NetBackup™ for Microsoft SQL Server 管理者ガイド

VMware アプリケーションバックアップでは、次のポリシーオプションと構成はサポートされていません。

• 増分バックアップ。代わりに、SQL Server 増分バックアップの保護計画またはポリシーを作成できます。

• SQL Server クラスタまたは SQL Server 可用性グループ。

• (NetBackup Web UI のみ) プライマリコピー以外のコピーからリストアします。プライマリコピーからのみリストアできます。他のコピーがあっても、リストア用に表示されるのはプライマリコピーのみです。別のコピーからリストアする場合は、そのコピーをプライマリコピーに昇格します。

• SQL Server データベースが次の場所にある場合は、データベースはカタログ化されず、バックアップされません。

  • Raw デバイスマッピング (RDM) を使用するすべての仮想マシン。

  • 独立としてマークされている仮想マシンディスク (vmdk) ボリューム。

  • MBR ディスクを使用するマウントポイント。SQL Server データベースファイルを含むマウントポイントは、ベースになるディスクが GPT ディスクの場合にのみサポートされます。

  • 仮想ハードディスク (VHD)。

  • RAID ボリューム。

  • ReFS ファイルシステム。

  • 除外された Windows ブートディスク。

• T-SQL スナップショットを使用する VMware バックアップには、次の制限事項が適用されます。

  • T-SQL スナップショットには SQL Server 2022 が必要です。ゲスト仮想マシンに異なるバージョン (2019 と 2022 など) の複数の SQL Server インスタンスがあり、T-SQL スナップショットが有効な場合、ポリシーは SQL Server 2022 のインスタンスまたはデータベースのみを保護します。

  • NetBackup は同時に処理できるデータベースの数を 62 に制限します。

  • ユーザーデータベースのみが保護されます。この方法では、システムデータベースを保護できません。これは Microsoft 社の制限事項です。(ポリシーにはシステムデータベースを含めることができますが、NetBackup はこれらのデータベースをスキップします。)

  • ログの切り捨ては T-SQL スナップショットではサポートされません。