NetBackup™ for Microsoft SQL Server 管理者ガイド
- NetBackup for SQL Server の概要
- インストール
- ホストの構成とジョブの設定
- SQL Server インテリジェントポリシーを使用した SQL Server オブジェクトの管理
- SQL Server インテリジェントポリシーを使用したバックアップの設定
- SQL Server バックアップの調整パラメータについて
- SQL Server のリストアの実行
- 代替ホストへの SQL Server データベースのリダイレクト
- VMware バックアップを使用した SQL Server データの保護
- VMware バックアップを使用したアプリケーションデータベースの保護について
- Snapshot Client を使用したバックアップの設定
- SQL Server 可用性グループの保護
- インテリジェントポリシーを使用した SQL Server 可用性グループの保護
- レガシーポリシーを使用した SQL Server 可用性グループの保護
- クラスタ環境での SQL Server の保護
- クライアントとバッチファイルを使用した SQL Server レガシーポリシーでのバックアップの設定
- NetBackup for SQL Server でのバッチファイルの使用について
- スケジュールプロパティについて
- SQL Server データベースのユーザー主導型バックアップの実行
- 複数の NIC を備えている場合の NetBackup for SQL Server の使用
- 処理速度とトラブルシューティング
- SQL Server のトラブルシューティング用のデバッグログについて
- SQL Server のディザスタリカバリについて
- 付録 A. その他の設定
- 付録 B. 承認を受けた場所の登録
SQL Server オブジェクトの検出について
NetBackup による検出を定期的に実行して、インスタンスや環境内の高度可用性グループや基本可用性グループの情報を収集します。(読み取りスケール可用性グループは手動で検出する必要があります)。データは 1 時間後に期限切れになります。NetBackup Discovery Service (nbdisco) では、そのプライマリサーバーのクライアント上のインスタンスと可用性グループに対して、8 時間ごとに「簡易」検出が実行されます。NBARS (NetBackup Agent Request Service) は、5 分ごとにプライマリサーバーをポーリングして、期限切れでないデータを確認します。
詳細検出には、データベースの検出が含まれ、次の状況で実行されます。
完全バックアップ、増分バックアップ、またはリストアが実行された後
クライアントは、データベースのデータが変更されて 15 分以上経過する前に詳細を送信します。
データベースまたは可用性グループの手動検出を実行する場合
インスタンスまたはレプリカのクレデンシャルを追加した後
デフォルトでは、このサービスは、SQL Server インスタンスを検出すると、プライマリサーバーにレポートします。ただし、ユーザーは bpsetconfig ユーティリティを使用して、特定のクライアントの検出をオフにできます。REPORT_CLIENT_DISCOVERIES オプションについて詳しくは、『NetBackup 管理者ガイド Vol. 1』を参照してください。
クライアントは、各インスタンスの NetBackup\dbext\mssql
ディレクトリにキャッシュファイル NB_instancename_cache_v1.0.dat
を保持します。ファイルは削除でき、NetBackup は、詳細検出データが再送信されたときに、次回の完全バックアップの後でこのファイルを再作成できます。
最後の検出以降に作成したインスタンスを検出するには、[処理 (Actions)]、[インスタンスの検出 (Discover Instances)]の順に選択します。新しいインスタンスがある可用性グループを更新する場合は、可用性グループを選択してから[処理 (Actions)]、[可用性グループを再スキャンする (Rescan Availability Group)]の順に選択します。