Enterprise Vault™ Outlook ユーザー用ガイド(すべての機能)
アーカイブするアイテムの選択について
Enterprise Vault では次の方法のいずれか、または両方でアーカイブするアイテムを選択します。
アイテムの経過日数によるアーカイブ。Enterprise Vault では、指定した経過日数に達するとアイテムが自動的にアーカイブされます。
メールメッセージの経過日数は、送信または受信した日からカウントされます。文書の経過日数は、最後に更新された日付から取得されます。
メールボックスのサイズを限度内に保つアーカイブ。メールボックスに一定の割合の空き容量が確保されるまで、Enterprise Vault によってアイテムが古い順にメールボックスにアーカイブされます。
これらの戦略の両方を適用すると、Enterprise Vault は、まず経過日数に基づくアーカイブを実行します。経過日数に基づくアーカイブでメールボックスに十分な空き領域が確保されない場合、Enterprise Vault は、必要な領域の割合が確保されるまでアイテムをさらにアーカイブします。
経過日数によるアーカイブとメールボックスのサイズの限度の割合によるアーカイブは、アーカイブするアイテムを選択するための主要な戦略です。Enterprise Vault によってサイズの大きいアイテムからアーカイブされるように管理者が設定している場合もあります。大きいアイテムを最初にアーカイブすることは、主要なアーカイブ戦略に追加する形で機能します。サイズの大きいアイテムからアーカイブすると、Enterprise Vault が比較的少数のアイテムをアーカイブするだけでメールボックスの空き容量を増やせるという点で便利です。
メモ:
管理者はアーカイブ戦略を制御する設定をロックして、ユーザーがこの設定を変更できないようにできます。