Veritas NetBackup™ インストールガイド
- インストールの準備
- NetBackup ライセンス
- UNIX システムでのサーバーソフトウェアのインストール
- Windows システムでのサーバーソフトウェアのインストール
- 管理インターフェースについて
- NetBackup クライアントソフトウェアのインストール
- NetBackup の構成
- NetBackup ソフトウェアのアップグレード
- NetBackup サーバーおよびクライアントソフトウェアの削除
- リファレンス
ライセンスキーについてよく寄せられる質問
次に、ライセンスキーの管理方法について頻繁に寄せられる質問事項を示します。
表:
質問 |
回答 |
---|---|
NetBackup のライセンスシステムは、他のベリタス製品のライセンスシステムと同じですか。 |
NetBackup では、他のベリタス製品でも使用される共通のライセンスシステムを使用しています。 ただし、共通のライセンスシステムによって、各製品のライセンス機能の採用方法が柔軟になっています。たとえば、NetBackup ではノードロックライセンスシステムを採用していませんが、他のいくつかの製品ではノードロックライセンスシステムを採用しています。 |
ライセンスキーはどのような形式ですか。また、ライセンスキーにはどのような情報が含まれていますか。 |
キーは、シリアル番号です (例: xxxx-xxxx-xxxx-xxxx-xxxx-xxx)。ライセンスキーには次の情報が含まれています。
|
ライセンスキーにはシリアル番号が割り当てられていますか。 |
はい。シリアル番号情報がキーに埋め込まれています。 |
所有しているライセンスキーに関するレポートを表示できますか。 |
はい。ライセンスキーに関する情報はマスターサーバーに格納されています。 情報にアクセスするには、NetBackup 管理コンソールを開き、[ヘルプ (Help)]、[ライセンスキー (License Keys)]の順に選択します。 UNIX サーバーでは、次のコマンドを実行することもできます。 /usr/openv/netbackup/bin/admincmd/get_license_key レポートの表示方法について詳しくは、『NetBackup 管理者ガイド Vol. 1』を参照してください。 |
別ライセンス製品およびエージェントを使用可能にする方法を教えてください。 |
NetBackup のインストール時に、すべての別ライセンス製品およびエージェントのライセンスキーを入力するように求められます。 エージェントまたは他のアドオン製品を後から購入した場合は、ライセンスキーを手動で入力できます。NetBackup 管理コンソールを開き、[ヘルプ (Help)]>[ライセンスキー (License Keys)]を選択します。 UNIX サーバーでは、次のコマンドを実行することもできます。 /usr/openv/netbackup/bin/admincmd/get_license_key |
ライセンスキーは入力後も保管する必要がありますか。 |
はい。ライセンスキーのコピーは安全な場所に保管しておいてください。 |
ライセンスキーを紛失した場合、どうすればよいですか。 |
ベリタス社では、ユーザーに発行したすべてのライセンスキーを記録しています。 ライセンスキーを紛失した場合は、ご購入先にお問い合わせいただくと、キーのコピーを入手できます。 Veritasの提携会社から NetBackup を購入した場合は、キーに関する情報はその提携会社にお問い合わせください。 |
大量注文の場合のライセンスキーにはどのように対応していますか。 |
NetBackup のインストールの多くは非常に大規模で、長いライセンスキーが使用されます。 ライセンスキーを何度も入力することは時間のかかる作業です。購入する NetBackup コンポーネントの種類ごとに 1 つのライセンスキーを要求できます。たとえば、50 の Oracle エージェントを使用するために、1 つのライセンスキーを入手できます。サイトライセンスでは、特定の NetBackup エージェントまたは別ライセンス製品を無制限に使用できます。 ただし、購入する NetBackup コンポーネントの種類ごとに固有のライセンスキーが必要になります。個別のライセンスキーは NetBackup サーバー、Lotus Notes エージェント、または NDMP オプションのようなコンポーネントに必要になります。 |
サイトライセンスの場合のライセンスキーにはどのように対応していますか。 |
サイトライセンスは大量注文の場合と同様の対応になります。サイトライセンスの証明書には、無制限の数に対して有効なライセンスキーであることが明記されます。 |
NetBackup リモート管理コンソールを使用可能にするにはライセンスキーが必要ですか。 |
いいえ。NetBackup リモート管理コンソールには、特別なライセンスキーは必要ありません。NetBackup リモート管理コンソールは、マスターサーバーにアクセス可能な任意のコンピュータにインストールできます。 |
ライセンスキーは何回でも使用できますか。 |
はい。ライセンスキーは何回でも使用できます。ただし、購入したライセンス数を超える NetBackup サーバー、クライアント、エージェント、別ライセンス製品をインストールしたり使うことは法律的に認められていません。 |
既存のユーザーの場合、ライセンスキーを入手する方法を教えてください。 |
ベリタス社と現行の保守契約を締結しているすべての NetBackup ユーザーは、最新バージョンの NetBackup を自動的に入手できます。 NetBackup メディアキットを受け取り、ライセンスを購入したコンポーネントごとのライセンスキーを受け取ります。 ベリタス社の提携会社と保守契約を締結している場合は、提携会社を介してアップグレードを行います。 詳しくは、提携会社にお問い合わせください。 |
正しいライセンスキーを入手していない場合の対処方法を教えてください。 |
正しいライセンスキーを受け取っていない場合は、ライセンスキーの証明書に記載されている注文管理部門の電話番号にお問い合わせください。テクニカルサポートでは、正規のライセンスキーは発行できません。ライセンスキーは、注文管理部門からのみ受け取ることができます。テクニカルサポートでは、正規のライセンスキーに関する問題が解決するまで、1 か月間有効の一時ライセンスキーを発行できます。 |
評価版のライセンスでは何が有効になりますか。 |
評価版のライセンスを使用すると、事前に決定されている期間は、NetBackup と、そのエージェントおよび別ライセンス製品を無制限に使用できます。 |
評価版の期限切れが近づいたら通知されますか。 |
ライセンスキーの有効期限を調べるには、NetBackup 管理コンソールを開き、[ヘルプ (Help)]>[ライセンスキー (License Keys)]を選択します。 UNIX サーバーでは、次のコマンドを実行することもできます。 /usr/openv/netbackup/bin/admincmd/get_license_key |
評価版のライセンスの期限が切れるとどうなりますか。 |
NetBackup サービスまたはデーモンが停止されます。製品を使用しようとすると評価期間が終了したことが通知されます。 |
評価版のライセンスの期限が切れた場合、バックアップ構成とカタログ情報は保存されますか。 |
はい。NetBackup の評価版に正規のライセンスを追加すると、すぐにカタログ情報および構成情報にアクセスできるようになります。 |
評価版のライセンスを正規のライセンスにアップグレードする方法を教えてください。 |
とても簡単です。正規のライセンスを購入して NetBackup に追加します。評価版の構成情報とカタログデータはすべて保持されています。 正規のライセンスキーを入力するには、NetBackup 管理コンソールを開き、[ヘルプ (Help)]>[ライセンスキー (License Keys)]を選択します。 UNIX サーバーでは、次のコマンドを実行することもできます。 /usr/openv/netbackup/bin/admincmd/get_license_key |