザクションログイメージのリストア
    12.  
      SQL Server データベースの移動
    13.  
      SQL Server のページレベルのリストアの実行について
    14.  
      リダイレクトリストアの権限の構成
    15. 代替ホストへの SQL Server データベースのリダイレクト
      1.  
        プライマリサーバーの選択について
    16.  
      リモート SQL Server インストール上でのリストアの実行
    17.  
      複数ストリームの SQL Server バックアップのリストア
    18.  
      bplist を使った SQL Server バックアップの取得について
    19.  
      NetBackup for SQL Server のバックアップ名について
  7. VMware バックアップを使用した SQL Server データの保護
    1. VMware バックアップを使用したアプリケーションデータベースの保護について
      1.  
        VMware アプリケーションバックアップの制限事項
    2.  
      SQL Server を保護する NetBackup for VMware バックアップの構成について
    3.  
      SQL Server を保護する VMware バックアップの NetBackup サービスの設定
    4.  
      SQL Server を保護する VMware バックアップポリシーの構成
    5.  
      スナップショットレプリケーションの管理に Replication Director を使用して SQL Server を保護するための VMware ポリシーの構成
    6.  
      VMware バックアップからの SQL Server データベースのリストア
  8. Snapshot Client を使用したバックアップの設定
    1.  
      SQL Server 用の NetBackup Snapshot Client について
    2.  
      Snapshot Client を使用した SQL Server の操作
    3.  
      スナップショット方式
    4.  
      SQL Server スナップショットおよびインスタントリカバリバックアップの構成要件
    5.  
      SQL Server のスナップショットポリシーの構成
    6.  
      SQL Server のインスタントリカバリバックアップ用のポリシーの構成
    7. コピーのみのスナップショットバックアップによる差分バックアップの影響
      1.  
        コピーのみのバックアップの作成 (レガシー SQL Server ポリシー)
      2.  
        コピーのみではないインスタントリカバリバックアップの作成(レガシー SQL Server ポリシー)
    8. SQL Server エージェントのグループ化スナップショットについて
      1.  
        グループ化バックアップされたデータベースのリストア
  9. SQL Server 可用性グループの保護
    1.  
      SQL Server 可用性グループの保護について
    2. インテリジェントポリシーを使用した SQL Server 可用性グループの保護
      1.  
        SQL Server 可用性グループを保護するための前提条件
      2. SQL Server 可用性グループを保護するためのバックアップポリシーの構成
        1.  
          ポリシーへの可用性グループの追加
        2.  
          ポリシーへの可用性データベースの追加
        3.  
          可用性データベースのファイルグループまたはファイルのバックアップ選択リストへの追加
    3. レガシーポリシーを使用した SQL Server 可用性グループの保護
      1. SQL Server 可用性グループの優先レプリカの保護について (レガシーバックアップポリシー)
        1.  
          SQL Server 可用性グループを保護するための前提条件
        2.  
          SQL Server 可用性グループの優先レプリカまたはプライマリレプリカの自動バックアップポリシーの構成
        3.  
          優先レプリカまたはプライマリレプリカを保護するポリシーのバッチファイルの作成
        4.  
          優先レプリカまたはプライマリレプリカを保護するポリシーへのバッチファイルの追加
      2. SQL Server 可用性グループの特定のノードの保護について (レガシーバックアップポリシー)
        1.  
          SQL Server 可用性グループの特定のレプリカに対する自動バックアップポリシーの構成
        2.  
          可用性グループの特定の可用性レプリカを保護するポリシーのためのバッチファイルの作成
        3.  
          可用性グループの特定のレプリカを保護するポリシーのためのバッチファイルの追加
    4.  
      NetBackup ドメインをまたぐ SQL Server 可用性グループの保護
    5.  
      SQL Server 可用性グループのバックアップイメージの参照
    6.  
      SQL Server 可用性データベースのセカンダリレプリカへのリストア
    7.  
      SQL Server 可用性データベースのプライマリとセカンダリレプリカへのリストア
    8.  
      可用性グループが複数の NetBackup ドメインにわたる場合の可用性データベースのリストア
  10. クラスタ環境での SQL Server の保護
    1.  
      クラスタ化された SQL Server インスタンスのバックアップの設定 (SQL Server インテリジェントポリシー)
    2.  
      クラスタ化された SQL Server インスタンスのバックアップの設定 (SQL Server レガシーポリシー)
    3.  
      仮想 SQL Server インスタンスのリストアの実行
  11. クライアントとバッチファイルを使用した SQL Server レガシーポリシーでのバックアップの設定
    1.  
      SQL Server のレガシーポリシーについて
    2.  
      SQL Server レガシーポリシーを使用するバックアップの設定について
    3.  
      SQL Server のバックアップとリストアのための NetBackup サービスの設定 (レガシー SQL Server ポリシー)
    4.  
      NetBackup レガシーバックアップポリシーのある SQL Server セキュリティについて
    5. NetBackup for SQL Server でのバッチファイルの使用について
      1.  
        バッチファイルで使用するキーワードおよび値
      2.  
        バッチファイルの作成
      3.  
        バッチファイルの実行
    6.  
      新しい SQL Server レガシーポリシーの追加
    7. スケジュールプロパティについて
      1.  
        レガシーポリシーのバックアップ形式
      2.  
        完全バックアップへの差分バックアップの変換
      3.  
        アプリケーションバックアップスケジュールの構成
      4.  
        アプリケーションバックアップスケジュールの例
      5.  
        自動バックアップスケジュールの構成
      6.  
        自動バックアップスケジュールの例
    8.  
      ポリシーへのクライアントの追加
    9.  
      バックアップ対象リストへのバッチファイルの追加
    10.  
      SQL Server ホストおよびインスタンスの選択
    11.  
      SQL Server バックアップ操作のオプション
    12.  
      バックアップ用に選択されたオブジェクトのプロパティの表示について
    13. SQL Server データベースのユーザー主導型バックアップの実行
      1.  
        SQL Server トランザクションログのユーザー主導型バックアップの実行
      2.  
        SQL Server データベースファイルグループのユーザー主導型バックアップの実行
      3. 読み取り専用ファイルグループのユーザー主導型バックアップの実行
        1.  
          SQL Server 読み取り専用バックアップセットの表示
      4.  
        読み書き可能なファイルグループのユーザー主導型バックアップの実行
      5.  
        SQL Server データベースファイルのユーザー主導型バックアップの実行
      6.  
        部分的なデータベースのバックアップの実行
    14.  
      リモート SQL Server インストールのバックアップの実行
    15.  
      失敗した SQL Server バックアップの自動再試行について
  12. 複数の NIC を備えている場合の NetBackup for SQL Server の使用
    1.  
      複数の NIC を備えている場合の SQL Server バックアップの設定について
    2.  
      プライベートインターフェース名を使った NetBackup クライアントの構成
    3.  
      複数の NIC を備えている場合に SQL Server のバックアップを設定する (SQL Server インテリジェントポリシー)
    4.  
      複数の NIC を備えている場合に SQL Server のバックアップを設定する (SQL Server レガシーポリシー)
    5.  
      複数の NIC を備えている場合に SQL Server のリストアを実行する
    6.  
      複数の NIC が存在する場合に SQL Server クラスタのバックアップを設定する (SQL Server インテリジェントポリシー)
    7.  
      複数の NIC を備えている場合に SQL Server クラスタのバックアップを設定する (SQL Server レガシーポリシー)
    8.  
      複数の NIC を備えている場合に SQL Server クラスタのバックアップ用バッチファイルを作成する (SQL Server レガシーポリシー)
    9.  
      複数の NIC を備えている場合に SQL Server クラスタのリストアを実行する
  13. 処理速度とトラブルシューティング
    1.  
      NetBackup for SQL Server のコンポーネント
    2.  
      NetBackup for SQL Server でのデータベースのバックアップ方法
    3.  
      NetBackup for SQL Server でのデータベースのリカバリ方法
    4.  
      手動バックアップの実行
    5. SQL Server のトラブルシューティング用のデバッグログについて
      1.  
        NetBackup for SQL Server クライアントのデバッグレベルの設定
      2.  
        Veritas VSS プロバイダのログ
    6.  
      NetBackup for SQL Server のパフォーマンスに影響を与える要素
    7.  
      NetBackup for SQL Server の操作の監視について
    8.  
      NetBackup for SQL Server の最大トレースレベルの設定
    9.  
      クレデンシャルの検証に関するトラブルシューティング
    10.  
      失敗したファイルグループまたはファイルバックアップのレポート
    11.  
      大規模な SQL Server データベースのリストアにおけるタイムアウトエラーの最小化について
    12.  
      VMware のバックアップに関するトラブルシューティング
    13.  
      SQL Server の VMware バックアップ中に発生する SQL Server のログの切り捨てエラー
    14.  
      SQL Server の圧縮バックアップイメージを単一のストライプとして、または複数のストライプを含むイメージとしてリストアすると、SQL Server のリストアが失敗する
    15.  
      可用性グループクラスタに不正なバックアップイメージが表示される
    16.  
      SQL Server のホスト名または SQL Server データベース名の末尾にスペースがあると SQL Server データベースのリストアは状態コード 5 またはエラー (-1) で失敗する
    17.  
      SQL Server のホスト名、データベース名、データベース論理名の末尾にスペースがあると移動操作は状態コード 5 またはエラー (-1) で失敗する
    18.  
      可用性グループのレプリカを検出または参照できない
    19. SQL Server のディザスタリカバリについて
      1.  
        SQL Server のディザスタリカバリの準備
      2.  
        ディザスタリカバリの後の SQL Server のデータベースのリカバリ
  14. 付録 A. その他の設定
    1.  
      SQL Server 多重バックアップの構成
    2.  
      多重化された SQL Server バックアップのリストア
    3. SAP 環境での SQL Server バックアップおよびリストアについて
      1. SAP 環境での SQL Server の自動バックアップ用バッチファイルの作成
        1.  
          データベースバックアップのバッチファイルの作成
        2.  
          トランザクションログのバックアップのバッチファイルの作成
      2.  
        SQL Server でのバックアップの監視
      3. R/3 データベースのリストア
        1.  
          リストア操作への差分バックアップの組み込みについて
        2.  
          ディスククラッシュ後の R/3 データベースのリストア
        3.  
          データベースバックアップおよびトランザクションログのバックアップのリストア
      4.  
        SAP 環境での SQL Server のポリシー構成について
    4.  
      データベースログ配布をサポートするための NetBackup の構成
    5.  
      ログ配布が設定された環境での SQL Server のバックアップ
    6. NetBackup for SQL Server のデータベースミラーリング機能について
      1.  
        データベースミラーリングをサポートするための NetBackup の設定
      2.  
        ミラー化されたパートナーの同時バックアップの実行
      3.  
        ミラーリングされたデータベースのバックアップイメージのリストア
  15. 付録 B. 承認を受けた場所の登録
    1.  
      NetBackup データベースのスクリプトベースポリシーで使用する承認を受けた場所の登録

自動検出されたマッピングの確認

特定のシナリオでは、NetBackup ホストは他のホストと特定の名前を共有したり、クラスタに関連付けられた名前が付けられたりします。NetBackup for SQL Server で正常にバックアップおよびリストアを実行するには、NetBackup によってお使いの環境から検出されたすべての有効な自動検出されたマッピングを承認しておく必要があります。または、マッピングを手動で追加します。

クラスタの自動検出されたマッピングの承認を参照してください。

複数 NIC 環境での SQL Server クラスタ用に自動検出されたマッピングを参照してください。

ホスト名の手動マッピングを参照してください。

複数のホスト名がある構成の例は、次のとおりです。

  • ホストが完全修飾ドメイン名 (FQDN) および短縮名または IP アドレスに関連付けられる

  • SQL Server がクラスタ化されている場合は、ホストはノード名とクラスタの仮想名に関連付けられます。

これらのマッピングは、NetBackup Web UI の[セキュリティ (Security)]、[ホストマッピング (Host mappings)]ノードで構成されます。マッピングを管理する nbhostmgmt コマンドも使うことができます。詳しくは、『NetBackup セキュリティおよび暗号化ガイド』『NetBackup Web UI 管理者ガイド』を参照してください。

クラスタの自動検出されたマップ

SQL Server クラスタ環境で次が該当する場合にはノード名をクラスタの仮想名にマッピングする必要があります

  • バックアップポリシーにクラスタ名 (または仮想名) が含まれている

  • NetBackup クライアントがクラスタ内の複数のノードにインストールされている場合、仮想名を各ノードにマッピングする必要があります。

    NetBackup クライアントが 1 つのノードにのみインストールされている場合にはマッピングは必要ありません。

クラスタの自動検出されたマッピングの承認

クラスタの自動検出されたマッピングを承認するには

  1. NetBackup Web UI で、[セキュリティ (Security)]、[ホストマッピング (Host mappings)]の順に展開します。
  2. [承認するマッピング (Mappings to approve)]タブをクリックします。

    お客様の環境のホストが一覧表示されるほか、これらのホストに対して NetBackup によって検出されたマッピングまたは追加のホスト名が一覧表示されます。ホストには、マッピングごと、またはマッピングに関連付けられている名前ごとに 1 つのエントリがあります。

    たとえば、ホスト client01.lab04.comclient02.lab04.com で構成されるクラスタの場合は、次のエントリが表示されます。

    ホスト

    自動検出されたマッピング

    client01.lab04.com

    client01

    client01.lab04.com

    clustername

    client01.lab04.com

    clustername.lab04.com

    client02.lab04.com

    client02

    client02.lab04.com

    clustername

    client02.lab04.com

    clustername.lab04.com

  3. ホストの名前をクリックします。
  4. 検出されたマッピングを使用する場合は、ホストのマッピングを確認して[承認 (Approve)]をクリックします。

    たとえば、次のマッピングが client01.lab04.com で有効な場合は、それらのマッピングを承認します。

    自動検出されたマッピング

    名前が有効なホスト

    client01

    クライアントの短縮名

    clustername

    クラスタの仮想名

    clustername.lab04.com

    クラスタの仮想名の FQDN

  5. ホストの有効なマッピングの承認が完了したら、[ホスト (Hosts)]タブをクリックします。

    ホスト client01.lab04.comclient02.lab04.com に対し、次のような[マッピングされたホストまたは IP アドレス (Mapped host or IP address)]のエントリが表示されます。

    ホスト

    マッピング済みのホスト名/IP アドレス

    client01.lab04.com

    client01.lab04.com、client01、clustername、clustername.lab04.com

    client02.lab04.com

    client02.lab04.com、client02、clustername、clustername.lab04.com

  6. NetBackup によって自動的に検出されなかったマッピングは、手動で追加できます。

表: SQL Server 環境用にマッピングされたホスト名の例 において、FCI は SQL Server フェールオーバークラスタインスタンスを意味します。WSFC は Windows Server フェールオーバークラスタを意味します。

表: SQL Server 環境用にマッピングされたホスト名の例

環境

ホスト

マッピング済みのホスト名

FCI (2 つのノードから成るクラスタ)

Node 1 の物理名

SQL Server クラスタの仮想名

Node 2 の物理名

SQL Server クラスタの仮想名

基本または高度可用性グループ (プライマリとセカンダリ)

プライマリ名

WSFC 名

セカンダリ名

WSFC 名

1 つの FCI (プライマリ FCI またはセカンダリ FCI) から成る基本または高度可用性グループ

プライマリ FCI 名

WSFC 名

セカンダリ FCI 名

WSFC 名

Node 1 の物理名

SQL Server クラスタの仮想名

Node 2 の物理名

SQL Server クラスタの仮想名

 

複数 NIC 環境での SQL Server クラスタ用に自動検出されたマッピング

複数 NIC 環境に SQL Server クラスタがある場合は、その環境のホストごとに有効な自動検出されたマッピングを承認する必要があります。プライベートネットワーク上の SQL Server クラスタの仮想名を、各 SQL Server クラスタノードのプライベート名にマッピングする必要があります。

複数 NIC 環境で SQL Server クラスタ用に自動検出されたマッピングを承認するには

  1. NetBackup Web UI で、[セキュリティ (Security)]、[ホストマッピング (Host mappings)]の順に展開します。
  2. [承認するマッピング (Mappings to approve)]タブをクリックします。

    お客様の環境のホストが一覧表示されるほか、これらのホストに対して NetBackup によって検出されたマッピングまたは追加のホスト名が一覧表示されます。ホストには、マッピングごと、またはマッピングに関連付けられている名前ごとに 1 つのエントリがあります。

    たとえば、ホスト client01-bk.lab04.comclient02-bk.lab04.com で構成される複数 NIC 環境のクラスタの場合は、次のエントリが表示されます。

    ホスト (Host)

    自動検出されたマッピング

    client01-bk.lab04.com

    clustername-bk.lab04.com

    client02-bk.lab04.com

    clustername-bk.lab04.com

  3. ホストの名前をクリックします。
  4. 検出されたマッピングを使用する場合は、ホストのマッピングを確認して[承認 (Approve)]をクリックします。

    たとえば、次のマッピングが client01-bk.lab04.com で有効な場合は、そのマッピングを承認します。

    自動検出されたマッピング

    名前が有効なホスト

    clustername-bk.lab04.com

    プライベートネットワーク上の SQL Server クラスタの仮想名

  5. ホストの有効なマッピングの承認が完了したら、[ホスト (Hosts)]タブをクリックします。

    ホスト client01-bk.lab04.comclient02-bk.lab04.com に対し、[マッピングされたホストまたは IP アドレス (Mapped host or IP address)]に次の値が表示されます。

    ホスト (Host)

    マッピングされたホストまたは IP アドレス (Mapped host or IP address)

    client01-bk.lab04.com

    clustername-bk.lab04.com

    client02-bk.lab04.com

    clustername-bk.lab04.com

  6. NetBackup によって自動的に検出されなかったマッピングは、手動で追加できます。
複数 NIC 環境の SQL Server クラスタ用にマッピングされたホスト名の例

表: 複数 NIC 環境の SQL Server クラスタ用にマッピングされたホスト名の例

ホスト

マッピング済みのホスト名

Node 1 のプライベート名

プライベートネットワーク上の SQL Server クラスタの仮想名

Node 2 のプライベート名

プライベートネットワーク上の SQL Server クラスタの仮想名

SharePoint SQL 可用性グループのバックアップとリストアの自動検出マッピングの承認

SharePoint SQL 可用性グループの自動検出マッピングを承認するには

  1. NetBackup Web UI で、[セキュリティ (Security)]、[ホストマッピング (Host mappings)]の順に展開します。
  2. [承認するマッピング (Mappings to approve)]タブをクリックします。

    お客様の環境のホストが一覧表示されるほか、これらのホストに対して NetBackup によって検出されたマッピングまたは追加のホスト名が一覧表示されます。ホストには、マッピングごと、またはマッピングに関連付けられている名前ごとに 1 つのエントリがあります。

    たとえば、ホスト client01.lab04.comclient02.lab04.com で構成される SharePoint SQL の場合は、次のエントリが表示されます。

    ホスト

    自動検出されたマッピング

    client01.lab04.com

    client01、clustername、clustername.lab04.com

    client01.lab04.com

    aglistenername

    client01.lab04.com

    aglistenername.lab04.com

    client02.lab04.com

    client02、clustername、clustername.lab04.com

    client02.lab04.com

    aglistenername

    client02.lab04.com

    aglistenername.lab04.com

  3. ホストの名前をクリックします。
  4. 検出されたマッピングを使用する場合は、ホストのマッピングを確認して[承認 (Approve)]をクリックします。

    たとえば、次のマッピングが client01.lab04.com で有効な場合は、それらのマッピングを承認します。

    自動検出されたマッピング

    名前が有効なホスト

    client01

    クライアントの短縮名

    aglistenername

    SharePoint SQL 可用性グループのリスナー名

    aglistenername.lab04.com

    SharePoint SQL 可用性グループのリスナー名の FQDN。

  5. ホストの有効なマッピングの承認が完了したら、[ホスト (Hosts)]タブをクリックします。

    ホスト client01.lab04.comclient02.lab04.com に対し、次のような[マッピングされたホストまたは IP アドレス (Mapped host or IP address)]のエントリが表示されます。

    ホスト

    マッピング済みのホスト名/IP アドレス

    client01.lab04.com

    client01.lab04.com、client01、aglistenername、aglistenername.lab04.com

    client02.lab04.com

    client02.lab04.com、client02、aglistenername、aglistenername.lab04.com

  6. NetBackup によって自動的に検出されなかったマッピングは、手動で追加できます。
ホスト名の手動マッピング

NetBackup によって自動的に検出されなかったマッピングは、手動で追加できます。

ホスト名を手動でマッピングするには

  1. NetBackup Web UI で、[セキュリティ (Security)]、[ホストマッピング (Host mappings)]の順に展開します。
  2. [ホスト (Hosts)]タブをクリックします。
  3. [共有マッピングまたはクラスタマッピングの追加 (Add shared or cluster mappings)]をクリックします。

    たとえば、名前にはクラスタの仮想名を入力します。[追加 (Add)]をクリックして、その仮想名をマッピングするホストを選択します。