Veritas NetBackup™ インストールガイド
- インストールの準備
- NetBackup ライセンス
- UNIX システムでのサーバーソフトウェアのインストール
- Windows システムでのサーバーソフトウェアのインストール
- 管理インターフェースについて
- NetBackup クライアントソフトウェアのインストール
- NetBackup の構成
- NetBackup ソフトウェアのアップグレード
- NetBackup サーバーおよびクライアントソフトウェアの削除
- リファレンス
NetBackup Java Runtime Environment について
次の製品のいずれかをインストールするときに、ベリタスはカスタマイズされたバージョンの Java Runtime Environment (JRE) をインストールします。
NetBackup マスターサーバー、メディアサーバー、またはクライアントソフトウェア
NetBackup リモート管理コンソール
OpsCenter サーバー、エージェント、または View Builder
カスタマイズされたバージョンの JRE には、標準 JRE インストールに含まれる man
、plugin
など、すべてのディレクトリが含まれているわけではありません。
以前は、NetBackup または OpsCenter と共にインストールされる JRE パッケージは、いずれかのソフトウェアの以降のリリースにアップグレードした場合にのみ更新されました。nbcomponentupdate ユーティリティを使用して、JRE を以下の製品でサポートされているバージョンに更新することができます。
NetBackup マスターサーバー、メディアサーバー、またはクライアントソフトウェア
NetBackup リモート管理コンソール
OpsCenter サーバー、エージェント、または View Builder
メモ:
このユーティリティを使用して、VMware vCenter 用 NetBackup プラグイン用の JRE を更新することはできません。
システムで NetBackup 8.0 以降を実行している場合、表: JRE 更新ユーティリティの場所 を使用して、nbcomponentupdate ユーティリティの場所を特定します。
表: JRE 更新ユーティリティの場所
製品 |
オペレーティングシステム |
パス |
---|---|---|
NetBackup |
Windows |
|
UNIX または Linux |
| |
OpsCenter Server |
Windows |
|
UNIX または Linux |
| |
OpsCenter Agent |
Windows |
|
OpsCenter View Builder |
Windows |
|
リモート管理コンソール |
Windows |
|
NetBackup 7.7.x 以前がある場合、以下の場所から nbcomponentupdate ユーティリティをダウンロードします。
https://www.veritas.com/support/ja_JP/article.000115043
nbcomponentupdate コマンドとそのパラメータに関する詳細情報を参照できます。
NetBackup とともにインストールされる JRE は、その NetBackup リリースに対してサポートされているメジャーバージョンです。サポートされているメジャー JRE バージョンのマイナーバージョンに更新するには、このユーティリティを使用します。たとえば、NetBackup 8.0 が JRE 1.8.0.31 をインストールした場合、サポート対象のメジャーバージョンは 1.8 です。JRE 1.8.0.92 に更新するには、このユーティリティを使用します。
ベリタスは、JRE ベンダーがインストール済みの JRE バージョンに対し End-of-Life を宣言した場合にのみ別のメジャー JRE バージョンに更新することを推奨します。お使いの環境にインストール済みの JRE バージョンでもある JRE 1.8 に対し、JRE ベンダーが End-of-Life を宣言した場合は、JRE 1.9 に更新します。
JRE を更新しようとする前に、NetBackup などの製品を終了します。更新時に製品が実行中である場合、ユーティリティが終了し、製品を終了するように求めるエラーメッセージが表示されます。
注意:
JRE 更新が進行中の場合、ユーティリティを停止しないでください。このアクションにより、JRE を使用する NetBackup などの製品が不安定になる可能性があります。
追加バージョンの JRE がその他のアプリケーションに対してシステムにインストールされている場合、NetBackup JRE はそれらの JRE と干渉しません。NetBackup JRE は Web ブラウザとの統合を行ったり、Java アプレットまたは Web Start の実行を許可したりするものではありません。したがって、NetBackup JRE は Java アプレットまたは Web Start の脆弱性を利用するタイプのブラウザベースの攻撃で使用されることがありません。
NetBackup JRE アラートに関する詳しい情報を参照できます。