NetBackup™ for Nutanix Acropolis Hypervisor (AHV) 管理者ガイド
- NetBackup for Acropolis Hypervisor (AHV) の概要
- Nutanix for AHV を使用する前の前提条件と考慮事項
- AHV による NetBackup 通信の設定
- AHV 用 NetBackup ポリシーの設定
- バックアップとリカバリ
- Nutanix AHV 仮想マシンのバックアップを作成する
- Nutanix AHV 仮想マシンのリカバリ処理の概要
- 問題のトラブルシューティング
- 付録 A. Nutanix AHV 仮想マシンをバックアップおよびリストアするための NetBackup コマンド
NetBackup サーバーとクライアントの ECA_TRUST_STORE_PATH
ECA_TRUST_STORE_PATH オプションでは、信頼できるすべてのルート CA 証明書を含む証明書バンドルファイルへのファイルパスを指定します。
この証明書ファイルには、PEM 形式の 1 つ以上の証明書が必要です。
Windows 証明書ストアを使用する場合、ECA_TRUST_STORE_PATH オプションを指定しないでください。
トラストストアは次の形式の証明書をサポートします。
信頼できるルート認証局の、バンドルされている証明書を持つ PKCS #7 または P7B ファイル。このファイルは、PEM または DER でエンコードされている場合があります。
信頼できるルート認証局の PEM エンコードされた証明書が連結されて含まれるファイル。
このオプションは、ファイルベースの証明書で必須です。
Cloudera ディストリビューションのルート CA 証明書は、Cloudera 管理者から取得できます。Hadoop クラスタで手動 TLS 構成または自動 TLS が有効になっている場合があります。いずれの場合も、NetBackup では管理者からのルート CA 証明書が必要になります。
セキュア (SSL) クラスタの場合、Hadoop クラスタのルート CA 証明書を使用してすべてのノードの証明書を検証し、NetBackup でバックアップおよびリストアプロセスを実行できます。このルート CA 証明書は、このようなすべてのノードに対して発行された証明書のバンドルです。
自己署名 CA 環境、サードパーティ CA 環境、ローカル/中間 CA 環境の場合、ECA_TRUST_STORE_PATH でルート CA の証明書を構成する必要があります。たとえば、自動 TLS が有効な Cloudera 環境では、通常、cm-auto-global_cacerts.pem
という名前のルート CA ファイルが /var/lib/cloudera-scm-agent/agent-cert
のパスに置かれています。詳しくは、Cloudera のマニュアルを参照してください。
表: ECA_TRUST_STORE_PATH の情報
使用方法 |
説明 |
---|---|
使用する場所 |
NetBackup サーバーまたはクライアント上。 VMware または RHV サーバーに対して証明書の検証が必要な場合、NetBackup がホストの通信に使用する認証局 (NetBackup CA または外部 CA) に関係なく、NetBackup プライマリサーバーとそれぞれのアクセスホストでこのオプションを設定する必要があります。 |
使用方法 |
オプションを表示、追加、変更するには、nbgetconfig コマンドと nbsetconfig コマンドを使用します。 これらのコマンドについて詳しくは、『NetBackup コマンドリファレンスガイド』を参照してください。 次の形式を使用します。 ECA_TRUST_STORE_PATH = Path to the external CA certificate 例: |
同等の管理コンソールのプロパティ |
NetBackup 管理コンソールのホストプロパティには、このエントリに相当するエントリは存在しません。 |