Cluster Server 8.0.2 付属エージェントリファレンスガイド - Solaris
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Application エージェントでの ProPCV の使用
ProPCV 機能は MonitorProcesses で設定される StartProgram とバイナリベースの処理のオフラインのノードからの実行を防止します。このアクションはサイクルの初期に同時性違反を検出します。ただし、ProPCV は MonitorProcesses で設定されるスクリプトベースの処理のオフラインのノードのからの実行は防止しません。ProPCV に関する考慮事項:
StartProgram は、StartProgram 属性で設定されている引数と同じ順序で実行する必要があります。引数の順序を変更すると、ProPCV は StartProgram の実行を防止しません。これにより、同時性違反の検出に遅れが生じます。
たとえば、1 つのコマンドは複数の方法で実行できます。
/usr/bin/tar -c -f a.tar
/usr/bin/tar -f a.tar -c
したがって、StartProgram 属性で設定されてない方法でコマンドを実行した場合は ProPCV は機能しません。
StartProgram は、StartProgram 属性で指定されたコマンドまたは方法を使って開始する必要があります。しかし、属性で指定されていない方法またはコマンドでプログラムを開始した場合、ProPCV はプログラムの起動を防止しません。これにより、同時性違反の検出に遅れが生じます。
StartProgram がスクリプトである場合は、1 行目に #! で始まるインタープリタパスがある必要があります。
たとえば、シェルスクリプトは "#!/usr/bin/sh" から開始する必要があります。
StartProgram がスクリプトである場合は、StartProgram がオフライン監視に登録された後、スクリプトファイルにインタープリタパスがある必要があります。パスがないと、ProPCV は StartProgram で機能しない場合があります。
StartProgram 属性に特殊文字 & を追記することはできません(例: /app/start.sh &」)。