Enterprise Vault™ Outlook ユーザー用ガイド(すべての機能)
アーカイブ済みアイテムの復元
アーカイブ済みアイテムはショートカットまたは仮想ボルトから簡単に表示できるため、通常、そのアイテムをメールボックスに復元する必要はありません。アイテムを復元すると、そのアイテムは元の形式で復元されます。たとえば、復元したアイテムがメールメッセージの場合は、通常どおりに返信もできます。
次のいずれかの方法でアーカイブ済みアイテムを復元できます。
ショートカットを使います。 アイテムをショートカットから現在のフォルダ(ショートカットが存在するフォルダ)または別のフォルダに復元できます。 また、アイテムをショートカットから復元済みアイテムという Enterprise Vault の特殊なフォルダに復元できます。[復元済みアイテム]フォルダが存在しない場合、Enterprise Vault は自動的に作成します。また、アイテムが復元されたら、ショートカットを削除するように選択することもできます。
仮想ボルトからメールボックスにアイテムをコピーまたは移動する Outlook の通常の操作を使います。
パブリックフォルダにアイテムを復元するには、そのフォルダへの所有者アクセス権を持っていることが必要です。所有者アクセス権を持っていない場合は、パブリックフォルダからメールボックスにショートカットをコピーできます。ここで、メールボックスにアイテムを復元できます。
Enterprise Vault では、オフラインで格納されているアイテムを復元する場合、時間がかかる場合があります。
Outloog リボンの Enterprise Vault オプションを使ってアーカイブ済みアイテムをショートカットから復元するには
- ショートカットがパブリックフォルダまたは PST ファイルに存在する場合は、ショートカットをメールボックス内のフォルダにコピーします。
- メールボックスで、復元するアイテムへのショートカットを選択します。 Outlook での通常の選択方法を使って、1 つまたは複数のショートカットを選択します。ショートカット以外の任意のアイテムを含めることができます。 Enterprise Vault ではこれらのアイテムは無視されます。
- [Enterprise Vault]タブの[処理]グループで、[復元]をクリックします。または、[その他の処理]メニューで[ボルトから復元]をクリックします。
- 必要な設定を選択します。 設定の詳細については、[ボルトから復元]ダイアログボックスの[ヘルプ]をクリックします。
- [OK]をクリックして、アイテムを復元することを確定します。元のアイテムがメールボックスに復元されます。
Enterprise Vault Office Mail App (Outlook 2013 以降) を使って、ショートカットからアーカイブ済みアイテムを復元するには
- ショートカットを選択します。
- Enterprise Vault Office Mail App で、[復元]をクリックします。 復元が進行中に Enterprise Vault による処理の実行を停止するには、[キャンセル]をクリックします。
仮想ボルトからアーカイブ済みアイテムを復元する方法
- 仮想ボルトで、復元するアイテムを選択します。 Outlook での通常の選択方法を使って、1 つまたは複数のアイテムを選択します。
- Outlook の通常の操作によってメールボックスにアイテムを移動またはコピーします。
たとえば、次の方法でアイテムを復元できます。
アイテムを移動するには、復元するメールボックスフォルダにドラッグします。または右クリックしてから[移動]、[その他のフォルダ]をクリックして[アイテムの移動]ダイアログボックスにあるメールボックスフォルダを選択します。
アイテムをコピーするには、[Ctrl]キーを押しながら、復元するメールボックスフォルダにドラッグします。