Veritas NetBackup™ クラウド管理者ガイド

Amazon Snowball クライアントを使用して Amazon Snowball にデータを転送するように NetBackup を構成するには

1. デフォルトのインスタンスで、クラウドストレージサーバーを作成します。

   メモ:

   Amazon Snowball デバイスは、デバイスが取得される地域からデータを転送する場合のみ使用できます。したがって、ストレージサーバーのすべてのバケットが同じ地域に属することを確認します。

   ディスクプールを構成する際は、Amazon Snowball 用に異なるバケットを作成します。これらのバケットは、AWS コンソールでインポートジョブを作成するために使用されます。

   メモ:

   バケットは、NetBackup 管理コンソールから作成することをお勧めします。AWS コンソールからバケットを作成する場合は、NetBackup でサポートされる文字のみを使用してください。

   NetBackup のクラウドストレージの構成を参照してください。

2. AWS コンソールでインポートジョブを作成します。ディスクプールの作成中に作成したバケットを選択します。詳しい手順は、AWS のマニュアルを参照してください。
3. メディアサーバーに、バックアップデータをステージングするための十分な領域があることを確認します。
4. 次のストレージサーバープロパティを更新します。

   • AMZ:OFFLINE_TRANSFER_MODE: FILESYSTEM

   • AMZ:TRANSFER_DRIVE_PATH: <absolute path where the data must be backed up>

   メモ:

   データを Amazon Snowball デバイスに転送した後、これらのプロパティを NONE に戻します。

   NetBackup クラウドストレージサーバーの接続プロパティを参照してください。

5. ライブデータについては、ストレージライフサイクルポリシーとバックアップポリシーを作成し、最初のシード処理のバックアップを実行します。

   古いデータについては、bpduplicate コマンドを使用し、ストレージユニット上のイメージを複製します。

   『NetBackup コマンドリファレンスガイド』を参照してください。

6. メディアサーバーに Amazon Snowball クライアントをインストールします。詳しい手順は、AWS のマニュアルを参照してください。

   Amazon Snowball クライアントを使用して、メディアサーバーから Amazon Snowball デバイスにバックアップデータを転送します。

7. データ転送が完了したら、次を実行します。

   • デバイスが移行中になるまで、バックアップポリシーを無効にするか SLP のセカンダリ操作の処理を延期します。

   • 手順 4 で構成したストレージサーバープロパティを NONE に設定します。

8. クラウドベンダーにデバイスを送付します。詳しい手順は、AWS のマニュアルを参照してください。