NetBackup™ 重複排除ガイド

稼働中の環境から IRE BYO 環境にバックアップイメージをレプリケートするために A.I.R. を構成するには

1. 次のコマンドを実行します。

   • NetBackup 証明書:

     /usr/openv/netbackup/bin/nbcertcmd -getCACertificate -server <production primary server>

     /usr/openv/netbackup/bin/nbcertcmd -getCertificate -server <production primary server> -token <token>

   • 外部証明書:

     /usr/openv/netbackup/bin/nbcertcmd -enrollCertificate -server <production primary server>

2. 次のコマンドを実行して、MSDP リバース接続を有効にします。

   /usr/openv/pdde/shell/bin/ire_network_control reverse_connection --add production msdp server

3. IRE スケジュールを構成していない場合、この手順は必要ありません。IRE スケジュールが構成されていない場合は MSDP リバース接続が 24 時間有効になるためです。稼働中のプライマリサーバーは、任意の SLP 時間帯で SLP レプリケーション操作を構成できます。

   MSDP リバース接続を構成したら、SLP 時間帯として NetBackup 本番ドメインに IRE スケジュールをコピーします。次のコマンドを使用します。

   /usr/openv/pdde/shell/bin/sync_ire_window --production_primary_server production primary server name --production_primary_server_username production primary server username [--slp_window_name slp_window_name ]

   以下はその説明です。

   production primary server name は、稼働中の環境のプライマリサーバーの完全修飾ドメイン名 (FQDN) です。

   production primary server username は、稼働中の環境で SLP と SLP 時間帯を一覧表示する権限を持つ NetBackup ユーザーのユーザー名です。

   production primary server username は、Windows の domain_name\user_name 形式である必要があります。

   slp_window_name は、IRE 時間帯と同期する SLP 時間帯の名前です。これは、省略可能なパラメータです。SLP 時間帯が指定されていない場合は、IRE_DEFAULT_WINDOW という名前の SLP 時間帯が稼働中のプライマリサーバーに作成されます。

4. その後、IRE MSDP ストレージサーバーを稼働中の NetBackup ドメインのレプリケーションターゲットとして追加できます。次に、次のコマンドを使用してレプリケーション操作を既存の SLP に追加し、稼働中の NetBackup ドメインから IRE MSDP ストレージサーバーにレプリケートします。

   /usr/openv/pdde/shell/bin/add_replication_op --production_primary_server production primary server name --production_primary_server_username production primary server username --source_slp_name source slp name --target_import_slp_name target import slp name --production_storage_server production storage server name --ire_primary_server_username ire primary server username --target_storage_server target storage server name --target_storage_server_username target storage server username --production_storage_unit msdp storage unit name used in source SLP [--slp_window_name slp window name]

   以下はその説明です。

   production primary server name は、稼働中の環境のプライマリサーバーの完全修飾ドメイン名 (FQDN) です。

   production primary server username は、稼働中の環境で SLP と SLP 時間帯を一覧表示する権限を持つ NetBackup ユーザーのユーザー名です。

   production primary server username は、Windows の domain_name\user_name 形式である必要があります。

   production storage server name は、稼働中の環境にある稼働中のストレージサーバーの完全修飾ドメイン名 (FQDN) です。

   ire primary server username は、IRE プライマリサーバーの管理者ユーザーのユーザー名です。

   ire primary server username は、Windows の domain_name\user_name 形式である必要があります。

   source slp name は、レプリケーション操作を追加する稼働中のプライマリサーバーの SLP 名です。

   target import slp name は、IRE プライマリサーバーのインポート SLP 名です。

   target storage server name は、ターゲットの MSDP ストレージサーバーの完全修飾ドメイン名 (FQDN) です。

   target storage server username は、ターゲットの MSDP ストレージサーバーのユーザー名です。

   slp_window_name は、IRE 時間帯と同期する SLP 時間帯の名前です。または、操作の前に稼働中のプライマリサーバー上に作成されます。これは、省略可能なパラメータです。SLP 時間帯を指定しない場合、操作の前に sync_ire_window コマンドを使用して作成する必要がある IRE_DEFAULT_WINDOW という名前の SLP 時間帯が使用されます。

   production_storage_unit は、ソース SLP で使用されている PureDisk 形式のストレージユニット名です。

   メモ:

   操作の前に、ソース SLP とターゲットのインポート SLP を作成する必要があります。