NetBackup™ Self Service インストールガイド
IIS に関する考慮事項
インストールを開始する前に、IIS の構成方法について考慮する必要があります。IIS では 4 つのコンポーネントがインストールされます。
ポータル Web サイト
ポータル Web サービス
アダプタページ
アダプタ Web サービス
これらのコンポーネントに対するセキュリティ上の考慮事項は異なります。ポータル Web サイトとアダプタページは、システムのすべてのユーザーが表示できる必要があります。この要件は、Web サイトをパブリックインターネットで公開する場合があることを意味します。ポータル Web サービスとアダプタ Web サービスは統合ポイントを提供します。これらのページにアクセスできる必要があるのは内部システムだけです。
2 つの IIS Web サイトをコンポーネント用に作成する構成をお勧めします。1 つ目の IIS Web サイトでは、ポータル Web サイトとアダプタページをホストします。2 つ目の IIS Web サイトでは、ポータル Web サービスとアダプタ Web サービスをホストします。
IIS で 2 つの Web サイトを作成します。1 つ目は、ポータルとアダプタのパネルをホストするパブリック向け Web サイトです。2 つ目は、Web サービスをホストするプライベート Web サイトです。IIS Web サイトのセキュリティを構成します。プライベート IIS Web サイトの可視性を必ず制限して、パブリックインターネットで公開されないようにしてください。
10.0 リリース以降、NetBackup Self Service は対応する証明書を使用してポート 443 でデフォルトのバインドを作成します。
NetBackup Self Service にパブリック Web サイトとプライベート Web サイトの両方がある場合、NetBackup Self Service はポート 443 へのデフォルトのバインドを持つ 1 つ目の Web サイトを作成します。NetBackup Self Service は、ポート 444 へのデフォルトのバインドと対応する証明書で、2 つ目の Web サイトを作成します。