Veritas NetBackup™ インストールガイド
- インストールの準備
- NetBackup ライセンス
- UNIX システムでのサーバーソフトウェアのインストール
- Windows システムでのサーバーソフトウェアのインストール
- 管理インターフェースについて
- NetBackup クライアントソフトウェアのインストール
- NetBackup の構成
- NetBackup ソフトウェアのアップグレード
- NetBackup サーバーおよびクライアントソフトウェアの削除
- リファレンス
Windows および Windows クラスタのインストールおよびアップグレード要件
表: Windows および Windows クラスタでの NetBackup のインストールおよびアップグレード要件は NetBackup のインストールのために Windows システムを準備するための要件を記述します。各項目に対応するためにチェックリストとしてこの表を使ってください。
インストールの必要条件に関する最新情報について詳しくは SORT Web サイトを参照してください。SORT に関する詳しい情報を参照できます。
Veritas Services and Operations Readiness Tools についてを参照してください。
注意:
ベリタスでは、インストールまたはアップグレードの後、nbdb_move コマンドを使って Windows クラスタ上のデフォルト以外の場所に NetBackup カタログを移動することがサポートされます。ただし、アップグレードを成功させるためには、アップグレードの前に NetBackup カタログをデフォルトの場所に戻す必要があります。カタログがデフォルトの場所にない場合、NetBackup のアップグレードは行わないでください。アップグレードの前にデータベースをデフォルトの場所に移動しなかった場合、マスターサーバーが使用できなくなります。nbdb_move についての詳しい情報を参照できます。
表: Windows および Windows クラスタでの NetBackup のインストールおよびアップグレード要件
チェック | 要件 | 詳細 |
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オペレーティングシステム |
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メモリ |
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ディスク領域 |
メモ: ディスク領域の値は初回インストール用です。NetBackup カタログはマスターサーバーが本番環境になっているときにかなり多くの領域を必要とします。 | |
一般要件 | 以下の項目すべてがあることを確認します。
メモ: Windows 2008 Server、Windows 2008 R2 Server、Windows 2012 R2、Windows 2012 (UAC 有効化)、Windows Server 2016 環境で NetBackup をインストールするには、正規の管理者としてログオンする必要があります。管理者グループに割り当て済みであり、正規の管理者ではないユーザーは、UAC が有効な環境で NetBackup をインストールできません。管理者グループのユーザーが NetBackup をインストールできるようにするには、UAC を無効化します。 | |
リモートインストールおよびクラスタインストール | リモートインストールおよびクラスタインストールには、前述のすべてのインストール要件に加えて、次のガイドラインが適用されます。
クラスタ要件に関する詳細情報を参照できます。 | |
リモート管理コンソールのホスト名 | マスターサーバーのインストール中に、リモート管理コンソールホストの名前を入力する必要があります。 | |
NetBackup 通信 | ネットワークがすべてのサーバーおよびクライアントから認識され、相互に通信できるように構成されていることを確認します。 通常は、ping コマンドを実行してサーバーからクライアントにアクセスできるように設定されていれば、NetBackup でも正しく動作します。
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CIFS マウントされたファイルシステム | CIFS マウントされたディレクトリへの NetBackup のインストールはサポートされていません。CIFS マウントしたファイルシステムのファイルロックは確実でない場合があります。 | |
ストレージデバイス | ロボットおよびスタンドアロンテープドライブなどのデバイスが製造元の指示どおりに取り付けられ、Windows ソフトウェアから認識されている必要があります。 | |
サーバー名 | サーバー名の入力を求められたら、適切なホスト名を常に入力してください。IP アドレスを入力しないでください。 | |
バージョンの混在 | 使用を計画しているクライアントの最新バージョンと同じかそれ以上のリリースレベルの NetBackup サーバーをインストールしてください。サーバーソフトウェアのバージョンが古い場合、新しいバージョンのクライアントソフトウェアとともに使用すると、問題が発生する可能性があります。 NetBackup のバージョン間の互換性についてを参照してください。 | |
Windows 2008/2008 R2 Server Core、2012/2012 R2 Server Core でのインストール/Windows 2016 | NetBackup はこれらのコンピュータにサイレントインストール方式でのみインストールできます。 | |
他のバックアップソフトウェア | 現在システムに構成されている他のベンダーのバックアップソフトウェアをすべて削除します。他のベンダーのバックアップソフトウェアによって、NetBackup のインストールおよび機能に悪影響が及ぼされる場合があります。 | |
Web サービス | NetBackup 8.0 より、NetBackup マスターサーバーには、重要なバックアップ操作をサポートするための構成済み Tomcat Web サーバーが含まれます。この Web サーバーは、権限が制限されているユーザーアカウント要素の下で動作します。これらのユーザーアカウント要素は、各マスターサーバー (またはクラスタ化されたマスターサーバーの各ノード) で使用できる必要があります。詳細情報を参照できます。 NetBackup マスターサーバー Web サーバーのユーザーとグループの作成を参照してください。 メモ: ベリタスは、NetBackup Web サービスに使用するユーザーアカウントの詳細を保存することを推奨します。マスターサーバーのリカバリでは、NetBackup カタログのバックアップが作成されたときに使われたものと同じ NetBackup Web サービスのユーザーアカウントとクレデンシャルが必要です。 メモ: セキュアモードで NetBackup PBX を実行する場合は、Web サービスユーザーを PBX の権限を持つユーザーとして追加します。PBX モードの判別と、正しくユーザーを追加する方法について詳しくは、次をご覧ください。 | |
CA 証明書の指紋 | (該当する場合) メディアサーバーとクライアントのみの場合: NetBackup 認証局 (CA) を使用する場合、インストール時にマスターサーバーの CA 証明書の指紋を把握している必要があります。この要件は、NetBackup 認証局を使用する場合にのみ適用されます。CA 証明書の指紋と、セキュリティ証明書の生成時のこの指紋の役割について詳しくは、次を参照してください。 | |
認証トークン | (該当する場合) メディアサーバーとクライアントのみの場合: 場合によっては、セキュリティ証明書を正常に配備するために、インストーラの実行時に認証トークンが必要です。認証トークンと、セキュリティ証明書の生成時のこのトークンの役割について詳しくは、次を参照してください。 NetBackup 認証局 (CA) を使用すると、場合によっては、セキュリティ証明書を正常に配備するために、インストーラの実行時に認証トークンが必要になります。認証トークンと、セキュリティ証明書の生成時のこのトークンの役割について詳しくは、次を参照してください。 | |
外部認証局 | マスターサーバー (クラスタを含む) の場合: 外部認証局の構成は、インストール後のアクティビティです。 メディアサーバーおよびクライアントの場合: インストール処理中、またはインストールの完了後に ECA を構成できます。インストール後の構成について詳しくは、次の記事を参照してください。 | |
Veritas Smart Meter のカスタマ登録キー | NetBackup 8.1.2 以降、Veritas Smart Meter のカスタマ登録キーを指定する必要があります。Veritas Smart Meter に関する詳しい情報を参照できます。 Veritas Smart Meter についてを参照してください。 NetBackup 8.1.2 へのインストールとアップグレード中は、インストーラが メモ: NetBackup では、カスタマ登録キーのファイル名に短いファイル名形式 (8.3 形式) を使用することはサポートされていません。 |
UNIX および Linux のインストールおよびアップグレード要件を参照してください。