NetBackup™ Web UI 管理者ガイド
- NetBackup の概要
- 第 I 部 監視と通知
- 第 II 部 ホストの構成
- 第 III 部 ストレージの構成
- 第 IV 部 バックアップの構成
- 第 V 部 セキュリティの管理
- セキュリティイベントと監査ログ
- セキュリティ証明書の管理
- ホストマッピングの管理
- ユーザーセッションの管理
- プライマリサーバーのセキュリティ設定の管理
- アクセスキー、API キー、アクセスコードの使用
- 認証オプションの設定
- 役割ベースのアクセス制御の管理
- 第 VI 部 検出とレポート
- 第 VII 部 NetBackup 作業負荷と NetBackup Flex Scale
- 第 VIII 部 ディザスタリカバリとトラブルシューティング
NetBackup Web UI の機能
NetBackup Web ユーザーインターフェースは、次の機能を提供します。
Chrome や Firefox などの Web ブラウザからプライマリサーバーにアクセスする機能。Web UI でサポートされるブラウザについて詳しくは、NetBackup ソフトウェア互換性リストを参照してください。
NetBackup Web UI は、ブラウザによって動作が変わる場合があります。日付選択などの一部の機能は、一部のブラウザでは利用できないことがあります。こうした違いは、NetBackup の制限によるものではなく、ブラウザの機能によるものです。
重要な情報の概要を表示するダッシュボード。
役割ベースのアクセス制御 (RBAC) により、管理者は NetBackup へのユーザーアクセスを構成し、セキュリティ、ストレージ管理、または作業負荷の保護などのタスクを委任できます。
NetBackup セキュリティ設定、証明書、API キー、ユーザーセッションの管理。
NetBackup ホストのプロパティの管理。
データ保護は、保護計画またはポリシーを通じて実現されます (現時点では、ポリシーのサポートは制限されています。今後のリリースでポリシー形式が追加される予定です)。
検出機能とレポート機能により、マルウェアと異常が検出され、プライマリサーバーのバックアップデータのサイズを追跡する使用状況レポートが提供されます。また、Veritas NetInsights Console に簡単に接続して、NetBackup ライセンスを表示および管理できます。
メモ:
NetBackup Web UI は、1280x1024 以上の画面解像度で最適に表示されます。
NetBackup では、役割ベースのアクセス制御を使用して Web UI へのアクセス権を付与します。アクセス制御は、役割を通じて実行されます。
役割は、ユーザーが実行できる操作と、作業負荷資産、保護計画、またはクレデンシャルに必要なアクセス権を定義します。単一のユーザーに複数の役割を設定でき、ユーザーアクセスを完全かつ柔軟にカスタマイズできます。
RBAC は、Web UI と API でのみ利用可能です。
NetBackup のその他のアクセス制御方法は、拡張監査 (EA) を除いて、Web UI と API ではサポートされません。
NetBackup Web UI を使用すると、管理者はより簡単に NetBackup 操作とイベントを監視し、注意が必要な問題を特定できます。
ダッシュボードに、NetBackup の操作とセキュリティ情報の概要が表示されます。この情報には、ジョブ、証明書、トークン、セキュリティイベント、マルウェア検出、異常検出、および使用状況レポートが含まれます。
表示されるダッシュボードウィジェットは、ユーザーの RBAC の役割と権限によって異なります。
ジョブが失敗したときに管理者が通知を受信するように電子メール通知を設定できます。NetBackup は、受信電子メールを受け取ることができる任意のチケットシステムをサポートします。
保護計画によるデータ保護は、役割ベースのアクセス制御 (RBAC) を使用して完全に管理されます。NetBackup 管理者は、資産を表示および管理できるユーザーや、バックアップおよびリストアを実行できるユーザーを管理できます。デフォルトの作業負荷管理者の役割 (デフォルトの VMware 管理者など) では、ユーザーが保護計画、ジョブ、クレデンシャルにアクセスできます。
サポートされる保護計画の種類を参照してください。
保護計画には、次の利点があります。
作業負荷管理者は、バックアップスケジュールや使用されているストレージを含む保護計画を作成して管理できます。この管理者は、資産を保護する保護計画を選択します。
役割の権限を参照してください。
バックアップのスケジュールに加えて、保護計画には、レプリケーションと長期保持のスケジュールも含めることができます。
利用可能なストレージから選択するときに、そのストレージで利用可能な追加機能を確認できます。
作業負荷管理者の役割を持つユーザーは、保護計画を作成し、クレデンシャルを管理し、SLO を満たす保護計画に資産をサブスクライブし、保護状態を監視できます。
データ保護に引き続きポリシーを使用したい管理者は NetBackup の従来のポリシーを使用できます。
NetBackup の従来のポリシーのサポートを参照してください。
管理者は、Web UI からサーバー主導リストアを実行できます。この形式のリストアは、Cloud-object-store、MS-Windows、NDMP、Standard、Universal-Share、VMware のポリシー形式で利用可能です。
作業負荷管理者は、VM、データベース、その他の資産タイプのセルフサービスリカバリを実行できます。この形式のリカバリは、リカバリポイントで保護されている資産で使用できます。
インスタントアクセス機能をサポートする作業負荷の場合、ユーザーはスナップショットをマウントして、VM のファイルやデータベースにすぐにアクセスできます。