NetBackup™ Web UI 管理者ガイド
- NetBackup の概要
- 第 I 部 監視と通知
- 第 II 部 ホストの構成
- 第 III 部 ストレージの構成
- 第 IV 部 バックアップの構成
- 第 V 部 セキュリティの管理
- セキュリティイベントと監査ログ
- セキュリティ証明書の管理
- ホストマッピングの管理
- ユーザーセッションの管理
- プライマリサーバーのセキュリティ設定の管理
- アクセスキー、API キー、アクセスコードの使用
- 認証オプションの設定
- 役割ベースのアクセス制御の管理
- 第 VI 部 検出とレポート
- 第 VII 部 NetBackup 作業負荷と NetBackup Flex Scale
- 第 VIII 部 ディザスタリカバリとトラブルシューティング
容量ライセンスのレポートのスケジュール設定
デフォルトでは、NetBackup は、nbdeployutil を指定のスケジュールで実行するようにトリガして、増分的にデータを収集し、ライセンスレポートを生成します。最初の実行については、構成ファイルで指定した間隔がレポートの期間として使用されます。
容量ライセンスのレポート期間は、収集データの可用性に応じて、常に過去 90 日分です。90 日分より前のデータはレポートで考慮されません。nbdeployutil が実行されるたびに、nbdeployutil の最新の実行と前回の正常な実行の間の情報が収集されます。
現在の容量ライセンスレポートは、次のディレクトリに存在します。
Windows の場合: install_path\NetBackup\var\global\incremental
UNIX の場合: /usr/openv/var/global/incremental
以下のファイルが含まれます。
nbdeployutil の最新の結果について生成されたレポート。
増分的に収集されたデータを含むフォルダ。
古い生成済みのレポートを含むアーカイブフォルダ。
nbdeployutil ログファイル。
古いレポートはアーカイブフォルダに格納されます。Veritas 90 日以上のレポートデータを保持することをお勧めします。環境の要件に応じて、データは 90 日間より長く保持できます。古いレポートは、時間の経過とともに容量の使用状況がどのように変化したのかを示すのに役立つことがあります。レポートまたはフォルダは、不要になったときに削除します。
デフォルトパラメータを使用する場合、nbdeployutilconfig.txt ファイルは不要です。容量ライセンスについて、nbdeployutil は次のデフォルト値を使用します。
FREQUENCY_IN_DAYS=7
MASTER_SERVERS=local_server
PARENTDIR=folder_name
Windows の場合: install_path\NetBackup\var\global\incremental
UNIX の場合: /usr/openv/var/global/incremental
PURGE_INTERVAL = 120 (日数)
MACHINE_TYPE_REQUERY_INTERVAL = 90 (日数)
nbdeployutilconfig.txt ファイルが存在しない場合は、次の形式を使用してファイルを作成します。
[NBDEPLOYUTIL_INCREMENTAL] MASTER_SERVERS=<server_names> FREQUENCY_IN_DAYS=7 PARENTDIR=<folder_name_with_path> PURGE_INTERVAL=120 MACHINE_TYPE_REQUERY_INTERVAL=90
ライセンスレポートにカスタム値を使うには
- nbdeployutilconfig.txt ファイルを次の場所にコピーします。
Windows の場合: install_path\NetBackup\var\global
UNIX の場合: /usr/openv/var/global
- nbdeployutilconfig.txt ファイルを開きます。
- レポートを作成する頻度に合わせて
FREQUENCY_IN_DAYS
の値を編集します。デフォルト (推奨)
7
最小値
1
値が 0
増分レポートが無効になり、ライセンス情報は取得されなくなります。
パラメータの削除
nbdeployutil はデフォルト値を使います。
MASTER_SERVERS
の値を編集して、レポートに含めるプライマリサーバーのカンマ区切りのリストを含めるようにします。メモ:
Veritas Usage Insight では、プライマリサーバーが NetBackup 8.1.2 以降に配備されている必要があります。
値なし
nbdeployutil はデフォルト値を使います。
パラメータの削除
nbdeployutil はデフォルト値を使います。
次に例を示します。
MASTER_SERVERS=newserver,oldserver
MASTER_SERVERS=newserver,oldserver.domain.com
MASTER_SERVERS=myserver1.somedomain.com,newserver.domain.com
PARENTDIR
の値を編集して、データを収集して報告する場所のフルパスを含めるようにします。値なし
nbdeployutil はデフォルト値を使います。
パラメータの削除
nbdeployutil はデフォルト値を使います。
PURGE_INTERVAL
の値を編集して、レポートデータを削除する頻度を示す間隔 (日数) を指定します。120 日より古いデータは自動的にパージされます。デフォルト
120
最小値
90
値なし
nbdeployutil はデフォルト値を使います。
パラメータの削除
nbdeployutil はデフォルト値を使います。
MACHINE_TYPE_REQUERY_INTERVAL
を編集して、このマシン形式の更新のために物理クライアントをスキャンする頻度を指定します。デフォルト
90
最小値
1
値なし
nbdeployutil はデフォルト値を使います。
パラメータの削除
nbdeployutil はデフォルト値を使います。