Enterprise Vault™ PowerShell Cmdlets
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Set-EVClassificationPolicy
Set-EVClassificationPolicy は既存の Enterprise Vault 分類ポリシーのプロパティを設定または更新します。
Set-EVClassificationPolicy は、スナップイン Symantec.EnterpriseVault.PowerShell.AdminAPI.dll
によって提供されます。
Set-EVClassificationPolicy [[-SiteId] <String>] [-Name] <String> [-Description <String>] [-DuringArchivingIndexing <Boolean>] [-DetermineRC <Boolean>] [-RCDuringDeletion <Boolean>] [-RCDuringExpiry <Boolean>] [-PreventRCDuringMove <Boolean>] [-AllowRCOnRecTypeChange <Boolean>] [<CommonParameters>]
表: Set-EVClassificationPolicy のパラメータ
パラメータ | 説明 |
---|---|
-SiteId | Enterprise Vault 分類ポリシーの詳細を設定または更新する対象サイトの ID。このパラメータを省略して、cmdlet がレジストリ内を検索して ID を特定できない場合、Set-EVClassificationPolicy によって必要な ID を入力するためのメッセージが表示されます。 Get-EVSite を使用して、サイト ID を取得することができます。 |
-Name (必須) | 設定または更新対象のプロパティを持つ特定の Enterprise Vault 分類ポリシーの名前。ポリシーの名前を変更する場合は、新しい名前を 40 文字までの英数字と空白文字を含んだ、重複しない名前にする必要があります。 |
-Description | Enterprise Vault 分類ポリシーに対して設定する説明。説明は、最大 127 個の英数字、スペース、または特殊文字を含めることができます。 |
-DuringArchivingIndexing | Enterprise Vault がアーカイブまたはインデックス作成中にアイテムを分類すべきかどうかを指定します ($true または $false)。デフォルトは $true です。 この設定は、Enterprise Vault がインデックスを再構築するときにアイテムを再分類するかどうかも決定します。分類したアイテムをスマートパーティションにアーカイブするように選択している場合、アイテムを再分類しても、あるスマートパーティションから別のスマートパーティションにアイテムが移動されることはないことに注意してください。これらのアイテムは、Enterprise Vault が最初にアーカイブしたスマートパーティションに残ります。 たとえば、分類タグ「PII」を 1 つのスマートパーティションに関連付け、タグ「Credit-Card」を別のスマートパーティションに関連付けたとします。「PII」タグに関連付けられたパーティションに Enterprise Vault がアーカイブしたアイテムは、後から Enterprise Vault によって「Credit-Card」タグを使用して再分類されたとしても、最初のパーティションに残ります。 |
-DetermineRC | アイテムの保持カテゴリの更新を分類機能に対して許可するかどうかを($true)または($false)で指定します。デフォルトは $true です。 |
-RCDuringDeletion | DetermineRC が $true である場合は、ユーザーによる削除の分類を有効にするかどうかを($true)または($false)で指定します。デフォルトは $false です。 DetermineRC を $false に設定している場合は、RCDuringDeletion を $true に設定できません。 |
-RCDuringExpiry | DetermineRC が $true である場合は、自動期限切れの分類を有効にするかどうかを($true)または($false)で指定します。デフォルトは $false です。 次の点に注意してください。
|
-PreventRCDuringMove | DetermineRC が $true の場合に、ユーザーがアーカイブ済みアイテムの保持カテゴリを更新する可能性のある操作を実行したときにこれらの保持カテゴリを Enterprise Vault が更新しないようにするかどうかを指定します。たとえば、ユーザーは、異なる保持カテゴリが適用されているフォルダ間でアーカイブ済みアイテムを移動することや、許可されている場合に Enterprise Vault Search でアイテムの保持カテゴリを変更することがあります。どちらの操作でも、アイテムの保持カテゴリが変更される可能性があり、分類機能が設定された保持カテゴリが上書きされる可能性があります。 PreventRCDuringMove のデフォルトは $false です。Enterprise Vault は、サイトのアーカイブ設定に従い、アイテムの保持カテゴリを更新するユーザー操作を許可します。 |
-AllowRCOnRecTypeChange | Enterprise Vault レコード管理機能を使って、選択したアイテムをレコードとしてマーク付けする環境で使います。 PreventRCDuringMove が $true の場合に (ユーザー操作によって保持カテゴリが更新されないようにする)、AllowRCOnRecTypeChange は、アイテムのレコードタイプも変更されるときにこれらの更新を許可するかどうかを指定します。AllowRCOnRecTypeChange のデフォルトは $true です。 PreventRCDuringMove が $false の場合、AllowRCOnRecTypeChange は無効です。 |
Set-EVClassificationPolicy -SiteId 13E...EV.example.com -Name "Classification policy" -Description "Classification example policy"
指定した Enterprise Vault サイトで「Classification policy」という名前が付いている既存の Enterprise Vault 分類ポリシーの説明を更新します。
Set-EVClassificationPolicy -SiteId 13E...EV.example.com -Name "Classification policy" -PreventRCDuringMove $true -AllowRCOnRecTypeChange $false
指定した Enterprise Vault 分類ポリシーが適用されるアーカイブ内にあるアイテムの保持カテゴリをユーザー操作が更新しないように、このポリシーを設定します。更新が禁止される例には、これによってレコードタイプが変更される場合も含まれます。
完了時に確認メッセージが表示されます。
Get-EVClassificationPolicyを参照してください。
New-EVClassificationPolicyを参照してください。
Remove-EVClassificationPolicyを参照してください。